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    ゲームのスタッフリストを見ていく記事です。得られる内容は毎度異なりますので記事冒頭でお伝えします。

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"星のカービィ"中興の祖 熊崎信也

『星のカービィシリーズ』。今年で30周年を迎えた。今でこそ順調な足取りを見せる星のカービィだが、その30年間を平穏に過ごせた訳ではない。『星のカービィ 64』から『星…

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2年前
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"ポポポ"から"カービィ"になったことで得られたもの、失われたものを考える

1992年04月27日に発売した『星のカービィ』。ここから紆余曲折を経て今に至る訳ですが、カービィという名前のキャラクターが、最初は「ポポポ」で、『星のカービィ』という…

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3か月前
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認知を鍛え、でんせつに這い上がるサーモンランガイド

2022年9月に発売した『Splatoon 3』のゲームモード「サーモンラン Next Wave」。 「サーモンラン 攻略」で調べるとこのモードに関する様々な解説や指南が出てきます。スプ…

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3か月前

『星のカービィ ディスカバリー』ワシントンポストインタビュー再考 時系列と"継承"の違いをAI(GPT-3.5)と考える

ストーリーがあればその中身について色々話されるのは古今東西、いつでもどこでも変わりません。基本はアクションゲームであり、体験を重視する『星のカービィ』シリーズで…

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1年前
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BPO x アニカビ - 和製サウスパークに"苦情"は来たのか?

アニメ『星のカービィ』。 カービィのボイスを担当する大本眞基子氏曰く「笑い・涙・狂気ありの戦うホームドラマ」と形容される作品。 かつてWiiの間で100話配信がありま…

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1年前
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酒井省吾さんフリーランスへの不安を少しでも和らげる記事

データイースト、ハル研究所に所属し『MOTHER3』『カービィのエアライド』『タッチ!カービィ スーパーレインボー』、25周年記念オーケストラコンサートなどに携わった酒井…

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1年前
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ハル研のフライデー記事に対する感想

わざと無味乾燥なタイトルにしました。 注意点がございます。 当然と言えば当然ですが、筆者はハル研究所の関係者ではございません。 法律を持ち出していますが、筆者は…

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1年前
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私の2022年の振り返り

ウクライナを中心に混迷の2022年が終わろうとしています。まぁリセットされることはないのですから、今後も長くお付き合いすることになりますね。 とにかく、2022年の自分…

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1年前
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エアライド新作に必要な条件はもはや満たせない?

『カービィのエアライド』は今もなお移植、あわよくば復活を求められる作品です。何を思うかは自由ですが、私はそれはなにかしらの条件が必要と考えています。 車好きが、…

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1年前
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サイレントヒル新展開に関わるゲーム会社について調べてみた

『SILENT HILL Transmission』でサイレントヒルシリーズに関する情報が色々でましたが、そこに出てくるゲーム会社について軽く調べてました。そのため『サイレントヒル Asc…

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1年前

サーモンランを安定して攻略するメモ(たつじん想定)

想定するのはたつじん~でんせつです。結論からいきましょう。 02/05:「そもそも、画面をちゃんと見る」を追加しました。 浮き輪にならない 1人減るとその分だけ処理す…

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1年前
9

任天堂のSwitchタイトル制作陣を振り返る(総合編)

サムネイル画像として設定したもの。こちらは任天堂が中心に開発したゲーム作品のゲームデザイナー、プログラマー、アーティスト合計の比較です。 皆様はこの数値にどう感…

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1年前
7

『フューリーワールド』は実験作?

『スーパーマリオ3Dワールド+フューリーワールド』は発売されてからこのような言説が目立ちました。 「次世代3Dマリオの実験作」 「オープンワールドマリオの試験作」 と…

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1年前
8

報酬と選択 アクションとオープンワールドの違い

この話の発端は、今年発売予定の国家運営シミュレーションゲーム『Vicoria 3』の開発日記からです。 『Victoria 3』の開発日記ですが、対象はこちらです。 「Victoria 3…

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1年前
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"NEICHEL"は誰?(『星のカービィ ディスカバリー』)08/27追記

『星のカービィ ディスカバリー』のWELCOME TO THE NEW WORLD!!は星のカービィシリーズのゲームでは珍しい、ボーカル付の曲だ。 そして誰が歌っているのか、気になる人は…

