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エッセイらしきものばかり

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何がエッセイなのかよく分かっていない人が書いたエッセイらしきものです。
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#名前の由来

ゲーム作りとは、名前の恥ずかしさに耐えることだったのか

ゲーム作りとは、名前の恥ずかしさに耐えることだったのか

 ゲームが好きな人間の何割かは「自分もゲームを作ってみたい」と一度は思うようです。実際にゲーム会社へ就職する人はもっと少ないでしょうけれども、そこへ辿り着くまでの道のりは多かれ少なかれ歩むようです。具体的には、ノートに自分の考えたゲームを書いたり、友達を呼んで実際に遊んでもらったりする。

 ゲーム会社側がそれをサポートするような商品を出す場合もあります。スーパーマリオメーカーを始めとする、誰でも

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適当勇者の冒険

適当勇者の冒険

 ロールプレイングゲーム、すなわちRPGと言えば、今やゲームの一大ジャンルです。ゲームをする人はもちろん、ゲームを知らない人でもRPGという言葉くらい知っていても全然おかしくない。中でもメジャーなRPGともなりますと知名度は抜群で、ひとつの文化を形成していると言えます。

 私も幼少期からRPGに親しんできたため、RPGの基本システムにはスッカリ慣れています。最近はなかなかゲームをやれなくなってき

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ハラスメント細分化の時代

ハラスメント細分化の時代

 嫌がらせは「ハラスメント」とも呼ばれます。そして、ハラスメントと名のつくもので最も早く日本に定着したのはセクシャルハラスメント、いわゆるセクハラだと思われます。ウィキペディアによりますと、セクシャルハラスメントは1970年代初頭にアメリカで生まれた言葉だそうで、日本では1980年代頃から言われるようになり、1989年にはセクハラを理由とした民事裁判が起こされ、セクシャルハラスメントが新語・流行語

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結局ただ思い出すだけのあだ名

結局ただ思い出すだけのあだ名

 言葉は意味や文脈やニュアンスなどいろんな性質を持っていると思いますが、その中に発音がございます。音の感じですね。ただ、言葉の音は文章を読む上で必ずしも必須ではないためか、意味や文脈やニュアンスなどに比べると、ちょっと脇にある要素にも思えます。ただ、もちろん発音が大事な要素になることもございます。

 あだ名を禁止する小学校が増えているというニュースが数年前に話題となりました。変なあだ名をつけられ

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先生から駅名を奪った高校

先生から駅名を奪った高校

 先生の中には雑談が面白い方がたまにいらっしゃいます。中学校の理科の先生がそうでした。その先生は私たち生徒と同じ町内に住んでいて、同じ町内だからこそ分かるようなローカルネタで笑いを取るのが得意でした。仮に向田先生としておきましょう。

 みんな向田先生の家がどこか知っていました。最初の授業で向田先生が自分で言ったからです。地元の高校が近くにあり、家の向かいにはローカル線の無人駅がある。向田先生の住

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「でか美ちゃん」とネーミングのバランス感覚

「でか美ちゃん」とネーミングのバランス感覚

 「ぱいぱいでか美」さんという女性タレントがいたんです。学生時代、バンドサークルの先輩につけられた名前をそのまま芸名にしたとのこと。どうしてそう名づけられたのか一瞬で分かるくらい身も蓋もない名前ですが、その名前ゆえにテレビ番組「有吉反省会」に出演し、知名度を上げてゆきます。

 彼女のような身体的特徴を表した言葉は他にもいくつかございます。ただ、いずれも芸名にしては生々しくなると思います。そういう

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