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パラスパレス pal'laspalace
2024年7月29日 17:33
パラスパレスではこの秋、「秋間道」という格子柄のシャツをつくりました。間道とは、ストライプやチェックの古い呼び名です。鎌倉~桃山時代に異国から伝わった染織品を指し、茶道をたしなむ権力者に愛された裂のひとつ。掛軸の表装や茶入れの仕覆として大切にされていました。名物裂 めいぶつきれ間道金襴緞子を主流としたこれらの生地は名物裂として茶人の名を冠したものや、背景にちなんだ名前がつ
2024年6月25日 17:30
2024年6月26日より、パラスパレス公式オンラインストアにて、リネンのはぎれの取り扱いがはじまります。この生地の正体は……パラスパレスは日本各地の産地と取り組み、糸や生地から独自企画をするファッションブランド。オリジナルテキスタイルの服にならなかった裁断ロスや、試作の生地を、はぎれにしてお届けしています。産地の方々と手塩にかけて作った生地。まだ使えるものだからこそ「もったいない」の
2024年4月15日 09:53
それではシャツの旅、はじまりはじまり。今回は「あべこべグレンチェック」にスポットをあててご紹介します。◾️生地のデザイン服つくりには、2つのパターンがあります①生地からオリジナルで服をつくる②生地屋さんが作った生地から服をつくる今回のシャツは①のパターンです。色、柄、どこにもないブランド独自のものができあがります。ただしとっても時間がかかるので、考えはじめるのは半年以上前で
2023年11月14日 12:00
じりじりと残暑きびしい9月のことです。京都駅から車で走ること数十分。右手に東寺、左手に伏見稲荷と観光名所を抜けて、一軒のプリント工場に到着しました。そこは大本染工さんといって、パラスパレスのプリント生地作りを長年担って頂いている現場のひとつ。工場では11月にお店に登場する「冬牡丹(ふゆぼたん)柄」を生産している真っ最中です。プリントの様子をじっくり見せてもらうべく、パラスパレス
2023年9月21日 17:38
羊の毛色=白?実は、そんなことはありません。人間と同じように、羊毛にも個性があるんです。薄茶、茶、灰色、黒……品種や環境によって、色や毛質はさまざまで、その数1000種以上とも。今回は、遠く離れたニュージーランドから、羊の自然な毛色に魅せられた、1人の女性からはじまるお話です。それは40年ほど前、当時は染色しやすい「白い羊」が重宝されていて、有色の羊はほぼ需要がなく、忌