【読書感想文】伝わる文章を速く書く「〇〇文章術」Part2
23年間1度も〆切に遅れることなく、「1か月15万字」「5日で1冊」書き続ける超速筆ライター。
上阪 徹さんに学ぶ文章術のPart2です。
Part1では
なぜ文章を書くのに時間かかってしまうのか?
10倍速く書ける「〇〇文章術」
1.書く目的と読者を決める
2.素材を集める
について紹介しています。
まだ読んでない方は👇こちらからどうぞ👇
本書の目的
✅文章を書くのが苦手な人
✅文章を速く書きたい人
✅仕事の生産性を上げたい人
が文章を速く書く、しかもわかりやすく書くための文章術を学ぶことができる。
この記事を読んで、もっと詳しく知りたいと思った方は、是非本書を読んでみてください。
『10倍速く書けるスピード文章術』著者:上阪徹
3.素材を組み立てる
わかりやすい文章にするために素材をどう組み立てるかを考えてみましょう。
1⃣「見える化」
素材をすべて書き出して順番を入れ替える作業です。
この中で文章を作るので、あとで素材が足りなくなることはなくなります。
さっきも言った通り「後から素材集めに戻る」これがスピードを落とす原因です。
2⃣「しゃべるように書く」
≠「話し言葉で書く」
目の前に読者がいて、その相手にしゃべって伝えるならどんな順番にするかを考えます。
3⃣「書き出し」と「まとめ」
a)「読みたくなる書き出し」
文章は読んでもらえないものです。
興味を持ってもらう書き出しが必要です。
→共感・印象深い・気になる素材=その先が読みたい
書き出しだけはプロを参考にしてもいいですが、常套句はダメ。
b)「オチ」にこだわらずに「まとめを書く」
まとめや結論を書くと読後感がよくなります。
素材集めの段階で「書き出し」と「まとめ」を意識して集めておくと良いでしょう。
4.一気に書ききる
速攻で書くメリットは、追いつめられるストレスがなくなる、締め切りを守れる。
◆最後までスピードを落とさないコツ
●推敲はあとから
細かなところは気にせず一旦最後まで書ききりましょう。素材について調べたいことがあっても、書ききってからにします。何度も止まってしまうと文章の流れも止まるからです。
●多く書いてあとで削る
素材集めといっしょです。
あとで削りましょう。
◆読みやすい文章を書く7つのポイント
❶一文を短くする
60文字まで
❷スラスラ読める「リズム」を作る
「ですます調」に「である調」を混ぜる
似た意味を別のフレーズで続ける
❸「 」の強調使用
読み手の注意をひきつける
❹順接の接続詞を使わない
ダラダラした印象を与えてしまう
❺逆説の接続詞で展開を生む
逆説は論理を展開させる、するとリズムが生まれる
❻難しい日本語を「翻訳」する
わかりやすい言葉にする
❼リアリティを意識する
納得できる内容やロジック
5.文章の見直し
ステップ4の一気に書くことで見直しの精度があがります。
なぜなら、時間を置ける、客観的な視点になれる、クオリティを高める余裕が生まれるからです。
◆効率的で的確な推敲のポイント
1⃣読みやすくする2⃣わかりやすくする
1⃣読みやすくする
全体→部分の順番で修正箇所を確認します。
全体としてまとまっているかチェックします。
チェックするだけで直すのはあとです。
☐論理が破綻しているところはないか
☐説得力に欠けるところがないか
☐文脈に沿った適切な素材を選んでいるか
☐詰まることなく一気通貫で読めるか
☐内容に重複している箇所はないか
次に、文章1つ1つ素材が適切に伝わるかチェックします。
☐意味不明、説明不足のところはないか
☐読者や文章に登場する関係者に失礼な言い回しがないか
☐読者に嫌悪感を与えないか
☐暑苦しくないかイライラさせないか
文章のボリュームは終盤に調整します。
最後に誤字脱字のチェック。
2⃣わかりやすくする
理解していない、咀嚼しないで書いてしまうと、読者にも伝わりにくくなります。読者は「何も知らない人」だと想定し、専門用語はかみ砕いて言い換えましょう。
形容詞を入れるのであれば「楽しかった」「嬉しかった」「面白かった」だけでは幼稚に感じるので、その理由=具体的な素材を入れましょう。
まとめ
✅わかりやすい文章にするため1⃣「見える化」2⃣「しゃべるように書く」3⃣「書き出し」と「まとめ」の順番で素材を組み立てる
✅スピードを落とさず書ききるコツは、一旦、最後まで書ききること。細かいところ、調べ直したいことがあっても書ききったあとにする。
✅見直しは1⃣読みやすくする2⃣わかりやすくする。まずは修正箇所のチェックだけして、あとからまとめて修正する。
感想
文章を速く書くために「素材を集める」「構成を考える」「書く」「見直す」の作業を同時並行で進めるのは、効率がとても悪い。1つ1つの作業を集中するほうが効率がいいのだと感じました。
これは仕事でも同じくことが言えるのでは?
仕事では、いろいろなタスクを複数こなす場合と役割分担してこなす場合で考える。確かに複数のタスクを同時にできることはすごいことだと思う。しかし、作業効率的には1つのタスクに集中して取り組む方が良いのではないでしょうか。
本書でのスピード文書術後は、書くこと以外でも応用できる考えかたではないだろうか。
最後の章では、著者が執筆した文章を例にした素材文章術の実践編となっています。
詳しく知りたい方は、是非本書を手に取ってみてください。
今回はこれで以上です。
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