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ベンチャー企業の監査役は、ワーキングマザーとの相性抜群!キャリアの選択肢を広げてみませんか?

ペルソナの清水です。

最近、会社のMBA研修でシナリオプランニングをやっています。2033年、2040年に世の中がどうなっていて、業界・職業がどうなっていくのかをチームに分かれて考えています。

色々な未来を予測する課題のためリサーチを行っているときに、興味深いニュースがありました。

今年6月、政府が原案として示した「大企業中心の東京証券取引所プライム市場の上場企業について、女性役員の比率を2030年までに30%以上とする目標を掲げた。欧米に比べて遅れている女性役員の登用を後押しし、女性が社会で活躍する環境整備を進める。」というものです。

ダイバーシティの観点から考えると議論の余地が十分にあるところだと思いますが、実際に”役員”として働くことは、女性にとって現実的な選択肢なのかという点が最も大事なところではないかと思います。

今回は”役員”の中でも、最近、候補者の方とお話しする機会が増えてきている監査役にフォーカスし、実際に女性も選択しやすい職業なのかを考えてみたいと思います。

監査役って何するの?


監査役の役割は、会社が健全に運営されているかを株主の立場から管理監督することで、具体的には、取締役の職務の執行を監査することと監査報告を作成することです。

監査役が行う仕事は、会計監査と業務監査の大きく分けて2つあります。
会計監査では、計算書類などの監査を行うことで、報告書の作成や連結計算書類の監査なども含まれます。
業務監査では、株主に対して不利益なことが生じないように、取締役の職務の執行を監査することを主な目的としています。

任期は?

監査役の任期は、原則4年です。
4年いるというのが前提で企業を選択しておく必要があります。
監査役として、所属する会社の業務内容を把握しておく必要があるため、ある程度、ご自身の興味のある分野を選んでおくことも大切です。

監査役の種類は?

監査役には、常勤監査役と非常勤監査役という2種類があります。
それぞれの特徴は、以下の通りです。

<常勤監査役>
・常勤出社(目安:週に3~4日以上)
・他に常勤の仕事を持たない
・営業時間中は監査役としての職務に就く
・情報収集能力が高く、調査を効率よく行うスキルが高い
・求人は、転職エージェントで扱っていることも多い
・報酬は、500万~1500万円が相場(IPO前のベンチャーだと600万円前後)

<非常勤監査役>
・月に数回程度の出社(取締役会や監査役会の出席)
・他の業務を持っていても問題ない
・弁護士、税理士、公認会計士など特定分野の知見が豊富な専門家の選出が多い
・常勤監査で補えない部分を補填
・リファラルでの採用がほとんどの為、あまり表に求人は出てこない
・報酬は、100万~600万円が相場

常勤監査役として働いていると、非常勤監査役が必要な時に、誰か紹介できないかと声がかかることが多いです。常勤監査役も大手企業になると、紹介経由での決定が多いため、監査役未経験の方におすすめなのは、ベンチャー企業の監査役です。ベンチャー企業は、監査役の求人を人材紹介会社を通じて決定することもあり、複数の企業の要件を確認してから入社することができます。

ベンチャー企業の監査役


監査役は、公開会社かつ「資本金5億円以上」もしくは「負債総額200億円以上の会社」または、取締役会設置会社に設置義務があります。ベンチャーと呼ばれる企業には設置義務はありませんが、監査役を設置する理由としては下記のようなものがあります。

①IPOを目指している
②金融機関などに、コンプライアンス意識が高い会社という印象を与える
③企業経験の少ないベンチャー企業が経験豊富な第三者の助言を得る

この場合には、知見が豊富で上流から指摘を行う監査役というよりは、直前まで自分で手を動かしていて、監査後の指摘だけでなく改善・実行案までを取締役に提示できるような方が好まれます。特に、監査法人や税理士事務所、公認会計士などでシニアレベルでやってこられた方などには非常にマッチしやすくなっています。

監査役は役員のため、法定勤務時間というものがなく、最初に会社と交渉で決める場合がほとんどです。ベンチャーでは6時間勤務位が多く、ワークライフバランスを取りやすくなっています。業界によっては、副業不可とされているところもありますが、監査役の中には、非常勤監査役や税理士事務所との掛け持ち、別の副業を行っている方も多くいらっしゃいます。

監査役という選択肢は?!


ここまでまとめてきた監査役ですが、娘を持つ母親の観点から行くと、ワーキングマザーにとって、ベンチャー企業の監査役は、非常に働きやすい環境になるのではないかと思います。

・週3~4日の出勤 
・1日6時間の勤務 
→子供のために時間を作る余裕があります。監査法人で、マネージャーやシニアスタッフクラスになると時期によっては帰宅が深夜に及ぶこともありますが、監査役に転職ができれば働き方の大幅な改善ができます。

・報酬が500万~1500万円
→シニアレベルの年収からすると少し見劣りしますが、空いてる日に副業を持ったり非常勤を入れるなど、複数からの収入アップが見込めます。

・人材紹介会社経由での転職が可能
→通常の転職と同じく、転職エージェントからの紹介が可能なので、負担少なく転職することが可能です。限られた時間の中で、現職にいながら転職活動をするワーキングマザーにとっては効率的です。リファラルがメインの大手よりは、サポートがしっかり入るベンチャーがおすすめです。


ここまでまとめてきましたが、いかがでしょうか?

監査役にご興味がある方は、ぜひお気軽にペルソナへご連絡ください。

ペルソナ株式会社 清水

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