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2年前
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"星のカービィ"中興の祖 熊崎信也

"星のカービィ"中興の祖 熊崎信也

『星のカービィシリーズ』。今年で30周年を迎えた。今でこそ順調な足取りを見せる星のカービィだが、その30年間を平穏に過ごせた訳ではない。『星のカービィ 64』から『星のカービィ Wii』までの11年間、星のカービィの開発元であるハル研究所と任天堂は苦労していた。

そんな中、一人の男がシリーズが終わるかも知れないという危機感を持ち、今に至る道を開拓していった。

その男の名前は、熊崎 信也である。

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"ポポポ"から"カービィ"になったことで得られたもの、失われたものを考える

"ポポポ"から"カービィ"になったことで得られたもの、失われたものを考える

1992年04月27日に発売した『星のカービィ』。ここから紆余曲折を経て今に至る訳ですが、カービィという名前のキャラクターが、最初は「ポポポ」で、『星のカービィ』というタイトルは『ティンクル★ポポ』だった…という話はファンの間ではよく知られた話です。

この、ポポポからカービィに変わったことで、何を得て、逆に何を失ったんだろうなという疑問が浮かんできたため、記事としました。

カービィという名前の

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認知を鍛え、でんせつに這い上がるサーモンランガイド

認知を鍛え、でんせつに這い上がるサーモンランガイド

2022年9月に発売した『Splatoon 3』のゲームモード「サーモンラン Next Wave」。
「サーモンラン 攻略」で調べるとこのモードに関する様々な解説や指南が出てきます。スプラトゥーン3 攻略・検証wiki、サーモンラン乱獲wikiなど役立つ情報も数多くあります。

発売から1年以上経過しましたが、2023年11月30日のアップデートでも追加・変更が加えられるなど今も精力的に動いている

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『星のカービィ ディスカバリー』ワシントンポストインタビュー再考 時系列と"継承"の違いをAI(GPT-3.5)と考える

『星のカービィ ディスカバリー』ワシントンポストインタビュー再考 時系列と"継承"の違いをAI(GPT-3.5)と考える

ストーリーがあればその中身について色々話されるのは古今東西、いつでもどこでも変わりません。基本はアクションゲームであり、体験を重視する『星のカービィ』シリーズでもそれは同じです。

特に熊崎信也氏以降が指揮を執るようになった2010年代以降の『星のカービィ』シリーズは、キャラクターやストーリーについて高い熱量で考察が飛び交うようになりました。

そうなると確実に出てくる話題が「時系列」です。

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BPO x アニカビ - 和製サウスパークに"苦情"は来たのか?

BPO x アニカビ - 和製サウスパークに"苦情"は来たのか?

アニメ『星のカービィ』。

カービィのボイスを担当する大本眞基子氏曰く「笑い・涙・狂気ありの戦うホームドラマ」と形容される作品。

かつてWiiの間で100話配信がありましたが、DVDは途中で打ち切られたため当時録画していたVHSでしか、まともな手段では振り返ることができませんでした(後は‥‥レンタルVHSを返さず持ってるとか?…え?Youtubeの英語・スペイン語字幕の動画?)。しかし、Blu-

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酒井省吾さんフリーランスへの不安を少しでも和らげる記事

酒井省吾さんフリーランスへの不安を少しでも和らげる記事

データイースト、ハル研究所に所属し『MOTHER3』『カービィのエアライド』『タッチ!カービィ スーパーレインボー』、25周年記念オーケストラコンサートなどに携わった酒井省吾氏がフリーランスとなりました。

この話はJCAAのエッセイである「今月の作家」に酒井氏が寄稿したことをソースとします。

特にこの話は広がったようで、引用ツイートなどでも衝撃を受けた方がいらっしゃるようです。

まず、結論か

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ハル研のフライデー記事に対する感想

ハル研のフライデー記事に対する感想

わざと無味乾燥なタイトルにしました。

注意点がございます。

当然と言えば当然ですが、筆者はハル研究所の関係者ではございません。

法律を持ち出していますが、筆者は法律に関して素人です。間違いなどありましたらご指摘頂けましたら幸いです。

公開情報を基になるべく可能性を高めた予想を展開しておりますが、あくまでも予想です。

ファーストコンタクト私がこの報道を最初に知った時、驚きもありましたが何よ

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私の2022年の振り返り

ウクライナを中心に混迷の2022年が終わろうとしています。まぁリセットされることはないのですから、今後も長くお付き合いすることになりますね。

とにかく、2022年の自分の振り返りをやっていきます。

リアルの話現実では転職を行い、なんとか自分と合致している所を見つけられさぁ頑張ろう!という感じです。

記事作成そんな忙しい中、スタッフリスト分析を中心に記事を作成するのは大変…かと思いきや2022

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エアライド新作に必要な条件はもはや満たせない?

