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詩 | 熱と笑顔

強気で生きてきたけれど
支えになってきた人を亡くしたとき
体がイカれてしまった

本当にいい思い出ばかりだった
たぶん生涯忘れることはないでしょう
けれど この悲しみは一刻も早く忘れたい

小さい頃から振り向けば
いつもそこには兄の微笑みがあった
結婚しても無意識に夫と比べる私がいた

闘病生活が長かったから
最後に兄の笑顔を見たのは
いつだったのか思い出せない

見舞いに行って苦しむ姿を見ても
触れた手のひらに感じた熱に
遠い日の兄の微笑を見ていた

知らせを受けて兄の手に手をあてた時
もうすでに熱を感じることはなかった
兄の笑顔はこの世から消えてしまった

私にはこの事実を受け止める力はない
いいことも悲しいことも
すべて忘れ去ってしまいたい

和代!もうオレのことは
すべて忘れなよ
君には立派な旦那様がいるじゃないか

兄さん!
兄さんとの楽しい思い出を
捨てるくらいなら
私はこの悲しみとともに生きてみせる



記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします