菅原颯太

岩手県盛岡市出身。そして盛岡ファン。/岩手→京都→福岡県柳川市→愛媛県松野町目黒→島根…

菅原颯太

岩手県盛岡市出身。そして盛岡ファン。/岩手→京都→福岡県柳川市→愛媛県松野町目黒→島根県隠岐郡海士町→東京都杉並区/旅するフィールドワークTOUCA1期生/田舎と自然好き/人生という旅に出ています。

マガジン

  • 〜柳川の人に聞く〜

    自らに光をともし、ともに観光の先をてらすプログラム、TOUCA。1期生の僕が1拠点目の柳川で行った取り組み、それは人とまちをつなげる“新聞”作成でした。 記事は、取材の中で得た情報に加え、僕目線の気づきを盛り込んだものに。この記事を通して柳川や御花の人を「知る」ことが、なにかのきっかけになればと願っております。

最近の記事

  • 固定された記事

光はそこにある。

3箇所の宿泊施設を3ヶ月ごとにまわるプログラム、TOUCAの1期が終わってもう2ヶ月が経とうとしている。 にもかかわらず、僕は年末以降1本もnoteをあげていない。ばかやろう。 忙しかったと言えば言い訳になるが、それ以外の言葉が出ないほど目まぐるしく環境は変化した。 海士▶︎大阪▶︎沖縄▶︎東京▶︎岩手▶︎仙台▶︎京都▶︎岩手▶︎東京 と、間違いなく人生最長移動距離を記録した3月。 僕の人生は、移動距離と比例して充実度が上がる気がしている。 慣れない東京生活も、慣

    • 2022/12/31 22:57

      スリランカから帰ってきた。 積もる雪、正月飾り、年末の特番を見て しっかり一足遅れたなと感じる。 この一年は忘れられない一年になった。 こんな一年誰が想像したんだろうか。 数えきれない人と、 至るところで かけがえのない時間を過ごした。 「あなたがしたいことは?」と問われ続けた昨年、 「自分がしたいことは?」と問い続けた今年。 「我を捨てなさい」と説かれたスリランカ。 …なんじゃそりゃ。 結局大事なのはあるがまま、な、気がする。 そんなことを思いながら20

      • 抱えきれないもやもやをここに。vol.3

        振り返りの時間 最終日、3日間の研修を振り返る時間。 この期間を通して、参加者は自分に対する問いを送ります。 出てきた問いは、 などと十人十色。 似たような問いはあっても、それぞれの言葉で作られた問いは各々に色味を帯びており、その人の一部になりつつあるような感覚がありました。 今後もその問いを繰り返していくうちに、その問いがより大事なものになっていったり、大事にしたい問いが変わっていったり、そんな気がしています。ちなみに僕は、まだ問いを出せていません。 と、ここが

        • 抱えきれないもやもやをここに。vol.2

          事業者訪問 2日目の午前中で、 良い問いとは、そして問いの作り方を学んだ次は、 海士町で活躍する事業者さんの下へ訪問に。 今回訪問したのは、 隠岐神社 潮風ファーム 崎みかん の、3事業者。 この時間の狙いは、事業者の持つリアルな想いを、 対話を通じて引き出すこと。 そして事業者目線に立ち、共感し、深めること。 僕は隠岐神社チームに同行。 禰宜(読みは“ねぎ” 宮司の補佐のこと)を務める 村尾茂樹さんにお話を聞きました。 お話の中で、印象に残ったことがたくさ

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        • 〜柳川の人に聞く〜
          7本

        記事

          抱えきれないもやもやをここに。vol.1

          先日、ある企業の社員研修が、海士町で行われました。 Entôがその受け入れ先ということもあり、当初僕はそのサポートスタッフとして動くことに。 のはずが、折角ということで邪魔にならない程度に参加までさせていただいちゃいました。 僕がそこで得たのは、たくさんの「もやもや」です。 「もやもや」と言っても決してネガティブなものではなくて、4月から一般企業で働くことが決まっている僕にとっては、むしろここで得ることができて本当に良かったと思っています。 その「もやもや」とは一体

