それしかない事に気づく。余命について。今日の写真はきゅうり。
何もできない。
虚しい時間が過ぎていくだけ。
あれもこれもやっておけば良かったと思うこともない。
やりたいことは何にもない。
やれることもない。
無力さだけが頭をよぎる。
生きるか死ぬか
そんな緊張感もない。
余命 0年
55歳定年の年金支給が55歳の頃は平均寿命が65歳でした。昭和36年岸内閣が今の形の年金制度を導入したときは定年後の10年を年金があれば働かなくても過ごす事ができると想定して作られたのです。その年金保険は貯蓄ではなく保険です。保険加入者で支え合って成り立っているのです。
現在 60歳定年で支給開始が原則65歳です。平均寿命が男81歳女87歳(小数点以下切り捨て)2021年資料 、将来は100歳を超える平均寿命になるだろうと言われています。根本的な考え方が年金支給は10年だと想定した事が間違いの元です。定年を伸ばして先送りしているだけです。
企業も55歳定年が60歳に伸びさらに65歳そして次は70歳、75歳と伸ばすのでしょう。企業側の負担としているのですが、働けない人は年金を支給してもらうのに減額されるのです。働けてもお荷物になっている人は給料を極端に減らされるのです。
退職して余命10年として過ごすのか、年金支給が始まって余命10年と考えるのか、それとも平均寿命までが余命で苦しくても自分の食い扶持は自分で稼ぐしかないのです。
平均寿命を超えたならばなるようになると諦めるのです。
今のままでは、年金制度は破綻するでしょう。破綻しないように改悪を繰り返していますが、破綻するよりは改悪でも我慢するしか無いのです。
若い人は将来もらえなくなるのだから加入しないといっている人が多いようですが、働けなくなって収入が無く、生活保護を受ける人が増えていくのです。余命を考える前に老後の事を考えなくてはいけません。
働いていて、先の事はわからない。今が良ければ将来も良いだろうと思わない事です。社会保険制度が全く無ければ自分で自分を守る事を考えなければならないのです。自営業者に社会保険制度はありません。国民健康保険に入り、国民年金に入っても、老後は万全ではないのです。
死後のことはわかりませんが、病気になって、働けなくなって、誰かの世話にならなければならない事態が訪れないとは言えないのです。
気づきましょう。自分の為に誰かを助けるのではありませんが、誰かの為に誰かを助けるということは自分の為でもあるのです。誰も助けないのに自分は助けて欲しいと思う事が、嫌われるだけで済めば良いですが、悔やむ事のないようにしたいと思うのです。
誰かを助けよう。それしかないのです。