お一人様でお待ちの私と衝撃のソーキそば。＃ひとり旅エッセイ
体調に気をつけましょう。第4話。
どうも、コーシです。
沖縄に到着し、無事レンタカーを借りることもできたコーシ。時刻は1時。さぁ、みんなで一緒に。「お腹がへった！」
同日の午前2時から行動を開始していた私。流石にお腹がすいた。眠気は沖縄発情行くのアドレナリンのおかげで全く無い。なので私がするべきことは間違いなく、”腹ごしらえ”である。
沖縄といえば、なんと言ってもソーキそばである。
生まれてこの方、19年間ソーキそばを口にしたことがない。「”ソーキ・そば”なのか、”ソー・キ・そば”なのか」と言ったレベルだ。東京でも割と見かけることの多いこの文言だが、私は「いつか本場で食べたい」という密かな願望を胸に食べずにおいた。
故に今から食すソーキそばには、約20年分の思いが詰まっていると言っても過言ではない。とてもとても、楽しみすぎる。
こちらのやる気は十分だ。もう、お目当てのお店は調べてある。那覇市のちょっと内陸側にある、「楚辺そば」である。instagramで「＃ソーキそば」で調べるとこの名前がよく目についた。
早速ナビに住所を入力し、Awichの音楽をシャッフル再生し、沖縄ドライブ。
とてもおしゃれな建物が目に入る。コンクリでできた宮殿のような見た目の建物。警察署だ。Police Station？！あれが？もはや一回くらいお世話になってみたい。
それにしても心地の良い気温。窓を全開にして走ると、もうそりゃあ良い。カチャーシーを決めたくなってしまう。着陸して1時間半ほどだが、脳内は「沖縄最高」の4文字でいっぱいだった。
20分のドライブの後、目的地である「楚辺そば」に到着した。外見はとても沖縄を感じる良い雰囲気の古民家。外では10数組ほど待機している。口コミに”回転率が良い”と書いてあったし、何も急ぐことはないので名前と人数を書き、ワクワクと共に「楚辺そば」を待つ。
それにしても素晴らしい雰囲気の古民家。アットホームでおしゃれで沖縄。心が安らぐ。
口コミの通り回転率が良く、スイスイと名前が呼ばれる。「〇〇さまー！」「〇〇さまー！」と、読んでいただけるのが嬉しいくらい元気な声でお客さんたちが呼ばれていく。
ほとんどのお客さん達が４人くらいのお友達同士、カップル、ご家族で、一人で来ていたのは私くらいだった。賑やかな皆さんをみて心がほっこりする。
すると「お一人様でお待ちのフクダさまーーー！！」といつもよりちょっと大きい気がする声で名前が呼ばれた。
なんで私だけお一人様の肩書きがついたのだろうか。
いや、別にいいんだけど、全然、気にしてないしというか、それが好きで沖縄まで来ているんだけど。でもみんなお名前だけだったし、呼ばれるの。
いや！まぁでも！元気な声で呼ばれてちょっとスッキリした！うん！いいね！お一人様のフクダ様！最高！
一瞬頭が6回転くらいしたが、元気よく「はい！」と返事し、「お一人様ご来店でーす！」の掛け声と共に「楚辺そば」に入店する。
席について、注文したのは「楚辺のまかないそば」。三枚肉と軟骨ソーキをどちらも食べることができるらしい。当たり前のように大盛りで注文し、じゅーしぃという、”沖縄の炊き込みご飯”も頼んだ。
店内はとても広く、多くなお客さんで埋め尽くされていて店員さんも忙しそう。しかし10分も待つとすぐに料理が到着した。ちょっと大きめの4人がけの席に案内していただいてしまったので、ここは1人飯の本領発揮をして回転率に少し貢献数rことを決意し、いただきます。
「楚辺のまかないそば」を啜る。うんまっ。何これ。最高。一口目で回転率に貢献できないことは察した。これは浸ってしまう。ほぼ徹夜の体に染み渡る優しい風味、尚且つしっかりと出汁を感じられるパンチ力。
え、俺はこんなに美味しいものを19年間我慢し続けてきたのか？だとしたら今後することになる我慢の大抵は容易い。絶対に。
感動。うーわソーキそばうますぎるなぁ。ちょっと一旦炊き込みご飯食べよ。えっ何この炊き込みご飯うんまっ。え？じゅーしぃ？美味しすぎない？炊き込みご飯の暖かい雰囲気はそのままにかなりガッツリした感じ。最高。
え、俺はこんなに美味しいものを19年間知らなかったのか？だとしたら今後どんなに衝撃の事実を目の当たりにしたとしても驚かずにいられる。
この二つの衝撃で正直記憶が薄れてしまっているが、付け合わせのもずくとお野菜も美味しかった。
結局私は大いにお店の回転率に貢献し、大満足でお店を後にした。
ぜひ、沖縄を訪れた際には「楚辺そば」へ。
次回、首里城へ。
フクダコーシ しそとツナ缶。
Instagram @f.kohhhhhshi_（アート投稿中！）
Twitter @FKohhhhhshi
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