昭和•平成初期のプロ野球をこよなく愛する僕。 最近読んだ『一球の記憶』(宇都宮ミゲル著)は読み応えがあり、昭和プロ野球の素晴らしさを改めて実感できた名著だった。 プロ野球を夢中になって観ていた日々…。 昭和プロ野球選手たちの記憶に残る一球は、昭和プロ野球の名勝負を演出した一球でもあり、プロ野球の歴史を作った一球でもある。 一球を語る選手の言葉に魅了されながら、プロとしての矜持が伝わる言葉を知ることができたのも『一球の記憶』の醍醐味だ。 『一球の記憶』を読み終え、心に
プロ野球の本を読みながら、久しぶりに鳥肌が立った。 『一球の記憶』宇都宮ミゲル著 宇都宮ミゲルさんの本を初めて読んだが、宇都宮さんは相当な昭和プロ野球ファンとお察しした。 いや、ただのファンではなく、大ファン、昭和プロ野球マニアの域かもしれない。 『一球の記憶』とは、 全37章、37人の元プロ野球選手が『記憶の中に残り続ける一球』を語る本だ。 僕の知りうる限り、記憶に残る『試合』について語った本はあったが『一球』を語る本はなかったのではないか。 目次を眺める。 3
初めてお便りを書きます。突然の無礼をお許しください。 それと、文字助師匠とお呼びすることもお許しください。 ちょうど1年ほど前、弟弟子の立川キウイ師匠が『談志のはなし』という本を出されました。 立川談志家元のファンになって間もない僕は、16年も前座を務め、3度の破門を乗り越えて立川流真打ちに昇進したキウイ師匠から見た家元の姿が知りたくて購入しました。 『談志のはなし』の中に、文字助師匠がキウイ師匠にシミジミ話した言葉がありました。 「どうにもならない時ってある。そんな時
こんな特集を待っていた。 『似て非なる名将』 落合博満と野村克也 その通り。お二人とも監督として日本一に輝いている。 現役時代は『三冠王』に輝いた強打者。引退後はプロ野球評論家、解説者として活躍。 クロマティがファウルするコースを見事に当てた『野村スコープ』をリアルタイム中継で観てびっくりしたし、2003年日本シリーズダイエー対阪神の勝敗をぴたりと予想した落合さんの分析力にも唸った。 きっと『お二人にしか見えない何か』があったのだろう。 それがプロ野球の奥深さかもしれ
欲しかった本を手に入れた時のうれしさと比較できるものは、そうはありません。 『万年前座 僕と師匠・談志の16年』 立川キウイ著 「桃栗3年 柿8年 キウイは前座を16年」と書かれた帯は、 あの立川流に、落語史上最強の落ちこぼれがいた 「放っとけ~別に死にゃしない」立川談志 と続く。 この本は絶版になっており、新品で入手は不可能。ネットで中古品を探してみると、『談志のはなし』が好調ということもあって
ピアニカたろうです。 今回は定期購読しているPHPの3月増刊号について書きました。 よかったらおつきあいください。 PHP 3月増刊号を手に取って、タイトル「いいことが舞い込む人」を読んだ瞬間、 『いままでの人生で最もつらかった時期』と『それをどう乗り切ったか』を思い出しました。 いまから20年ほど前のこと。 嫌なことってこんなに続くものなのかというくらい、「嫌なことばかり舞い込む時期」がありました。 なんとか好転させようと、あがけばあがくほど深みにはまる感じ。
ピアニカたろうです。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。 年末年始休暇を利用して、2022年をどう過ごすか、仕事のことや日々の生活について考えておりました。 考えた結果、 今年は、とにかく気分よく過ごそう。 と決めました😄 気分よく過ごすために、どうすればいいか。 自分の基準を持ち、周囲に流されない。好きな人や好きなものを大切にする。好きなことを続ける。やるべきことはしっかりやる。嫌なこと、嫌いな人、嫌いな場所はできる限り関わらない、避ける。 この5つが普通に
