ИНК特別講義 | 超天才の私 | 一番アタマを使う瞬間
はじめに | 超天才の私
書く時間。そろそろ本当のことを書かねばならないときだ。
最近知ったのだが、どうやら私は本当に「超天才」らしいのだ。そういえば、小さな頃から「頭がいいね🎵」って褒められることが多かった。どんな「診断」を受けても、たいてい「超天才」の判定が出てしまう。
自覚症状がない。どちらかというと、「痴呆なのでは?」と心配になる場合のほうが多い。
考え事をして、靴下を反対にはいたり、トイレの後、前のチャックを上げることを忘れてしまうことは、週1ペースである。
とりあえず、自分語りはここまでにして、私のような「超天才」になるための秘訣を書いておこう。
[ 1 ] 汗牛充棟の頭脳論
集中力の持続時間
集中力が続く時間は、せいぜい30~40分。長く見積もっても90分くらい。それ以上の時間になると、ボーッとする時間が増える。
90分×1、90分×2で、計画を立てて勉強するとよい。
脳活性化法
脳に血液が循環するように、有酸素運動をすると、脳が活性化する。
単純な計算をこなす
人間の頭が活発に活動するのは、難しい問題に頭を抱えている時ではなく、単純な計算をスピーディにおこなっている瞬間である。
英語は早く学んだほうがよいか?
It depends.(時と場合による)
読書をすると頭がよくなる
[ 2 ] 君たちはどう思うか
ここまで読んで、君たちはどう思っただろうか。「なるほど!こういうふうに勉強すれば超天才になれるのか!」と思っただろうか。
残念ながら、上の「[1]汗牛充棟の頭脳論」を読んで、これを実行すれば天才になれると思ったそこのあなた!、あなたは天才にはなれません。少なくとも、『私のような』超天才には。
私のような超天才は、上のような著書を見たとき、そのキャッチーな言い回しに惑わされることなく、まず最初に思うことは、「本当だろうか?前提がおかしくないだろうか?」と疑うことです。
現在のように、科学が飛躍的発展を遂げた世の中では、「科学的なこと」と「科学を装ったもの」とが混在しているのです。
特にいっけん「脳科学」的に書かれたものを読むときには注意が必要だ。
ちょっと考えてみよう!
そもそも「脳が活性化している状態」とは何だろう?、と立ち止まってみよう。活性化している状態は目に見える事象だろうか?
よくあるのが、脳に電極をつけて脳波の動きを見たり、血流の量を測定して、値が大きければ「脳が活性化している」と見なすというもの。
たとえば、もし脳に巡る血流が多ければ多いほど脳が活性化していると言えるならば、全力疾走した直後が最も脳が活性化している状態ということになる。自分の経験から言っても、おそらくあなたの経験から言っても、心臓がバクバク・息が(;´Д`)ハァハァのとき、「あぁ、脳が活性化してるなぁ」なんて実感できないでしょう。というか、ホントに疲れてたら、何も考えられないのは明白ではないだろうか?
電極にしたって似たり寄ったり。感電🔋しているとき、脳が活性化しているわけがない!
科学というものが相手にしているのは、基本的に「測定できること」だけです。もちろん物理学や天文学のように、物体や惑星の動きを正確に計算できる場合もありますが、生物、特に人間の脳は、単なる物質として扱うには複雑すぎるのです。
だから単純化して、電気の量・血液の量のように、測定できるものを使って「推論・推測」を重ねているに過ぎません。もちろん、正しいこともあるでしょうけれども、測定されていない・できないものが、あたかもまるで存在していないかのように考えることは危険です。
優れた脳あるいは超天才というものは、たいてい一般化を拒む性質をもっています。一般人とは異なるから、天才は天才なのであって、簡単にわかることだけを摘まみ食いして分かったような気になるな!、ということです。
[ 3 ] 天才は悲しみが深い
小林秀雄はこんなことを言っています。違う文脈で語ったことばですが、天才についても当てはまる。
「自分の経験した異常な直観が悟性的判断を越えているからと言って、この経験を軽んずる理由にはならない」
私のような超天才の思考経路は、あなたたちのような凡人の思考回路とは、まったく異なるものです。
私には私の直観はいつも正しいように思える。しかし、その考えは、凡人とは異なる。この世は凡人だらけである。それ故に、私のような超天才はいつも悲しい思いをしているのです。
[まとめ]
「わかってくれ!」とは言わないが、凡人の皆様方、私が変なことを言ったからといって、迫害しないでください。誰にも理解されなくても、正しい真理というものがあるのです… …。
妄想小説(完)
この物語はフィクションです😃💕
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記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします