No.4【閑話休題】「エコーチェンバー現象」と「フィルターバブル」の危険性と対策・・・セキュリティについて①
2024-03-26 11:55:48
猛スピードであっという間に大規模炎上!? ・・・
大事故、炎上する前に親から子どもに伝えたいSNSモラル・・・
ちょっと、ご相談事を受けての記述です
春休み、暖かくなってきて、こころも和む時期、開放的になり
おとなもこどもも、親も子も
「軽いノリでSNSにアップした動画が炎上してしまったら?」
「自分の、わが子の、倫理観は大丈夫だろうか?」
近年インターネットの問題とされているのが「エコーチェンバー現象」ですSNSなど閉じた環境の中で意見が偏って行くことです
極端な例として2018年メキシコのフェイク殺人事件があります
濡れ衣でリンチ殺人招いたSNSフェイクの恐怖 | インターネット | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース
この事件の一番恐ろしいのは「不安と正義感が強い行動を起こす」点です。
SNS等で思っていることを発したり検索すると同じ意見が返ってくる
更に同調する意見ばかりが増幅され異なる意見がかき消されてしまう
これがエコーチェンバー現象です。
なぜ同じ意見ばかり集まりやすくなるかと言うと、その背景にあるのが「フィルターバブル」です
インターネットで一度検索すると同じようなものが関連として表示される
SNSで『いいね』や『フォロー』すると似たものをおすすめされる
AIによる快適なネット環境づくりのための機能(パーソナライズ)がフィルターバブルです
このフィルターバブルで作られた環境下で何か意見を発したり検索したりすると、当然肯定的・同調的なものばかりが表示され「自分が正しい」「自分が常識」となってしまいます
●物事を一歩引いてみる
「この人(事)は間違っている。SNS・コメントで叩いてやれ!(正義感)」
●そもそもその情報源は正しいですか?誰かが流したフェイクや偏向報道の可能性は無いでしょうか?
●仮に情報が正しかったとして、あなたが短絡的に行動する必要がありますか?
「ちょっと考える時間をつくってみます」
●常にアンテナを張る
●テレビ(各局)・新聞(各紙)・雑誌・ラジオ・インターネットなど情報源を偏らせないことも大切だと思います
●SNSなどの投稿の場合、感情に訴えかけるものよりも、データソースを提示して論理的に伝える人をフォロー
また投稿に対してのコメントにも目を通すことをお勧めします
「多様性」という言葉があります。
これは「何でも受け入れる」と言うのは間違いで
「自分とは違うけど、そういう意見もあるよね」というのが本来の意味だそうです。
インターネットはマスメディアからの一方的な情報の押し付けから解放してくれました
しかし、情報が偏りがちになることも否めません
理解したうえでこれからも上手に使っていきたいものです
快適に使う、トラブルに巻き込まれないようにするためにも、
「ファクトチェック」を含む
「ネットリテラシー」のアップデート
「SNSの光と影」
光にもなりうるし闇にもなりうる
あやうい、実に、あやうい!!
気をつけねば!!
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