落合博満さんの大ファンを自負する自分。 だからこそ、『嫌われた監督』を読んだ自分の気持ちを、自分の言葉で正直に書きたいと思う。 最初に、 『嫌われた監督』というタイトルを見た時、「読むべきか、読まざるべきか」と考えた。 著者の鈴木忠平さんよ、これ失礼すぎるタイトルじゃないか?という「怒りに近い感情」をもったからだ。私は、落合博満さんが中日ドラゴンズ監督に就任してから勇退(解任ではなく勇退と書く)までの間、親会社のスポーツ紙を新規購読し、テレビや雑誌もチェックしていた。
拝啓 向寒の候 益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。 このたびは、ピアニカたろう『談志のはなし』note をTwitterでご紹介くださりありがとうございます。 著者であるキウイ師匠にnote を読んでいただいたことだけでも光栄なのに、Twitterで取り上げていただき、こちらこそ感謝多謝です。 生憎、私はTwitterをやっておりませんのでキウイ師匠のTwitterにリプできず、ならば感謝の気持ちをnote にしたためたいと、遅ればせながら投稿しました。 私、今
仕事に区切りがついて、時間ができた午後。 ふと思い立って、少し遠出してみた。 ついこの前まで「暑い」と言いながら、大好きな夏を楽しんでいたけど。 気がつけば、11月。 季節は確実に冬に向かっている。 その途中の「秋の風景」。 気がつくと好きな場所にいた。 自然が出迎えてくれる感じがする公園。 いつものように、 まずは遠くを見る。 あまり好きではない街並が小さく見える。 離れることができて、正直ホッとしている。 そしてゆっくり上を見る。 空の「青」
ピアニカたろうです。 最近読んだ本を紹介します。 よかったらおつきあいください。 『談志のはなし』立川キウイ著少し前、BSプレミアムで『立川談志 71歳の反逆児』というドキュメンタリー(再放送)を初めて観ました。 「71歳の落語家」が「落語」に向き合う姿は「反逆児」どころか、 まっすぐで正直で、「落語」に殉じるくらいの覚悟を持った人じゃないか。立川談志をもっと知りたい。そう思い、YouTubeで立川談志さんに関する動画を手当たり次第観ました。 次に、立川談志さんにつ
「名前、決めないとな」 おれが『たろう』の家にきた日。 用意された新しい食器、おもちゃ、トイレを眺めていた時に『たろう』はそう呟いた。 おれの『名前』が決まるのに、まさかこんなに時間がかかるとは思ってなかった。 正直なところ、おれは『名前』を気に入ってない。そもそも『名前』って必要なのかな? 「うーん…」 おれの姿を目で追いながら、考え込んでいる『たろう』。 おれは部屋の中を警戒しながら歩きまわり、敵がいないことを確認して安心した。 「あっ、そうだ!」 『た
おれは、ネコ。 この家に住むことになって、2度目の夏が終わろとしている。 おれはこの家で「たろう」と呼ばれる男と暮らしている。 縁あって、「たろう」と暮らし始めたのが去年の夏の始め。よく晴れた、とても暑い日だった。 「たろう」は少々変わっているがいい奴だ。 毎日欠かさずメシをくれる。 おれが好きなメシの種類も把握して、何種類かを適度な量に分けてくれる。 メシをくれるたびに「たろう」は「けんこうだいいち」とおれに言う。まるで自身に言い聞かせているように。 おれの
ぼくが大好きな海の写真を撮りました。 『海辺まであと少し』
蝉の鳴き声。 聞こえ始めると夏が始まり、 聞こえなくなると夏が終わる。 蝉も、短い夏を精一杯生きているんだな。 そんなことを考えて写真撮ったら、 羽ばたいた蝉におしっこかけられた。
ピアニカたろうです。 ぼくの好きな花、向日葵。 小学生のころ、近所のおばちゃんに向日葵の種をもらい、庭に植えて毎日水をあげた。 大きな向日葵が咲いた夏。 うちの庭にも夏がきた感じがして、 何だかうれしくて、 絵日記の1ページに向日葵を描いた夏休み。 ぼくは、夏と向日葵が好きになりました。