見出し画像

井の中の蛙とは【オヤジ店長のツイート日記 vol.73】

こんにちは!オヤジ店長と申します!

人材育成、リーダーシップなどについてTwitterで発信している某外資系アパレルブランドで店長をしている読書好き、50代のオヤジです!

簡単な経歴や活動は、宜しければ私のTwitterをご覧ください。➡ @OyajiTencho

ツイートした事を掘り下げて記事にしています。今回のテーマは?

井の中の蛙

世間が狭いと成長機会に恵まれない(井の中の蛙)についてツイートしました。結構反響♥を頂いたので掘り下げたいと思います。

このnote記事も内容が良いと思われたら「スキ♥」を押して頂けると幸いです。コメント、感想等もTwitterの方にリプ頂いても構いませんので、合わせてよろしくお願いいたします!

今回のテーマは「井の中の蛙」についてです。自分の少ない知識や経験に囚われ大きな大海(世界)がある事をしらないという例えですね…

大海に出ないと分からない事は沢山あり人間の成長は大きな世界の中で試練と共にあるといった所でしょうか。

ツイート内容をおさらいすると私は、とあるアパレルラグジュアリーブランドで店長をしているのですが、同じ会社の中にいくつかグループがあり

私は一つのグループで約25年ほど働き、今から10年ほど前に今のグループに移りました。(なので約35年ほど今の会社で働いております…w)

今は10年経ったので慣れ親しんで「住めば都」状態なんですが移った当初は馴染めずで…

前のグループでは25年という長い期間の中で旗艦店も任され、そこそこ実績も出し取引先の百貨店からも表彰されたり(Twitterのプロフに自慢してます…w )自分で言うのもなんですが、会社からも一目置かれた存在でした…w(尖っていたので本部の人間から煙たがられてだけど…w)

なので、今のグループに移る前は「どこに行こうがいつも通りやる事は同じ、同じ会社だし知った顔もいるから大丈夫だろう」と思って乗り込みました。

しかしメンバーからシャッターを降ろされてしまいます…(汗)

何故かと言うと色々あったのですが、端的にメンバーの話もよく聞かずに、色々変えようと躍起になったからです。

前のグループでの成功体験が過信に繋がり、まさに私は「井の中の蛙」だったわけですね…

郷に入れば郷に従え

メンバーから「店長のやりたい事は分かりますが、先ず私達のやり方を見てほしい」と言われた時は「やってしまった…」と思いました…メンバーは今までやってきた事を否定されているように感じたのかもしれません…

当時私は自らは販売しない「監督タイプ」の店長で所謂プレイングマネージャーではありませんでした。(今もどちらかと言うとそうですw)

前途メンバーから「私達のやり方も見てほしい…」と言われた際に「店長も販売してほしい」という要望もありました。

会社からも以前からプレイングマネージャーは求められていたのですが、私は「お店が売れていれば良いやろ」と結果も残していたので自分のやり方を変えるつもりはありません。

しかしメンバーからも言われた時、私は会社が求める要望とは全く違う意味でガツンと殴られた思いがしました…

後でメンバーの話を聞くと、何もやらない上司や上の顔色ばかり見て自分達には偉そうな忖度イエスマン等の下で働きながらも、同僚後輩と力を合わせて頑張っていたようで「一度自分達と同じ事をやって大変さを感じてほしい…」という切実な思いがあったのです。

「郷に入れば郷に従え」と言いますが、逆の立場になれば自分も同じ事を思ったでしょう。

結果より姿勢(プロセス)が大切

プレイングマネージャーという会社からの要望には全く従うつもりは無かった私もメンバーの切実な訴えを聞いて「これはやらねば!」と思い「これでも昔は個人売上全国トップ10には入ったしやったろうやないかーい!」「皆、見てろよ!」という思いもあり久しぶりに販売をする事にしました。

しかしやり始めると結果は惨敗…w

今までドカッとベンチに座っていた監督が、いきなりバッターボックスに立って打てる訳がありませんよね…w理論は分かっていても体がついて来ないのです…

とても情けない気持ちでしたが、お客様に振られる私を冷やかに見たり馬鹿にしたりするメンバーは誰一人いませんでした。

私はしばらく経って少し販売の勘も戻り始めていた時、皆に朝礼で謝る事にしました。

「ここのやり方も把握せず皆の話もよく聞かず済まなかった」とシンプルに。

すると、その日から劇的にお店が変わり始めましたのです。皆が見違えるような動きを見せるようになリました。

私も販売を久しぶりにやり始めて売れる度に入社したての新人のように楽しくなり、着任当初にやりたかった取組等どうでもよくなっていました…w

「昨日は店長が売り逃しをされていました〜!」と皆にチクって私をイジるメンバーも出始めメンバーとの距離も縮まり、着任した当初は思いもつかなかった「なんて楽なお店(メンバー)なんだ」と思うようになります。

メンバーが上司をイジる所まで行ったらチームワークとしてはベストだと私は思いますね…w 

メンバーは私の売上なんかより自分達の要望に取り組む私の姿勢を見ていたのです。

店の事は皆に任せて、私は自分の販売に集中すれば良い形になったので、お店が売れていれば本部も何も言って来ませんから「こんな形のマネジメントもあるもんだ…w」と自分都合に思った時「コレは楽だな~」と思えたわけですw

前のグループでは「鬼店長」と恐れらがらも家にメンバーを招待して宴会したり「笑いあり涙あり」の所謂バリバリの体育会系な雰囲気で楽しかったものの、世話の焼ける事も多く…

一方このお店では皆、仲は良かったもののプライベートまで付き合う人はいませんでしたし皆スマートで構う必要も無かったので「こういう関係も悪くないな…」と思えた心地良さもありました。

前のグループのままだったら、自分がお山の大将だった事に気づかなかったと思います。

前の素晴らしい人間関係を否定するつもりはありません。しかし人は色んなタイプがいますし職場、会社ごとの独特な文化があります。

そこを知らず今いる中で楽しく生きるのも悪く無いですが、小さな井戸の中の世界より大海に出て新しい出会いや人間関係で起きる出来事は辛い事も多いですが「自分の課題」を映し出した新しい成長の機会だと思って乗り越えたいものですね。

最後までお読み頂きありがとうございました!

Twitterやnoteで読書本を紹介していましたが、noteのマガジンにしましたので!宜しければ本選びの参考にして頂けると幸いです!⬇


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?