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抱えきれないもやもやをここに。vol.3

先日、ある企業の社員研修が、海士町で行われました。

Entôがその受け入れ先ということもあり、当初僕はそのサポートスタッフとして動くことに。

のはずが、折角ということで邪魔にならない程度に参加までさせていただいちゃいました。

僕がそこで得たのは、たくさんの「もやもや」です。

抱えきれないもやもやをここに。vol.1より

振り返りの時間

最終日、3日間の研修を振り返る時間。

この期間を通して、参加者は自分に対する問いを送ります。
出てきた問いは、

・あなたはどうやったら安心できますか?
・あなたにとってつながりとは何ですか?
・今1番ワクワクする選択肢はなんですか?
・あなたの心の中にある海はどんな海ですか?
・今何に囚われていますか?
・何から始めますか?

などと十人十色。

似たような問いはあっても、それぞれの言葉で作られた問いは各々に色味を帯びており、その人の一部になりつつあるような感覚がありました。

今後もその問いを繰り返していくうちに、その問いがより大事なものになっていったり、大事にしたい問いが変わっていったり、そんな気がしています。ちなみに僕は、まだ問いを出せていません。



と、ここが一か月前までの話。

記事の作成は9割ほど終わっていたのに、ずっと投稿ができずにいました。

自身の問いが見つからない(そもそも後回しにしすぎてやる気がなくなってしまった)+本当に素晴らしい研修だったので、中途半端なものは出せないという謎のプレッシャーを(勝手に)感じていた+まとめの部分がどうしても思いつかない。


そもそも、僕はこの海士町に何をしに来たのか。


10月から海士町に来て3か月が目前に迫っていながらも、
「なにもできていない」感覚。

なにかしよう、何かしないとと焦るだけで結局何もできず、行き詰まり、悶々としているだけの毎日。

他の拠点よりも、なんとなく手ごたえのなさを感じていました。


そんな中、ある方から頂いた言葉が。

「大事なのは、何をするかではなく、どうあるかだよ。」

Instagramでも載せてました。

残りあとわずか!「何かやらなきゃ!」
という考えに陥っていた僕を救ってくれた言葉でした。

その一方で難しさも。

「どうあるか」っていうことは、一発何かでかいことをして、はい、終わり。ではないということ。

常にその問いを自問自答しながら生きることなのだろうと思っています。

ただ、そこまでこの言葉について考える必要はないし、きっと深い意味もなくて、「おいおいそんな気負いなさんな」と言いたかったのだろうと思います。たぶん。

人が還流する海士だから

海士にきて感じることは、(そこまで)求められていない感覚。

人手こそ求められているかもしれませんが、若いアイデアや短期の人材は事足りている。なんなら溢れているようにも見える。

本当に必要とされているのは、(できれば根付いて)手足を動かせる人。いわゆるプレイヤーでした。

地元に戻り、さらに良くしていくために、他の地域をこの目で見ると言って出たこの旅も、そろそろ終わりが近づいています。

この1年弱でそれぞれの色を輝かせる地域見ることができたのは、何にも変えがたい経験に。

それと同時に、それぞれのスタイルで地域と関わる人達を見て、自分の将来を考えるきっかけにもなりました。

どうあるか、どう生きるかそして、どこで生きるか。

生涯のテーマになりそうです。

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