教頭先生との約束

私の学校の教頭先生の話をしたい。
女性で元体育教師で、ユーモアに満ちた
愛に溢れる素敵な先生です。
いつも、顔を合わせるとニコってしてくれて
ピンチの時には助けてくれて、とても
頼りになるし、私は大好きだ。

先生は変わってる。
正直、何を言ってるか分からないぐらい
ぶっ飛んだネタで元気付けようとしてくれる。
内容はよく分からないけど、
愛にたくさん満ちてるのだけは分かるし
私はなんやかんや好きだ。

先生が必ずしてくれることがある。
無意識か意識かわからないけど、
わたしはそれに結構動かされてしまう。
それは、次回会う約束だ。

『また、顔を見せてね』って

私が明日を生きていく自信すらないのを
先生は見透かしているのだろうか。
その約束をする時は、いつも冗談ばっかりの
軽い感じの先生ではなく、
表情や声のトーンからとっても真剣なのが
ひしひしと伝わってくる。
私の背筋もシャキッと伸びる。

しかしながら、
私はその約束に返事はできたことはない。
本当に自信がないのだ。
そんな時、先生は念を押すように、
私の目を見つめて繰り返し言ってくる。
と思ったらいつものお茶目な先生に戻る。

これが先生と私のお決まりの流れ。
やっぱり、先生は変わってる。不思議だ。

けど、ありがとうございます。
先生の思いは私の心に届いてます。
約束果たせるように頑張ります。