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ホントやさしい。

不幸の捉え方
人それぞれ
違いがある

他人を指して
そんなの不幸じゃない
不幸自慢の子が云う

何が不幸で
どうしたら幸福か
本人がそう感じるか
どうかで全く違う

底辺の暮らし
塩舐めてきた
そういう方がいるが

生まれながらに
その暮らしの人には
その暮らしが当たり前で
不自由を感じないと学んだ

生まれた国が違えば
野外でキャンプするような
家屋に家族が集まり暖をとり
そこで眠る

排泄のために
森の茂みに分け入り
他の野獣に自ら
犠牲になってしまう
国もある

そんな暮らしの方々に
不幸をたずねると
暮らしへの文句は
意外と少なく

狩りがままならないこと
密猟者が増えたこと
そんなことが
不幸のもと
だと話すと云う

「フツーの暮らし」
そういってた
施設の仲間の子の暮らしは
親が薬物中毒だった

親に環境を整えられた
多くの人から見れば
「最低な環境の暮らし」

そんな現状を目の当たりに
いくつもして感じた

『ボクは幸せなんだな』

虐待やイジメに遭ってきた
母が亡くなった
父に捨てられた
障がいがある
ちゃんと走れない

それは事実でも
ちっとも不幸じゃない
不幸じゃないじゃん

ボクには
命がけで守ってくれた
親族がいて

仲間がいて
noteの皆さんがいて

そして
キミがいる

暮らす場所もある
ゆっくり
お風呂ちゃんもできる

ふわふわのベッドも
ボクなんて
親族中のお家に
あったりする

美味しい食事も
みんなと食べる

ホントありがたい
なんて幸せなんだろう

学校では
親のこと言われ
いろんなこと詮索された
「しんだんでしょ」
「お父さんにも捨てられたの?」
「足切り落とすの?」
「知恵遅れなんでしょ?」

「かわいそうね」
「不幸だね」
「最悪の人生だね」
「施設にいたなんてゴミ人間ね」
「同性愛者なんてキモチ悪い」

偏見という虐めは
同級生の中で
「フツーの会話」
として繰り広げられ

ボクに聞こえるように
影でウワサされる


たったひとり
キミだけは違った
ハッキリ言ってくれた

「パコちゃん
卑屈になるな
それはウワサに負けてる
キモチは辛いだろうけど
悲観的にとらえたら
そのことが不幸だよ
世界をみて!
ちゃんと
自分の目で確かめて!
パコちゃんは凄いんだよ
大丈夫だよ!
負けないで!笑って!」

なにが笑ってだ
なにが負けないでだ

うしろ向きな
ボクのとなり
いつまでもいつまでも
離れないでそばにいて
励まし続けてくれた

ホントは自分が辛かったろうに
知らなかったんだ
キミが病気で苦しんでいるなんて

ボクは自分だけが
不幸だと嘆いてた
恥ずかしい
知らなかったで
すまされない

ある朝
キミの姿が消えて
それは
突然で

ボクに飽きたと
思って拗ねた

ちがったんだ
キミの命が消えてたなんて
なんもしらんかった

命の消える
前の日も
キミはボクを励ましてくれたね

負けるな!
笑顔で乗り越えよう!

キミのくれた
励ましの
ポストカード
今も大切に飾ってる

ホントやさしい
キミの命がけの励まし
ボクは忘れない
















読了ありがとうございます 世界の片隅にいるキミに届くよう ボクの想いが次から次へと伝播していくこと願う 昨年のサポートは書籍と寄付に使用しています 心から感謝いたします たくさんのサポートありがとうございました