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アメリカ大使館VISA面接から渡米の思い出 Part1

みなさん、こんにちは。

8月も終わりに近づいてきましたが、まだまだ暑いですね…

夏の思い出といえば人それぞれあるだろうと思いますが、昨日、今日ふとしたことを思い出しました。

それは何かというと、今からちょうど3年前、僕は渡米するために飛行機に乗っていました。

それまで旅行ですらアメリカに行ったことがなかったのにいきなり長期で渡米することになり、楽しみより不安の方が大きかったのを今でも覚えています。

そもそもそれまでの準備や道のりが慣れないことだらけで、渡米を余計不安にさせていたように思います。

3月のある朝に半分寝ぼけながら開いたメールによって、自分がアメリカの大学院に合格したことを知った瞬間から、僕の慌ただしい渡米準備が始まりました。

僕は1回しか受験しないと決めていて、出願後、あまり手応えを感じていなかったので、出願以降は本当に何もアメリカ行きを想定した行動をしていませんでした。

出願自体も試験を受けたり書類を準備したりと、どれもこれも体力と気力を消耗するものでこれ以上なにもしたくないと思わせていたのもその要因のひとつです。

今思えば、少しでもやっておけばよかったと思う一方、不合格なら準備しても意味がないのでそれでよかったのかとも思います。

とりあえず、とにかく慌ただしい数ヵ月でした。

まずはとにかくVISAの準備! これがなければ渡米はできません。

なのですが、これがとにかく大変なのです。

まず、進学予定の大学にI-20という書類を発行してもらわなければいけません。これは外国の学生がアメリカに滞在することを許可する書類でもあり、VISAを申請するときに必要な書類でもあります。これを持って大使館やその他のビザ発行期間に行くことになります。

(I-20はVISAが発行されればもう必要のないもの、というわけではなく、留学が終わるまでずっと保管しておく必要があります。特に、一時帰国する場合はこれがなければ大変なことになりかねないのでご注意を…)

もちろん、学校に合格したからといって「はい、どうぞ」とくれるわけではありません。

学校はその書類を発行するために色々な情報を要求してきます。

まずはその情報を提供するような書類集めが始まります。

これがなかなか苦労するのです。なぜかというと、日本とアメリカは書類の方式が違うのでどのようなもの集めればいいのか分からないときがあるからです。

例えば、所得証明書。

アメリカ入国に際してはアメリカで生きていけるだけのしっかりした金銭を持っていることを証明しなければいけません。

自分の口座にありったけのお金が入っていればいいのですが、残念ながら僕にはそのようなお金がないので、親を金銭援助者の一人として指定しておき、その所得を証明しないといけませんでした。

そこで役所に行ったところ、前年度の納税から所得があることを証明できるが英語の資料は発行できないと言われました。

「このご時世に英語での書類が発行できないの?…」と思ったのですが、ないものは仕方がありません。

その書類を翻訳するようなサービスがあるそうですが、そうは言ってもそれを公式の書類とは認めることは役所としてはできないという回答もありました。

はて、どうしたものか…

まったくどうしたらいいのだろうと思っていたのですが、起こったことをそのまま学校に問い合わせると、「それは役所からの書類じゃなくて、勤め先の会社から発行してもらって会社の正式なスタンプがあったらOKだよ!」とあっさり言われ、「今までの苦労は何だったの?」と拍子抜けしました。

文字に書けばたった数行のことだったのですが、実際調べながらそれをやっていると数日かかっていたのです。ネットのいろんな情報を見ながら英語の書類が発行できないかなどずっと調べていたのです…

もしこれを読んでいる方の中で欲しいと思ってる書類が発行できないと言われるようなことがあったら、本当にその書類でないとだめなのか早めに担当の人に確認してみることをお勧めします。

時間というプレッシャーがある中で書類が発行できないと言われたときのストレスは本当に大きなものです。終わった後は「あーそんなこともあったな」と思えると思いますが、実際その中に入ると本当に気分が悪くなりそうなぐらいイライラしてきます。

役所から書類をもらわなくていいとわかったのはよかったのですが、次は親の会社に書類を発行してもらわなければいけません。

僕の親が海外の書類を発行することに慣れていればいいのですが、残念ながら私の親はそのような会社では働いていなかったので、自分でその書類を作成しなければいけませんでした。

何か少しでも不注意があったら書類を作り直さなければいけず、それをまた親が会社に持って行ってハンコをもらってきてというようなことを繰り返すのは避けなければいけませんでした。

ですので、ネットで何度も情報を調べ、書類を作り終えてからも何度もチェックをし、最終的に親に書類を渡し会社からハンコをもらってきてもらいました。

その他にも、銀行から英語で残高証明書をもらうなどの準備が必要となります。ちなみに、2年の留学プログラムに行くとして、必ずしも2年分の授業料と生活費を全額払えるだけのお金が口座に入っている必要はありません(学校によってちがう可能性があるので、直接確認してください)。

通常は1年目の学費と生活費が全額まかなえる金額は必要です。2年目の分は日本にいる〇〇が働きならが用意します、といった説明をすることで認められることが多いです。こちらは残高証明書と合わせて英語でExcelシートなどに年間の給料やそのうち留学に回せるお金の金額をまとめることで認められます。

さて、やっと書類を準備したあと、学校に書類を送りI-20を発行を依頼しました。

「あとは待つだけだ〜。一安心…」と思っていたのですが、そうは問屋が卸さないのがアメリカ!

学校のWebサイトによれば、書類到着から2週間程度でできあがり、完了次第連絡がもらえるということ。国際郵便は時間がかかるので連絡を先にもらえるのはありがたいですよね!

さて、書類を到着したであろう日付から2週間待ちました。が、なんの連絡もありません。

「approximately two weeks」ですからさすがに期待しすぎですね。

18日後、「まあ、たくさんの依頼があるだろうし…」

3週間後、「アメリカだもの、そんなに時間通りにできあがらないよね…  (本当に大丈夫???…)」

25日後、「いや、連絡なし?!」

しびれを切らして学校にコンタクトを取ると

「今週中には着手したいと思ってるの! もうちょっと待っててね!」と返答がありました。

……

もう、言葉がありませんでした。2週間とはなんの計算だったのでしょうか?

ちょっと今、大学のWebサイトを見返したらまだ2週間くらいと書いてありました!笑

みなさん、アメリカはこういう国です。実際、渡米してからはこんなことの連続です。

アメリカでは期限通りに書類ができあがらないのはもちろんのこと、スタッフが仕事を理解していないのかと思うようなことが結構あります。

考えようによっては渡米前に気付けてよかったと思います。

アメリカでのストレスに関しては以下のようなものも書いてみました↓

アメリカ留学中のストレス

こんなことの連続のアメリカ留学ですが、乗り越えると本当に寛容で強い人間になれますよ!笑

さて、話を戻しますと、もうちょっと待っててね! なんて言われたのですが、そのころ僕が見ていた情報によると大使館のVISA面接予約がかなり埋まってきているということで僕は焦っていました。

これは当然のこと。僕が面接を予約したかったのは7月の中旬ごろだったのですが、これはみんながVISA申請のための書類を準備し終えて、一斉に予約を取る時期だからです。

大使館の情報によるとVISAが認められて自宅に届くまでも2週間かかかるということだったのですが、その時点で僕はもう航空機チケットを取っていたのでVISAが間に合わなければ出発できなかったのです。

I-20を受け取った瞬間に大使館でVISA面接の予約をとったのですが、それが8/10くらいでした。僕の出発日は8/24。

ちょうど2週間…  大丈夫かな…  なんて思いながら面接当日を迎えました。

Part2に続く…


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