『カービィのエアライド』は今もなお移植、あわよくば復活を求められる作品です。何を思うかは自由ですが、私はそれはなにかしらの条件が必要と考えています。

車好きが、開発者にもユーザーにもいなければ成り立たないと考えています。その訳をここから話していきます。

2000年代のレースゲームさて、カービィのエアライドは2003年に発売しました。このゲームのジャンルは公式サイトでは「アクションレース」です。

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サイレントヒル新展開に関わるゲーム会社について調べてみた

『SILENT HILL Transmission』でサイレントヒルシリーズに関する情報が色々でましたが、そこに出てくるゲーム会社について軽く調べてました。そのため『サイレントヒル Ascension』と『Return to SILENT HILL』は外しました。

『SILENT HILL 2』bloober team

『Layers of Fear』や『The Medium』などのホラーゲー

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サーモンランを安定して攻略するメモ(たつじん想定)

サーモンランを安定して攻略するメモ(たつじん想定)

想定するのはたつじん~でんせつです。結論からいきましょう。
02/05:「そもそも、画面をちゃんと見る」を追加しました。

浮き輪にならない

1人減るとその分だけ処理すべき量が増える

しかし救助は時間がかかる。具体的に5秒程度

100秒の持ち時間で5秒取られると取り得る選択肢が減る

だからできる限り浮き輪にならないで欲しい

音を聞く(+あらゆる情報を手に入れる)

操作負荷をできる限り上

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任天堂のSwitchタイトル制作陣を振り返る(総合編)

任天堂のSwitchタイトル制作陣を振り返る(総合編)

サムネイル画像として設定したもの。こちらは任天堂が中心に開発したゲーム作品のゲームデザイナー、プログラマー、アーティスト合計の比較です。

皆様はこの数値にどう感じましたでしょうか?

世界でも有数のゲーム会社である任天堂の制作陣については何も分からないままです。それにNintendo Switchもライフサイクルが半ばを入っていますし、中間地点での振り返りもやりたいなと思いこの記事を書きました。

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『フューリーワールド』は実験作?

『フューリーワールド』は実験作?

『スーパーマリオ3Dワールド+フューリーワールド』は発売されてからこのような言説が目立ちました。

「次世代3Dマリオの実験作」
「オープンワールドマリオの試験作」

と。似たような表現は『フューリーワールド』のレビューで数多く見受けられます。

本当に?

というのも『フューリーワールド』のスタッフリストを見るとそうとは言いづらい点が出てくるからです。今回はそんな話をしていきます。

全て「St

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報酬と選択 アクションとオープンワールドの違い

この話の発端は、今年発売予定の国家運営シミュレーションゲーム『Vicoria 3』の開発日記からです。

『Victoria 3』の開発日記ですが、対象はこちらです。

「Victoria 3」開発日記#34――運河とモニュメント

Victoria 3はタイトルが示すように、ヴィクトリア朝、正確には19~20世紀初頭を舞台とした国家運営シミュレーションです。歴史にご興味があれば大体想像がつきます

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"NEICHEL"は誰?(『星のカービィ ディスカバリー』)08/27追記

"NEICHEL"は誰?(『星のカービィ ディスカバリー』)08/27追記

『星のカービィ ディスカバリー』のWELCOME TO THE NEW WORLD!!は星のカービィシリーズのゲームでは珍しい、ボーカル付の曲だ。

そして誰が歌っているのか、気になる人は多い。結論から言えば、私も分からない。というか、フェスまで隠しているのではと考えている。それに至った訳をここに記す。

内容の都合上『星のカービィ ディスカバリー』のネタバレを含んでいる。注意していただきたい。

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