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文学

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小説や雑誌などの本を読んでみての感想から自分で作ってみた短歌や詩まで。
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#読書

「新短歌教室の歌集」

「新短歌教室の歌集」

今回はナナロク社の本「新短歌教室の歌集」を読んだお話。

歌人の木下龍也さんと岡野大嗣さんの2人を講師として開催された短歌教室から生まれたこの歌集。

限定2000部の発行でしたが、大学の学生協の本屋さんからナナロク社さんに直接予約をしてなんとか手に入れることができました。笑

生徒さん60人の計360首とその評が収録されています。

中身の話もしたいのですが、ここで短歌を引いてしまうと著作権的に

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短歌集第一弾

数か月前に短歌にハマり、自分で素人ですが作ってみました。

ついにWord一枚分の計十八首が出来上がりました。

字が小さくて見にくい!という方はTwitter(尾崎文學)では一首ずつ公開しているのでそちらもぜひ~

「天才による凡人のための短歌教室」

「天才による凡人のための短歌教室」

今回は歌人、木下龍也さんの本「天才による凡人のための短歌教室」を読んだお話。

タイトルのインパクトにかなり持っていかれそうになりますが、読んでて「なんだこいつ!上から目線で偉そうだな!!」とイライラはしないのでご安心を。笑

一言で表現するなら「クセの強い短歌の教科書」という感じでしょうか。

木下さんが短歌に出会いハマるところから、短歌業界での生き方(お給料のお話も…笑)まで。

これから短歌

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3.11と「想像ラジオ」

想像ラジオ/いとうせいこう

数週間前に背表紙が気に入ったからという理由で手に取ったこの本。それを今日読もうと思って本を開いて驚いた。

この本の題材は十年前の今日、東日本大震災だった。これもなにかの運命かと感じながら読み進める。

地震による建物の倒壊や津波により生死の境を彷徨う人たちの間にだけ聞こえる「想像ラジオ」。ラジオDJアークの軽妙な語り口調とそのリスナー、さらになにかのきっかけで想像ラ

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