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全部好きじゃなくて、いいんだよ。


学生の頃付き合っていた彼女がいた。
学生の時って恋愛していると友達から「あいつのどこが好きなん?」って聞かれることがよくあった。

当時は「ん〜、全部!」なんて、答えていた気がする。

いや、嘘じゃない。多分全部好きだった。ただ、全部好きって言っておかないとなんか彼女を傷つける気がして、嫌いなところというよりも嫌だな、合わないななんて思うことは1つもないよ!という風に自分を良く見せようとしたのかもしれない。

今、26歳になって思う。全部を好きってすごく曖昧だなって。

全部を好きになることはすごく難しいことだよなって、思う。

てか、ほぼ不可能だよなって思う。

これは、恋愛相手だけじゃない。友達も、親も、仕事の同僚も全てだ。

相手のことを、全部好き。もちろん聞こえは良い。

ただ本当にそうなのだろうか。すごく現実的で申し訳ないけど。

100人いたら、1人くらいは全て好きな人が現れるかもしれない。
奇跡のような人が、あなたにも、もしかしたらいるかもしれない。
でも、残りの99人全員のことを全て好きになるのは、無理だよね。

これは裏を返せば、自分のことを全て好きだという人も限りなく少ないということだ。

どれだけ着飾って、無理して自分を演じても全部を好きになってくれる人は、限りなく少ない。

悲しいなって思うかもしれない、でも実際自分もそうだから。

僕私は、関わる人たちすべての人の全部を愛します!なんてことを言う人を僕は信じられない。

そう、今のこの現代は全員に好かれようと頑張っている人が、あまりにも多い。

どうせ頑張っても、無理しても1割。
それなら、自分自身を隠さずにいて、素で振る舞っても1割には変わりない。

どっちが楽か?僕は後者でありたい。



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