          抱えきれないもやもやをここに。vol.1

          森とめぐろとマツノイズム

          前回の記事でも書きましたが、僕がTOUCA2ターム目で最後に手掛けたのは、高校生と協力して行う授業でした。授業と言っても、教室や黒板は使わない、校内謎解きゲームです。 今回の記事は、僕が「森とめぐろ」で何を考えてどんなことをしたのかを書いていきます。 ※「森とめぐろ」については前回の記事でも書いているので割愛。 松野に高校は無いが、高校生はいる!!! 僕が松野町、目黒に来て1か月が経とうとしてた時、駅の構内でこんな紙を見つけました。 「…え、めっちゃいい。」 思わ

          森とめぐろとマツノイズム

          森の国、ざっと振り返り、記憶の整理

          やっとこさ、森の国編です。 記事を出す日を伸ばせば伸ばすほどハードルが上がる(気がする)ので、何を書いていいのか手つかずの状態でした。 他のTOUCA一期生のnoteを見て焦る日々。 次第に、 「あれ、俺ここでなにやってたっけ」 と思うことが増え、整理も兼ねて書いていきます。 水際のロッジ、繁忙期 7.8月は繁忙期ということもあり、TOUCA2拠点目の「水際のロッジ」での勤務が中心でした。 一日の流れ 6:30〜 朝食準備、たまにお渡し 8:00〜 食器洗い、貸し出

          森の国、ざっと振り返り、記憶の整理

          元キャプテンから、全キャプテンへの推薦図書②【前編】

          甲子園を見ている今だからこそ自分の高校時代を振り返ろうと思って書き始めたこのシリーズ。気づけば今年の甲子園は終わり、なんなら夏が終わりました。仙台育英の皆さんおめでとうございます。 深紅の大優勝旗が白河の関を超えたことは喜ばしい限り。ですが、同じ東北の花巻東高校出身の僕からすれば、先を越されてしまったという点で少し複雑な部分もあります。 今回取り上げる本 ジム・コリンズ 『ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則』 前回に続き2冊目となる今回。 この本は全キャプテンに向け

          元キャプテンから、全キャプテンへの推薦図書②【前編】

          元キャプテンから、全キャプテンへの推薦図書①

          この季節、外に一歩も出られない僕(コロナ療養中)が部屋でやることとすれば、本を読むか甲子園を見るか。なので、これをいい機会に高校時代を振り返っています。 自称“キャプテンぽくないキャプテン” プロフィールにもあるように、僕は高校三年生の時に野球部のキャプテンとして春夏2回甲子園に出場しました。 よく「大変だったでしょう」と言われますが、大変なんかじゃすまされないほど大変。例えるならクソデカ動物園を一人で管理する感じです。(それは言い過ぎ) それに加え、僕は「人の上に立

          元キャプテンから、全キャプテンへの推薦図書①

          ~柳川の人に聞く~ 番外編 菅原颯太さん(柳川に3か月滞在した人)

          ―柳川の好きなところは? 「柳川が好きな人が多いところです!」 そう答えるのは僕、すがわらです。今回はこれまで柳川の皆さんに質問してきたことを、僕自身に問いかけてみました。 以前、地域おこし協力隊の方々が主催してくださった市民交流会に僕も参加してきました。船頭さんをはじめ、アロマのお仕事をされている方や鉄工所でお仕事をされている方などいろんな方が集まりました。 皆さん柳川の話をするときは表情が真剣になるのが印象的。僕が御花に来た時も、社員の方々や町の方々から柳川の魅力

          ~柳川の人に聞く~ 番外編 菅原颯太さん(柳川に3か月滞在した人)

          ~柳川の人に聞く~ Vol6.草野無我さん(眞勝寺)

          2022年6月19日、眞勝寺さんにて震災復興の意を込めて年に二回、夏至と冬至の日に行われる「燈明の夜」というイベントが行われました。 境内にはたくさんの竹灯籠が飾られ、灯りがともされます。今年は特に争いのない平和な世界を願って。当日は追悼法要や被災地の復興支援販売も行われ、スローな時間が流れていました。 そんな眞勝寺さんは、今でいうコミュニティセンターの役割を果たしているそう。実際、燈明の夜以外にも本堂でヨガを行ったり、生け花やお作法の教室といったりした取り組みもされてい

