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眠らない。

眠らない街に
眠れない子。

ボクの施設に
新しくきた
複数人の子たち

1番小さい子が4歳
1番上が8歳

夜の街を徘徊する
世代で云うと
高校生ぐらいだった
人達が当時産んだ
子供達だったりする

犯罪者による
合意の無い性行為
その犠牲になった

中学生や高校生
持病や金銭面、
身体の状況で
堕胎手術が
できない人達は
産むしかない

もちろん
妊娠が原因で
死を選ぶ
中学生や高校生の
人達を
保護するうえでも
産むしかない

そして
「産むしかなかった」
そういわれ

生まれてきた
ボクらの仲間は

「子供利用」する
オトナに
手渡されると
売りに出される

それを知ると
やはり死を
選択しようとする

「逃げればいいのに」
「死ななくていいのに」
安易に云わないで欲しい

「死ぬ気になれば
何でもできる」
簡単に言葉を
使わないで欲しい

本当に自立できるまで
面倒見てくれる
人たちだけが
口にしていい言葉だ

ボクら仲間は
様々な事情で
「死ぬしかない」
そう考えた

追いやられ
生きてることが
迷惑で悪の存在
烙印は消せない

ボクら仲間を
養育することは
簡単ではない

まず多額のお金が
必要になる

子供を育ててる人や
動物愛護される方なら
生きてる
稼がない者たちに
どれほど
養育費がかかるか
想定できると思う

ボクらはそれを
理解してる

なぜなら
嫌というほど
暴言で
1番に聞かされる
事実だからだ

「腹が減った?
飯が食いたきゃ
働けよ!
いくらかかると
思ってんだ!」

3歳になるか
ならないか
ぐらいから
1年生になるまで
毎日聞かされてた
仲間のリサちゃんは
餓死寸前だった

保護者は
ひとり親家庭を名乗り
手当を受給し
我が子を児童ポルノ
などに子供利用し
捕まった

リサちゃんを
引き取る親族は
いなかった

ヒマリちゃんは
16歳のお母さん
オーバードーズ
繰り返し
亡くなって

おじいちゃんに
育てられた

おじいちゃんは
ヒマリちゃんの
お母さんの恋人で
お父さんでもある

ヒマリちゃんは
「ご奉仕」を
お風呂場の
水遊びのように
習って続けてた

2年生の彼女は
腕にタトゥもある

だんだん理解し
意味がわかるとき

死にたくなる
ボクらの仲間の
養育は簡単じゃない

そして
施設を出て
希望を持って
世の中を生きるのに

また疎外され
白い眼と
悪心に
希望の光や
未来を奪われ

夜に溶けるしかない
そしてまた
被害が生まれる

その悪循環を
断ち切っていくには

ボクら自身の
学習しかない
教育が大切だ

哲学や倫理
道徳や宗教観
思想や暮らし

何よりも
苦難を乗り越える
力が必要なんだ

国内の子供達の
保護もできないでいる
日本は庶民の暮らしを
守れているか?

いぜん
とあるボランティア団体の人と
NPO法人のひとが

多くの子供達が集まる
ある現場で

「可哀想だけどねぇ
親がそれじゃあ
どうしようもないですわ」

「まぁ保護者がそうだと
どうしてもね」

と、
SOSしている子を
つき放してた

会場にいた
ボクの仲間が
集まって
その子に近づいて

自分で
警察に行くこと提案し

ボクらが今すぐ
通報してあげることや

信頼できる
ボランティア組織にも
電話してみた

ボクらの施設に
ひとまず
いまからすぐ
逃げておいでと
話した

このことから
彼は守られ
幼児虐待から逃れた

もし
ボクらがあの時
彼に出会わなかったら
どうなってたのか

「子供を守ります」
「子供を保護してます」
そのような団体や
NPO法人や組織は多い

行政はどうかな?

「子供」とつけば
格好がつく
というような
子供利用は
ご遠慮願いたい

本当に困ってる
助けを求めてる
子供達に

目を背けず
ちゃんと
手を差し出し
向かい合って
保護施設や手続きを
すすめてくれる
オトナ達はどのくらい
存在するんだろう

公団のゴミコンテナで
寝起きしてた子を
臭いと云わず
自宅のお風呂に入れ
保護して下さったひとは

ネグレクトの親に
「誘拐」だと
通報された

間違ってる
断じてそう思う

法律で決まってるから?
法律の判断が間違ってるよ
頭のかたいオトナのひとよ

法律は人のためにある

1人の子供が
死んでしまうかもしれない
状況下を救われたんだ

子供を保護して
お風呂に入れた人は
立派だった
ハッキリ云った
「誘拐」として
「逮捕」するなら
どうぞなさってください

自分の家族に
何も恥ずかしいことしてない
人を助けた
そういえる

1人の子供を
保護したことは
誘拐ですか?

ゴミコンテナから助け出し
警察に引き渡す前に
お風呂に入れてあげた

これが「誘拐」ですか?
この正義のお母さんは
お咎めなしになった
ネグレクトの親が
薬物所持で
逮捕されたから

助けられた子は
ボクらの
仲間にいまいる

多くのひとが
「虐待」を
軽んじるが

人はこころが壊れると
オトナになる成長も
肉体だけで
精神は育たない

眠らないんじゃない
眠れないんだ

自然体の眠りを得るため
「生活」「暮らし」
それがどれほど
「大切」なのか

「暮らし」
これはお金で買えない
財産です

遥か歴史の昔から
旭日と共に目覚め
夕日と共に休む
そして眠る

体内時計を
侮ってはいけません

「暮らし」には
「精神」のみならず
「健康」も繋がってきます

どうか子供の環境を
考えてください
ボクらの仲間は
暮らしに困っています

生活費なんかじゃない
ひとてまも
ふたてまもかかる
オトナからの
愛情が必要です

テレビやスマホ
パソコンが脳に与える
影響や

日々の食生活での
レトルト摂取

歯磨きの習慣

育てることは
はじめたら
命尽きるまで
続きます

子育てのみならず
植物や動物を
世話なさってる方々なら
ご存じだと思います

どうか
世界中の子供達を
支援願います

お金じゃないです
「こころつかい」
この支援を
深く願います

子供の人権について
いぜん記事にしました
「子供に人権なんて!」
という反応もいただきました

それでもいいます
ボクらは
親のオモチャじゃない
いち個人です

それぞれの思想があります
親の思想を
押し付けないでください

現在5歳や6歳でも
世界に向けて発信できる
内容ある思想の子達も
たくさんいます

「うちの子は
バカだから」
「ウチは
子供子供してるわ」
などと

子供達の思想成長を
遮断しないでください

どの子も公平に
天才ばかりです

考える可能性を
潰さないでください

どんなことも
教えれば
覚えます

教育がどれほど
大切かご理解ください

「あんたなんて
産まなきゃよかった」
などとおかしな言葉
聞かせないでください

「あなたは
人々を救える
偉大な人よ」
そうやって
大事に話してください


世界中の子供達は
天才です
そして偉人です

子供達の未来を
戦争の無い
平和な世の中に

ボクはキミと共に
苦しみを乗り越える

必ず
未来は平和になる




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読了ありがとうございます 世界の片隅にいるキミに届くよう ボクの想いが次から次へと伝播していくこと願う 昨年のサポートは書籍と寄付に使用しています 心から感謝いたします たくさんのサポートありがとうございました