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新卒2ヶ月で退職は間違っていたのか~正社員試験に落ちた話~
「第二新卒は有利」と聞きますが、実際どうなのでしょうか。
何度か書いているように、私は新卒で就職した会社を2ヶ月で辞め、現在アルバイトとして図書館で働いています。
先日そこの正社員試験を受けましたが、残念無念の不採用でした。
私はいわゆる「第二新卒」です。そんな私が転職に失敗しているのを見ると「やっぱり第二新卒での転職は無理なんだ」と嘆きたくなるかもしれません。
新卒で得た職をすぐに手放してしまったら、お先真っ暗なのでしょうか。
今回はまず、前半部分で面接の経緯と一部始終についてお話します。それから後半部分では、前半の内容を踏まえながら新卒入社・即退社という決断は結果的に良かったのかという問いについて、自らの経験をもとに考えてみたいと思います。
業種変更、しちゃだめなんですか?
私はアルバイト先の職場の採用試験を、一般の方と同じ条件で受験しました。
普段お世話になっている次長さん、課長さんからの絶大なバックアップを除けば、外部から来た一般の受験者とほぼ同じ条件での受験です。不採用になっていることからも分かるように、優遇措置などは一切ありませんでした。
書類審査を経て、学力試験と小論文、一次面接を突破してたどり着いた最終面接。何がいけなかったのでしょうか。
まず、一次面接と今回の最終面接では、聞かれた内容が全く違いました。
一次面接で聞かれたことは、現在従事している仕事内容について、すなわち図書館のお仕事についてです。
どのような業務に関わっているのか。一番おもしろい仕事は何か。業務上で気を付けていることは何か。一次面接では、現在の仕事に注いでいる熱意やどれだけ仕事を理解しているか、仕事への真剣度を問われたように感じています。自信を持ってお話でき、手ごたえは抜群でした。
対して二次面接では、現在の仕事には一切触れられず、ひたすら過去についての質問を浴びせられました。
当然といえば当然かもしれません。先方としては、すぐ辞められてしまうかもしれないという不安はあるでしょう。今の仕事を半年以上続けているとはいえ、2ヶ月で辞めた前科持ちなのですから。
しかし、面接官が気にしていたのは、図書館の仕事と私の前職があまりにもかけ離れていること、つまり大幅な業種変更をしようとしていることのようでした。
おそらく、私が不採用になった理由はこれだと推測しています。(「しようとしている」というか、もうしてるんだけど……というツッコミはさておき!)
新卒2ヶ月で退職は間違っていたのか
さて、ここからが本題です。
新卒入社・即退社という決断は間違っていたのでしょうか。
まず、私個人の答えとしては、間違っていなかったと断言できます。
前職を選んだことも、辞める決断を下したことも、それを経て図書館勤務という今の仕事を選んだことも、全く後悔していないからです。
一番大切なのは、自分で判断して自分で決めることなのではないでしょうか。熟考した上で責任を持って下した判断なので、面接官に「一度始めたことなんだから前職の業種を続けるべきなんじゃないですかね」なんてイヤミを言われても、冷静に対応できるわけです。
なので私は、自分で考えて決めたことなら、2ヶ月で辞めようと、なんなら業種を変更しようと、全く問題ないと考えています。もちろん、逃げるような転職なら話は別ですよ。大切なのは、熟考と責任感です。適当な気持ちで辞めてしまうのなら、行く先は暗いかもしれません。どんな時でも自分で考え、結果に責任を持つこと。たとえ数か月で辞めたとしても、このような態度は面接官にも伝わります。(私が言っても、あまり説得力はないかもしれませんが!)
そして、もしそれを快く思わない人がいるとしたら、それは相性の問題です。諦めましょう。世の中には、たくさんの人間がいます。あなたの経歴を信用ならないと一蹴する人もいれば、「さっさと見切りをつけられる判断力とスピード感、異業種にチャレンジする精神は素晴らしい」と言ってくれる人だって、どこかにいるはずです(期待をこめて)。
しかし、いくら熟考した上での決断とはいえ、新卒就職即退社をよく思わない人がいるのもまた事実。自分では英断と思っていても、経歴が普通の人とは違うため、丁寧に説明できるようにしておく必要があると、今回の経験で強く実感しました。
では、第二新卒での転職を成功させるには、どうしたらよいのでしょうか。
それにはまず、しっかり熟考して、自分の下した判断に責任を持つ。それに加え、一連の流れを言語化して人に説明できるようにしておくこと。つまり、能動的であることが大切です。
不満を持っている職場で、流されるように働くほうが楽かもしれません。また1から履歴書を書いて、その上自分の行動を言語化するなんて、面倒この上ないですからね。しかし、それでもやる、と決めたのなら、すでにあなたは能動的に自分の人生の舵をとり、その責任も背負えているはず。普段お世話になっている上司曰く、そのような若い人材は貴重とのことですよ。あとは、その勇敢さをどう面接官に伝えるかだけです。伝えるところまでできて、ようやく任務完了ですよ!
この記事が、将来に悩むあなたの助けになりますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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