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5/17火:組織・集団の維持には考え続ける頭を。

昨日の出張帰りの飛行機で、最近買った「現代思想入門」を読もうと中を開くと、しおりが出てきた。

講談社の現代新書の中に挟まっているしおりには、毎回さまざまな名言が書かれているのだが、今回出てきた名言は特に印象的だった。

「神よ、変えてはならないものを受け入れる冷静さを、変えるべきものは変える勇気を、そして変えてはならないものと変えるべきものとを見分ける知恵を我に与えたまえ。」 L・ニーバー

これを見たとき、たまたま昨日のブログの結論と全く同じことを言っている偶然に驚いてしまった。私が欲しかったのはこういう力とスタンスだ。

あらゆる組織や集団は、さまざまな外的環境に晒されていると共に、その内部にいる人間が変化することによっても影響を受ける不安定なものである。

そういった組織や集団をうまく維持していくためには、この集団が失ってはいけない価値観とは一体何なのか、対応し変化しなければならない価値観とは一体何なのか、それらをどう見極めるべきなのかが大変重要になるのだ。

昨今の情勢として、組織の外的環境はさまざまな変化が著しいが、それらに適切に対応すると共に、決して振り回されず、追求すべき、保持すべき価値を守ることも必要なのだ。

絶対的な解などない。その時その時で、毎回頭を使って意思決定するしかない性格のものだ。これは、PDCAサイクル、仮説と検証、リスクマネジメントなどの実施方針とも似た考え方だ。

考え続けることというのは人間にとって負荷のかかる営みであるが、人間集団を維持し運営していくためには必要な行為なのだ。

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