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梨泰院クラスと半沢直樹の共通

Netflixで常に上位に位置し、好評配信中の韓国ドラマ『梨泰院(イテウォン)クラス』の人気が衰えることを知らない。

『梨泰院クラス』は、韓国でも初回から高い視聴率と話題性をキープし続け、社会現象を巻き起こした話題作。



高校をある理由で退学となり、不本意な理由で前科者となった青年が梨泰院に住み、暮らしていく中で仲間と共にキャリアを積んでいくサクセスストーリー。



自分史上5本の指に入るくらい
好きなドラマだ。

これを観ようと思ったきっかけは、
SNSでバズっていたからではない。
ある人の「おもしろかった」というたった一言だった。

仕事の休憩の合間に一日30分と決めて、
毎日の楽しみにしていた。

観ていくうちにデジャブというか、
何か深い部分で既視感を覚えていく。

おもしろい。本当におもしろい!
こんなドラマ観たことない!
こともない、と。

似たようなドラマを観たことがある。
なんだったかなぁ。。


・・・・・『半沢直樹』だ。



『半沢直樹』は、池井戸潤さんの『オレたちバブル入行組』と『オレたち花のバブル組』が原作。バブル期に東京中央銀行に入行した銀行マン・半沢直樹が、銀行の内外に現れる敵と戦い、組織と格闘していくさまが描かれている。
そして最終的に黒幕と対峙する。


『梨泰院クラス』と『半沢直樹』


この二つのドラマに共通するのが、「復讐」。そして目先の利益ではなく、「人」や「信頼」が大切であると主人公が言っていること。
この2点においては、二つのドラマの要となる部分である。


1. 復讐
2. 企業も商売も「人」や「信頼」が大切


復讐
二つのドラマの共通点。それは過去に復讐に繋がる出来事があったこと。
その復讐に燃えた主人公は、復讐することに人生をかけてきたこと。
そしてなぜか土下座にこだわる。
相手が何をしようとも、主人公の心は揺るがなかった。
相手を倒すことだけに集中している心の軸は微動だにしない。

人の想いや気持ちは、
世界を動かす原動力となるのだ。



企業も商売も「人」や「信頼」が大切
『梨泰院クラス』では主人公の敵となる人物が
「商売ができなければ人はいなくなる」
と主人公に言い放つのに対し、
「人がいるから商売ができる」
と主人公は言い返している。

商売で最も大事なのは、人と信頼。
お金より人を大事にする。
利益より信頼に重点を置く。

こう述べている。


企業も商売も経営も、すべて「人」だ。

『梨泰院クラス』でも『半沢直樹』でも描かれているが、その「人」は時に裏切ることがある。

欲やお金は人を変える。
しかしそれらに人間が操られては、人生が狂ってしまうし、目先の利益だけを考えて、そこで簡単に裏切る人もいる。

しかしその一方で、人は一人で生きているのではなく、人に支えられ、助けられて生きている。それを忘れて傲慢な生き方をしていると、お金すら味方をしてくれなくなる。

一気に社会的な地位や莫大な金銭を得るのではなく、毎日こつこつ地道に生きていた方が真っ当な人生を歩けるのではないか、そう思うこともある。

何が正しいかなんて、誰にわかるのだろうか。


自分の中で、梨泰院クラスは半沢直樹以来の胸が熱くなったドラマだった。


今では『梨泰院クラス』を観終わったことによる空虚感を感じている。
心にポッカリ穴が空いたようだ。

それはかつて『半沢直樹』を観終わった後に抱いた感情に、やはり近いものがあった。



ミーハー的な考えだが「梨泰院」に
行ってみたくなった。



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