ブラック会社に捕まり、辞めるまでの話⑦ 完
僕のブラック会社員時代の超絶リアルエピソード。キラキラな入社から絶望の退社まで、複数回に分けてお届けします。
この記事は、続編です。
前の記事を見てない方は、先にこちらからどうぞ↓
ブラック会社に捕まり、辞めるまでの話①
ブラック会社に捕まり、辞めるまでの話②
ブラック会社に捕まり、辞めるまでの話③
ブラック会社に捕まり、辞めるまでの話④
ブラック会社に捕まり、辞めるまでの話⑤
ブラック会社に捕まり、辞めるまでの話⑥
ーーーーーーーーーー
7、辞めた後の話
「辞めます」のチャットを送った返信は、 翌朝届いていました。
ーなんて書かれてるんだろう。
身勝手すぎると怒られるのか、
そもそも、辞める時ってこんな伝え方で良かったのか。
もやもやを抱えたまま、僕はメッセージを開きました。
「お疲れ様です。了解です。
では、月曜朝10時にオフィスに来てください。
貸与物と印鑑も持ってきてください。」
意外とあっさり、こんな文が来ていました。
引き止められるか…と考えていましたが、全くそんなことなく淡々とした返信でした。
・・・
そして月曜朝。
指示通り借りていたパソコンと携帯、資料、印鑑を持って10時に出社しました。
そこにはあのバリキャウーマン上司1人の姿が。
『おはよう。じゃ、ここの書類にサインをお願いね。』
言われるままに、退職用の書類に署名とハンコを押し、借りていたものを全て返しました。
正式な手続き書類は後日配送する、という旨を告げられ、
『はい。以上です。では、お疲れ様でした。』
と、退室を促されました。
…え
終わった、、
気づいたらオフィスの外でした。
ものの10分もかからない出来事でした。
もっとなんか、いろいろ話されたりすると思っていたし、退職後の守秘義務とか、注意とかあるのかと思ってました。
ー 秒で終わった…。
これで僕も無職か。。
こんな感じであっけなく会社員としての期間は幕を閉じたのでした。
・・・
その後、僕は同期11人のLINEに辞めたことを伝えました。
「僕は今日限りで辞めます!
めちゃくちゃ短い間でしたがありがとうございました!!」
すると、『残念だ〜』『お疲れ様!』という返信とともに、数人から個人LINEが。
『え、上司になんてメッセージ送った?』
『辞める時、どんな感じだった?』
『何を持っていけばいいんかな??』
そう、同期の大半も辞める方向で考えていたのです。
辞めた時の状況をいろいろと聞かれました。
そして、次の日、その次の日と、同期が1人ずつY社を辞めていきました。
『僕も辞めました。』
『私は明日手続きしてきます!』
こんなメッセージがLINEに続いていきました。
・・・最終的に、
入社から1ヶ月が経った時、
僕たち同期の
11人中8人がY社を去っていました。
もう笑いましたね。
1ヶ月以内の離職率70%超えです。
今だとそれ以上に辞めているかもしれません。
状況を聞くと、みんな退職手続きは一瞬で終わったようでした。
もう、大量採用、早期離職が常駐化しているようです。
上司も手慣れていました。
思い返すと、確かにオフィスでは毎日のように面接が行われていました。
ーみんな辞めてしまったのだから、僕の判断は間違っていなかったかな
そう、自分に都合の良いように解釈しました。
・・・
後日、僕は無職になった後すぐにアルバイトの応募をし、2つの仕事を見つけてフリーターとして働き出すのです。
そこで気づいたんですよね。 フリーターとして生きることの心地よさに。
○残業のない仕事につきたい
○ノルマがない仕事がしたい
○お金よりも、ストレス0を優先したい
これは、前話で書いた理想の会社像ですが、アルバイト先の仕事は上を全て完璧に満たしていました。
ストレスが無いだけでもいいのに、好きなときに働けて好きな時に休めます。
また、同じ職場の学生や主婦の方と談笑しながらめっちゃ楽しく働いています。
ーうわ、もうぜんぜんフリーターでいいや…
僕の理想の働き方ができてる…
幸福感を感じるとともに、僕は思ったんですね。
ーこの事実を、誰かに教えたい。
僕みたいに、会社が辛い、会社を辞めたいと悩んでいる人に伝えたい。そうすれば、きっと救われる人がいる…。
こう、思いました。
会社員のころの僕に向けて、「フリーター」っていう道もあるよって言いたい。
もしそれを知っていれば、こんなに人生悩むこともなかった。
“会社”に縛られている人
“就活”で悩んでいる人
こんな人たちに向けて、選択肢の一つを教えてあげられたらいいな、と。 人生の幅を広げて、豊かに生きれるきっかけを作れればいいな、と。
こういう想いで、「ぱぴこ」の発信をすることに決めた僕は、noteに想いを書き始めるのでした。
ーーーーーーー
以上で、「ブラック会社に捕まり、辞めるまでの話」は完結です。 最後まで読んでくれた方、本当にありがとうございました。
自分でもこんな長くなるとは思いませんでしたね(笑)
書く手が止まらず、夢中になって書いていました。
それほどまでに自分の中で記憶に鮮明に残っている出来事なんだな、と思います。
誰かの心に残る作品になれば嬉しいな、、と。
これからも、「フリーターの快適さを伝えるアカウント」として、さまざまな発信をしていきます!
見てくれた人のいいね、コメントにいつも救われています。ありがとうございます。。
ではでは!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?