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拝啓 立川キウイ様

拝啓  向寒の候 益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。

このたびは、ピアニカたろう『談志のはなし』note をTwitterでご紹介くださりありがとうございます。

著者であるキウイ師匠にnote を読んでいただいたことだけでも光栄なのに、Twitterで取り上げていただき、こちらこそ感謝多謝です。

生憎、私はTwitterをやっておりませんのでキウイ師匠のTwitterにリプできず、ならば感謝の気持ちをnote にしたためたいと、遅ればせながら投稿しました。

私、今年6月に発症した顔面帯状疱疹がきっかけで落語を聞くようになり、立川談志家元のファンになり『談志のはなし』につながりました。
顔面帯状疱疹も悪いことばかりじゃなかったです。

『談志のはなし』はとても面白く、心に沁みる本でした。いまも度々読み返す『座右の本』になりました。

私は組織に属してはいますが、旧態依然とした体質、打算的な人間関係や安易な迎合が大嫌いで『くだらねえ』と一蹴してきました。
『当たり前』を疑い、自分で考え、自分らしく生きることを理想としています。

故に、周囲の反感を買うことも多く、それでもやってこれたのは理解してくれる人たちの存在と、結果を出してきたからでした。

ドキュメンタリー『立川談志 71歳の反逆児』を観て立川談志ファンになった私。

私が言うのも畏れ多いですが、家元の生き様は私の理想そのものでした。

落語ビギナーの私が勝手に、家元から感じたもの。

落語に対する「敬意」と「覚悟」。

お辞儀の美しさ。

落語家という仕事に対する「敬意」と「覚悟」を持って、高座という職場で真剣勝負してきたからこそ美しいお辞儀になるのだと思いました。

『談志のはなし』を読んで、お弟子さんに対する家元の厳しさや無茶苦茶な要求には驚きつつも、その奥底にある「理由」と「弟子への愛情」を随所に感じ取りました。

修業に耐え抜いた多くのお弟子さんが、家元に畏敬の念を持ち、ご活躍されているのも納得です。

『談志のはなし』を読んで、遺されている映像や音源からは知ることのできない普段の家元のお姿を知り、本の中で家元にお会いできたような気がしてうれしかったです。

キウイ師匠のおかげです。

本当にありがとうございました。

211ページにあった立川志の輔師匠の言葉、

「キウイ、弟子の恩返しはな、師匠がいなくなっても、その名を忘れさせないことだ。そして後に繋げていくことだぞ」

『談志のはなし』は家元への素晴らしい恩返しだと思います。

これからも、キウイ師匠にしかできないことをキウイ師匠のやり方で続けてください。

家元も左談次師匠も文字助師匠も天国で見守ってくれていると思います。

東京から遠く離れた地方在住の身なので、なかなか『立川キウイの会』に伺うことができませんが、いつの日か必ずキウイ師匠の落語を聞きに行きます。

キウイ師匠の真打ち昇進を決めた『万年前座   僕と師匠・談志の16年』も読みたいと思い、新品をネットで見つけたので注文したら「手配できませんでした」と返事がきました。

残念だったけど別ルートで探すことにしました(探すことも楽しくなっております)。

手に入れて読み終えたら、また感想などをnote に書かせていただきます。

最後になりましたが、

キウイ師匠どうぞお身体を大切に。

益々のご活躍を祈念しております。

                                                                        敬具

                                                     ピアニカたろう

立川キウイ様






















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