          ~柳川の人に聞く~ Vol6.草野無我さん(眞勝寺)

          ~柳川の人に聞く~ vol5.金原梨奈さん(柳川藩主立花邸御花)

          御花では、今回のTOUCAプログラムを担当していただいている社員の方が3名います。一人は以前取り上げた石橋さん、そしてこの新聞のデザインを担当していただいている竹中さん、そして、今回取り上げる金原さんです。 前職の経験を活かしマーケティングや広報を担当している金原さんに、柳川の魅力について聞いてみました。  ―金原さんから見た柳川って、どんなところですか? 「めちゃくちゃ可能性に溢れているところです!」   930㎞にもわたるお堀が現存しているところや、御花のような文化

          ~柳川の人に聞く~ vol5.金原梨奈さん(柳川藩主立花邸御花)

          ~柳川の人に聞く~ Vol4.小路智彰さん(ラーメン一)

          九州に来たからには! 僕は4月から6月まで柳川にいましたが、実は九州に来るのは初めて。「ラーメンひとつ!」と頼んで、とんこつラーメンが来たときはカルチャーショックを受けました。 せっかく九州に来たなら、豚骨ラーメンは食べられるときに食べておきたいところ。ふと立ち寄った西鉄柳川駅近くのラーメン屋「一(いち)」の店主、小路智彰(ともあき)さんは僕と同じ元高校球児ということもあり、すぐに意気投合しました。 僕の地元、岩手にもルーツを持ち、都会から移住してきた小路さんに、いろい

          ~柳川の人に聞く~ Vol4.小路智彰さん(ラーメン一)

          ~柳川の人に聞く~ vol3.石橋志津香さん(柳川藩主立花邸御花)

          今回はこの方。御花の予約事務所で働く石橋志津香(しづか)さんです。 TOUCAプログラムにも積極的に関わっている石橋さん。柳川だけでなく、元職場の黒川温泉など色んな場所に連れていってもらっていました。 柳川で生まれたものの職場は各地を転々とし、最近また柳川に戻ってきた石橋さんに、色々と聞いてみました。 柳川に帰ってきた理由 幼いころは、家族から「目立っちゃダメ」と言われ育った石橋さん。 いつしか柳川は“自分の可能性がなくなる場所”という認識になっていました。そんな石橋

          ~柳川の人に聞く~ vol3.石橋志津香さん(柳川藩主立花邸御花)

          ~柳川の人に聞く~ Vol2.黒田淳一郎さん(黒田屋)

          今回取りあげるのは、自分の店を“なんちゃってケーキ屋”と称する黒田淳一郎(じゅんいちろう)さん。 御花の目の前に店を構えてなんと143年の歴史を持つ「黒田屋菓子舗」の4代目店主です。町の人からは「淳ちゃん」の愛称で親しまれています。 伝統の味「千代香」 もともとは和菓子のみを取り扱っており、黒田屋の代表的なお菓子「千代香」だけでなく「御花もち」というお菓子もあったそう。先代が直接立花家と交渉し、御花の名前を使わせていただけるようになったのだとか。 他にも、千代香と誾千

          ~柳川の人に聞く~ Vol2.黒田淳一郎さん(黒田屋)

          書く。

          コロナにかかりました。すがわらです。 現在宿泊施設にてインターン中ですが、繁忙期にもかかわらず罹ってしまい迷惑をかけている自分が情けなく不甲斐なく申し訳ない。。 そんなことを思いながら、そんなんばっかじゃ時間がもったいないとも思い。 こんなに自室にこもることもそうそうないので、書こうと思っていて書けなかったこと、あるいは書きますと言って書いてこなかったことを書いていこうと思います。 書きたいことを書く これまでの僕のnoteは、TOUCAプログラムにて感じたことを書