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飽きるに効く薬味。今日の写真はレンゲ畑。

飽きる事に勝つことはできません。生姜、ネギ、ゆず、胡椒、塩、スパイスは香料です。味に変化をもたらすのです。季節の変化を楽しむのは、日常の生活に変化をもたらすのです。

日本人には薬味という食事を美味しくするものがあります。

人生の薬味は、行楽であり、酒であり、宴会などのお祝い事です。
人生の節目、季節の節目に催しをするのです。毎日が催しであれば薬味とは言えず、飽きの解消にはならないのです。酒、タバコ、筋トレなどが続くと飽きてくるのではなく常習化、つまり依存するようになるのです。

健康オタクも一種の依存症です。それをしないと不安になるのです。命の大切さを知ると死は怖いのです。死後の世界があって死んだら幸せが待っているなどと信じてしまったら自爆テロなどの怖いこともできてしまうのです。

命は取り戻すことができない一生に一回だけ与えられるものです。
終わりが無いものなど無いように命にも終わりがあります。原子に終わりがあるのか無いのかわかりませんが細胞や物質は分子に細かく分けらさらに細かく原子、電子と細かくわかれます。

肉は口の中で噛み切られて細かくなり胃酸でさらに分子レベルまで砕かれて小腸で吸収されます。命が引き継がれたというべきでしょうが進化の過程で手に入れた命の営みです。

生きることができて子孫繁栄ができれば命の役割はできているというべきでしょうが、人間は飽きてくるのです。飽きる暇がないぐらいに変化があればそれに対応するので手一杯になるのです。

変化が無く安全で安心が長く続くと飽きてくるのです。それは仕方がないことです。でも、暇つぶしに変化を作るのは間違っています。決められた行事を行うのです。それが続くのが伝統です。

誕生日を祝う。ひな祭りをする。花見をする。生きていく事には無くても良い事をするのは人生の薬味だと思えば良いのです。薬味には七味唐辛子のようなものもあればハバネロなどのように体に悪いであろうと思うものもあるのです。

人生の薬味を楽しみましょう。先人は行事を沢山残しています。行事が沢山あって忙しい組織は生き残る組織です。神社や宗教、王制などはそのような行事を伝えていく事で組織を守っているのです。

行事はその組織にとって意味があるのですが他の組織には無意味なものです。伝統を破壊してはいけません。伝統を破壊するとその組織は存在価値を無くしてしまうのです。

伝統のない組織は生き残れません。伝統は作るものでもありません。引き継いでいくものです。

薬味を甘くみてはいけません。薬味はピリッと辛いのです。

#たぬきのポッさん #エッセイ #スキしてみて

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