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異常。
目が覚めると、体に異変が起きていた。
昨日のことだ。
なんでそれがわかったかというと、寝起きで香ばしい匂いが鼻をついたことがきっかけだった。
「だれがBBQを!?」と焦って飛び起きたけど、違った。
窓から差し込む眩しい朝日が、僕の肌を焦がしている匂いだった。
とっさにロフトの奥の、光の届かないところまで転がった。
焼けているのは、右耳の周辺と肩のあたりだった。
とても痛かった。
皮をつまんだ洗濯ばさみを、思いっきり引っ張られたときの痛みがずっと続いている感じだった。
小さな窓から差し込んできた陽光は一筋で、時間はまだ6時くらいだったけど、真夏のビーチにいるみたいに眩しかった。
しばらく布団をかぶって光を遮断していると、耳元で何かが煮立っているグツグツというような音が聞こえて、痛みが引いていった。
陽光が焼いた部分がもとに戻ったのだ。
僕は気をつけながら、窓を塞ぎ、部屋を真っ暗にした。
試しに部屋の電気をつけてみると、少しちくちくしたが、肌はなんともなかった。
人工的な光には、耐性があるようだった。
そこまでして、やっと一息つくと急に体がだるくなった気がした。
たぶん、体を治癒するのに体力をつかったからだ。
うとうとしていたら、もう夜だった。
幸い今日は休みだったので、誰にも迷惑はかけていなかった。
お腹が空いたので、近くのスーパーに行った。
うっかり十字架をたずさえた神父さんに出くわさないか不安だった。
なぜかその辺を歩いている人をみると、よだれが溢れてきた。
なんとかその誘惑にあらがって、トマトジュースを買って飲んだ。おいしかった。
店頭で見かけた鶏レバーも買って、煮て食べた。おいしかった。にんにくは入れなかった。下処理が面倒だったけど、ハツもついていてお得感があった。
コーヒーも飲めた。
熱いそれをすすりながら、noteを書いた。
本を読んで、『PLUTO』というアニメを観て、ゲームをしていたら朝が来た。
時間帯がズレただけで、やっていることは普段と同じだった。
しばらくこの状態が続くようなら、病院に行こうと思います。
あ、でも夜はもうやってないか。
この症状についてなにか知っておられる方がいましたら、コメントで情報提供ください。
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