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架空鉄道の話

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記事一覧

陸前交通についての基礎情報

陸前交通についての基礎情報

私の中で最も古い架空鉄道である陸前交通と、その舞台装置である架空仙台について基礎情報をまとめる。今までの私といえばサイトを持たない架空鉄道作者であり情報の体系化が全くされていなかった。今からその流れを断ち切り、体系化を進めていきたい

概要陸前交通は宮城県仙台市に本社を置く鉄道会社である。
一般には大手私鉄に分類され、鉄道業以外にもコンビニ、スーパー、ショッピングセンター、賃貸マンション、住宅販売

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常武鉄道#2.5 歴史考証との付き合い方について

常武鉄道#2.5 歴史考証との付き合い方について

歴史考証とモチベーション私が架空鉄道を制作する際、歴史考証をどこまでやるかという問題にしばしば突き当たる。なぜなら、理論上は「歴史設定について今後一切の変更を加えない」という状態に到達しない限り、その他の制作に着手することが出来ないからである。逆に歴史設定の変更可能性がある状態でその他の制作(例えばルートの設定、車両のデザイン、ダイヤの作成など)に着手すると、歴史設定に変更があった場合に他の制作物

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【架空鉄道】最近描いた車両(1)

【架空鉄道】最近描いた車両(1)

最近描いた車両の設定を備忘録としてまとめます。
ここ数ヶ月は常武鉄道のディーゼル機関車について考えていました。
常武鉄道は沿線に柿岡地磁気観測所があるため非電化線区を多く抱えており、日本の私鉄では唯一6軸ディーゼル機関車を運用する会社です。今回はそんな常武鉄道のディーゼル機関車を3形式描きました。以下では、テスト機の輸入から量産型の開発に至るまでの流れに沿いながら紹介します。

常武鉄道 CC10

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架空琉球史覚え書き①

未来の自分に向けて、頭の整理のために今考えていることを記しておく。

※この文章を読むにあたって注意注意1

この文章は偽史であり、事実とフェイクが混在しています。
読まれる際は適宜内容の真偽を確認して頂くか、全てフェイクという扱いでご覧頂くことをお勧めします。
また、この文章をソースに正史について語ることはお止めください。

注意2

創作の性格上、歴史的、文化的観点において当事者に対して失礼に

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架空琉球#2「自己分析の回」

架空琉球#2「自己分析の回」

前回から今回の間にもいろいろと考えたり調べたりしていたが、自分でも何を考えているかよく分からなくなってしまったので整理するためのものをここに書いておこうと思う。

やりたいことをまとめる難しいことを色々考えているうち、何がやりたいのか分からなくなってしまったのが一番よくなかったと思っている。なので、まずどういう架空鉄道にしたいのかというシンプルなところから考え直していこう。
何がやりたいのか、どう

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常武鉄道#2「常武鉄道戦前史」

常武鉄道#2「常武鉄道戦前史」

前回は理想の汽車系架空鉄道を考えるうえで、半ば必然的に常武鉄道というフィールドが浮かび上がってきたというようなお話をした。
今回は前回を踏まえた上で、常武鉄道が敷設され、汽車が走り、そして現代へとつながる歴史を考える。といっても制作自体は去年の3月末から始めているので、現在に至るまで何度かプロットを白紙に戻して練り直しをしている。そこで、今回は制作途中ではあるが、現在最有力となるシナリオをお話し、

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常武鉄道 #1

常武鉄道 #1

常武鉄道という架空鉄道を考えている。
常武鉄道は上野から水戸までの常武本線を軸に、現実の東武野田線、関東鉄道、真岡鐡道、筑波鉄道、鹿島鉄道、茨城鉄道、水浜線を飲み込んだ路線網を有する大手私鉄の架空鉄道を目指している。

表現の方向性常武鉄道で第一に表現したいことは、汽車が主役となった私鉄の姿である。
私の言う「汽車」というのは、蒸気機関車が客車を牽いて走る運行形態のことを指し、その中には蒸気機関車

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架空琉球の話 #1「着想に至る経緯」

今回から、最近制作を進めている「架空琉球」の進捗報告をしていこうと思う。初回となる今回は、この創作で表現したいものやコンセプトについてお話したい。

架空琉球とは?本題に入る前に、まず架空琉球とは何かについてお話する。
架空琉球とは、私プロトファスマが制作している創作である。
架空琉球についての概要を簡単に表すと、以下の四点になる。

琉球王国が現代まで存続

那覇が国際貿易センターに

那覇が8

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なぜnoteを書くのか

今回から、以前より構想していた架空鉄道に関する記事の公開を始めようと思う。今回は、そもそもなぜ記事を書き、どのような意図があるのかという部分をお話したいと思う。

現状の制作環境私は架空鉄道という創作をしており、その中でも特に歴史に重きを置いたアプローチで創作をしている。歴史に重きを置いたアプローチというのをざっくり表現すると、歴史という幹があり、枝として車両デザインやサインシステム、運行ダイヤな

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