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「墓の魚オーケストラ」コラム

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「墓の魚オーケストラ」とは何か?を解説していく記事集です。
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#読書

キリストの死体は冷たいのだ[哲学][神学]

脳というものがこの世に存在し、 脳というものに頼って生きているから、 脳の病気(我々にとっ…

クリスマスソングを作曲!?(全ての者が抱える孤高を歌う教会音楽「第26番」)

こんにちは。 葬送のオーケストラ「墓の魚 PEZ DE TUMBA」 の作曲家です♪ 本日はクリスマス…

ハロウィン祭(魔女絵と、墓場の詩と、音楽と・・)

こんにちは。 「墓の魚」の作曲家です。 再びハロウィンの季節がやってきましたね♪♪ ハロ…

ポルトガルをテーマにした6点のイラストが動画に

こんにちは。 「墓の魚」オーケストラの作曲家です。 私達のオーケストラの公演を 古いラテン…

キリスト教「死者の為の祈り」COMMENDATIO ANIMAEとは?

こんにちは。 「墓の魚」オーケストラの作曲家です。 今日は、先日アップした 私の自作のキリ…

「死のオーケストラ」の作曲に必要な物

こんにちは。 「墓の魚」オーケストラの作曲家です。 今日は、スペイン風の 死と海洋生物とキ…

この世界に転がる腐肉を探し求める現代作曲家の作品世界へようこそ

こんにちは。 「墓の魚」の作曲家です。 現在「墓の魚」は、新しい動画を 次々にアップしてますので、 ぜひぜひ聴いていただけますと嬉しいです。 さて、私は、現代の作曲家には珍しく、 大分変った作曲技法で 作品を作っております。 要は、 クラシック音楽で使用されていた 古い作曲技法で、 自分の作品を作っている作家なんですね。 そのクラシックの技法に、 フラメンコや ファドや タンゴなどの、 こちらも若干古いラテンの作曲技法を織り交ぜて、 独特の作品を作るのが「墓の魚」です

納骨堂で歌う魔女の歌 ~キリスト教徒のトランジと魔女の呪い~

こんにちは。 「墓の魚」の作曲家です。 今回、「墓の魚」の 新しい演奏動画をアップいたしま…

干した魚の上を這う蛆虫・・ポルトガル漁師の郷愁を歌うサウダージ(郷愁)SAUDADEを作…

こんにちは。 「墓の魚」の作曲家です。 さて こちらは、2年前に 皆さんの応援のお陰で 無事…

ホラー映画の表現とヴァニタスと「墓の魚」

こんにちは。 「墓の魚」の作曲家です。 今日もちょっと 古典と蛆虫のお話をしていきたいと思…

キリスト教の悪魔とは何か?(洋画の表現)

こんにちは。 「墓の魚」の作曲家です。 今日は「墓の魚」の音楽にもよく登場する キリスト教…

死んだ珪藻とマキシロポーダのミサ

こんにちは。 「墓の魚」の作曲家です♪ 無観客公演での無料配信ライブになった スペイン風オ…

「墓の魚」の【FADO ENTERRO】と、ポルトガルのファド考察

こんにちは。 「墓の魚」の作曲家です。 今日は「墓の魚」の音楽 【Chanson funéraire】の中…

日常で[死の芸術]を発見する(絵画から糞尿人形まで)

こんにちは。 「墓の魚」の作曲家です。 今日は、私達の音楽や劇のテーマである メメントモリ芸術を 南欧(あるいはラテン圏)の芸術の中で 見つけてみようというお話です。 メメントモリ芸術というのは [人間はいつ死ぬかわからないから、 死を考え、今を楽しめ] というローマの戦士達の哲学に始まり、 [どんなに繁栄した所で 何百年後には全てが廃墟だ。 だからこの世は虚しいのだ] という美術テーマや、 [死ねば、地位も、蓄えた富も 意味を成さず、 誰もが腐敗した醜い屍にな