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焼鳥の部位紹介~王道~

焼鳥。いつもどんなものを頼んでいますか?
わたしはとりあえず「ねぎま」「かしら」「はつ」です。
好きだから、というより「この3つを頼んでハズレを引いたことが無い」という理由が本音。レバーやぼんじりなど、味が濃厚名前だけ憶えて、正直どんなもんだったかはいつも分からないで頼んでしまっています。

そんな『食通でない』人の為に鶏の部位を今更ながらご紹介~!
今回は王道編!

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【肉の部位】
◆もも
足のつけ根から先の部分。王道。
味・歯ごたえ・ジューシーさのバランスが良く、安定の味。

◆むね
たんぱく質が多く、脂肪分は少なめ。
あっさりとした味わい。

◆ささみ
むね肉の一部。肋骨に沿ってついている筋肉。
こちらも高たんぱく質、脂肪分少な目。
味は淡泊。

◆せせり
首の肉。希少部位。
身がしまっていて弾力がある。
噛めば噛むほど味わい深い。

◆手羽先
ほどよい脂身と旨みのある部位。

◆ふりそで
肩、胸の一部分の希少部位。
肉汁がたっぷりで上品な味わいが魅力。


~ひと休憩~

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おいしそ~
ていうかもう画像だけでおいしいじゃん~
おいしい~なんておいしい画像なんだ~


【内臓系】

◆レバー
きも。肝臓。食感がなめらか。
独特の苦みと旨味がある。

◆ハツ
心臓。歯応えがプリプリとしており、弾力がある。
味はクセが無く、食べやすい。

◆砂肝
胃の筋肉。ハードなコリコリした歯ごたえ。
砂ずり、と呼ばれることも。

◆ガツ
素嚢(そのう)という消化器官のひとつ。
砂肝と近い部分にある。脂肪分が多く、
旨味も多い。

◆はらみ
横隔膜。やわらかい歯ごたえ。
脂が多く、ジューシーな味わい。

◆さえずり
気管(食道)。弾力がある食感。
味のクセがなく、食べやすい。

◆ぼんじり
鶏肉の尻尾(テール)。人気。
プリプリした食感。
脂の甘みがたっぷり。


はい、ここでも休憩~


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あ~~~
タレも良いし塩も良い~
ねぎまはタレで食べたいけど~
砂肝は塩で食べたいな~
そんなのってない?
そんなこともあるよね
お店にもよるよね
美味しいの可能性は無限大~♪
(歌ってたんかい)


【その他】

◆皮
首の皮が使用されることが多い。
ゼラチン質の歯ごたえが人気。

◆ヤゲン
胸骨の先端にある軟骨。
コリコリとしていて淡泊な味わい。

◆つくね
各部位の肉をメンチにしたもの。
お店によって使用する部位が違うので
個性の差がでる串。



このような感じです。
え?あれは?「かしら」は?「しろ」は?などと焼鳥ラバーズは思うかもしれませんが、実は焼鳥屋で使用されている「かしら」や「しろ」は豚のものを使われていることが多く、ほんとうは「焼きトン」の位置づけになることが多いのです。また、それも地域によって扱われ方も呼び方も変わっていたりします。

それはまた後日【希少部位編】【うんちく編】とまとめていきますのでよろしくお願いします。

今日は王道の部位の紹介をさせて頂きました。
読んでくれてありがとうございます。

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キャプチャrrrrrr


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<雑談コラム>

焼鳥って身近なロマンだと思う。
家でつくるときはせっせと串に刺したりして
手はベタベタになるし、コマコマたんたんとした作業で、
膨大な時間を取られる。楽しいけど、食べ終わるのはあっという間でなんだか損をした気持ちになる。美味しくて、こんなパクパク食べても、いつまでも無くならないんじゃないかとすら思うのに、すぐになくなっている。食べ終わった後のさみしさ、焼鳥はそれを兼ね備えている。

焼鳥屋さんに行けば、1本ほんの100円とかで食べることができる。
肉を切って、串にさして、焼いて、タレなり塩なりつけて、って結構な作業量なのに。そう、こんな作業量なのに、安いのもそうだし、こんだけ大衆に馴染まれている。不思議な食べ物。焼鳥。

それに、焼鳥を食べていて、悲しい気持ちになったことがない。
片手に焼鳥、片手にビール。
そんなことをしていてヘコたれられない。
笑顔にしかなれない。

人と頼むときは、「タレ」「しお」で譲り合ったりして、相手のチョイスで、「ああこういうときにお店にお任せするタイプなんだ」「しおがすきなんだ」「鳥の部位によって、しお・タレ分ける人なんだ」とか、相手のことをちょっと分かった気になれる。どうでも良いし、それでより好きになるだとか、受け付けないだとか、そんなのはないけど、相手の知らない一部を見れて嬉しい気持ちになれる。

焼鳥。ちょっとした身近にあるロマン。
映画なんかよりお手頃なのよ。






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