しあさってちゃん

おはようポエムは深夜の考え事大会最優秀賞

しあさってちゃん

おはようポエムは深夜の考え事大会最優秀賞

最近の記事

風邪をひいた感想文

先週、風邪をひいた。ほんとうに5年ぶりぐらいのことだった。次がいつになるかもわからない。(なるべく遠い未来がいい。)だから感想文を残しておくとする。 今はもうほとんど治っているが、ふとした瞬間の呼吸や喉の動きに風邪の名残があって、日常の連続性のようなものを感じる。夜が突然朝にならないように、流れる雲が突然クジラにならないように。そんなこととまったく同じようにある瞬間突然風邪が治ることもないのだろう。だから明日の朝目が覚めたら虫になっているようなこともきっとあるまい。日常は連

    • 夜道-独り歩き)

      寒風にでも殴られれば、目まぐるしい思考も少しはへこたれるだろうか。枕を捨てて街に出よう。 冬ふゆした装備で家の鍵を手に取る。そうだその前にと、いちおう書き置く。 “探さないでください” 一人暮らしの部屋は既に空虚に満ちている。 エレベーターによる垂直移動、位置エネルギーさよなら。オレンジの街灯を頼りに歩き出す。 あてどなく、意味もなく。うらぶれ、夜はやぶれかぶれ。暗闇において光は馴染まない。ものごとの輪郭がはっきりとしている。時折、視界がぶれる。俄然、輪郭ははっきりとしてい

      • とりとめない |睡眠導入|

        ・世の中がだんだんおかしくなっていっても ワタクシは世界を愛し続けるわ 目を瞑ったり耳を塞いだり ナイフを振り回したりしながら愛すわ ・死なない、ワタクシは死なない。 ・よくばりすぎた掌からこぼれ落ちる雫がどうか誰かのいのちでありませんように ・過渡期の人類にとってもはや平和なんて意味をなさないのではないか、と。それでも平和を信じてやまないの、と。日々の生活に溺れつつ、ふと精神が遊離したまどろみに心をいためそして眠り忘れる我が友よ。全てを投げ捨ててきみに会いに行きたいよ

        • 隣のおねーさん

           僕ん家の隣のおねーさんは、いつもカカシを連れている。いや、正確に言うと、いつもカカシに連れられている。  おねーさんはいつでも真っ赤なレインコートを着て、右腕を前に突き出している。その手には、おねーさんより身長の高いカカシのボディーが握られている。  僕ん家の前には公園がある。おねーさんはよくそこの時計の前に立っている。おねーさんの通行経路はすぐにわかる。カカシの軸(脚?)が線を引くからだ。公園の砂利の上を、ガリガリ言わせて闊歩する。前よりカカシの背が少し小さくなった気がす

        風邪をひいた感想文

          いちばん星

          自分の星でエラくなろう 誰も拒みはしないさ ただただいちばんになろう 誰のためでもないさ 自分の陸でエラくなろう 自分の海でエラくなろう 自分の空でエラくなろう 自分の星でエラくなろう 生まれる前の人間は そう暗示をかけられるはずなのにね お久しぶりです。 お名前を未来志向にしました。しあさってちゃんをどうぞよろしく。

          青春の終わりへ

          お久しぶりだぜー。おとついちゃんよー。 変わらず元気にやっております。 気まぐれなのよ。わ。 青春の最中にいる人間は、皆一様に、青春の終わりへと向かっているわけでありますね。 ワタクシはもうアオハルだのなんだの言っているような年齢では無いのですが、自己の青春とは一体いつのどれであったかが分からないのです。ずーっと楽しく、ずーっと恥ずかしげもない毎日を送って、好きなこと言って過ごしております。そんなんだから言われるわけですね。 「おとついちゃんよ、あんた永遠と青春しておって

          青春の終わりへ

          夢に出てきたメリーゴーランドについて

          【質問】 最近、夢に何度も同じメリーゴーランドが登場します。このメリーゴーランドが、実際にあるものなのか気になったので質問させていただきます。 特徴 ・2列で、ほとんどが馬の乗り物。2つだけ馬車のようなものもある ・電飾は黄色っぽい灯り ・馬はそれぞれバラバラで統一感がない ・遊園地にあるものよりも比較的小さめ ・真ん中に小さなステージがある ・全体的に古く、焦げたような匂いがする 単なる夢なので実在する訳ないとは思っていますが、気になるので、もし何か情報があれば教えてい

          夢に出てきたメリーゴーランドについて

          取り違え

          バス、もう来ませんよ。  降りしきる雨の中、街灯のある闇の中、ベンチに座る少女に向けられたセリフは、その場に久しぶりに生み落とされた言葉だった。 男はそれから黙っていた。ひたすら傘をさして立っていた。ただでさえ雨音が騒がしいのに、これ以上言葉を散らかしても仕方ないと思ったから。マスクの中、2、3のため息を吐くまでに留めた。セリフは依然として転がっている。 少女は傘を持っていなかった。駅前のバス停にありがちな細長い屋根が、なんとなく彼女を守っていた。彼女もなかなか黙っていた。

          最近のdaysのショカン。

          おとついちゃんの持っている感性は たったの一銭にもならないから 安いモンだよなぁ( ^ω^ ) だから消えても何も変わらないし むしろ 今以上に使える人間になるだろうから 社会にとって有益かもね〜 じゃあ今は価値マイナスってことかい! 悲しいけど事実だなぁ😭 あり続けることが 価値にならないものは 淘汰され駆逐されるんだと🦀 常識屋さんの常識だって そんな奴らが蔓延っているから アイツだって許されているんるん 心殺しても罪にならない? 折れて変わった奴の負け? 感性に生命保

          最近のdaysのショカン。

          時に、ニセモノであること≒悪かもしれないって思った。の詩

          本物のスター追った偽物のスター追った スター気取りを追ったんだ 劣化コピーの劣化コピーの劣化コピー それじゃ社会における癌なのです 広がっていくことがそんな良いか 伝わっていくことにそんな酔うか わかってるって わかられちゃった わかんない奴らにわかられた かわいがられてる?からかわれてる かわってる?かわれる代わりはいるんだよいくらでも もう全部わかってる わかんないけど 理性で枠を作ってさ せいぜいがんばってくださいね 正常に働けない悪性のニンゲン くだらない理性と

          時に、ニセモノであること≒悪かもしれないって思った。の詩

          先日も日記

          おとついちゃん先日の日記だよ! 一番下に要約があるからそれも読んだらわかりやすいかも!なんせ日記にはおとついちゃんの主観がまじってしまうからね。純な出来事のトレースしてみたいぜ、いみないぜ、できないぜ、かぷれーぜ。敬具。 電車から降りてエレベーターに乗ったとき、私は妙にひとりだった。ホームにいた人の顔を思い出せない。一緒に降りた人影を思い出せない。 始発の下り列車にしては混んでいた車内で退屈して、衝動的に降りてしまったこの駅の、駅名が思い出せない。 学校に行ってきます。眠い

          先日の日記

          へいへいはろーん^_^おとついちゃん🦭 最近あったことを書いていくのだぁ! みんなでっかい商業施設行った時とかに気がつくと思うんだけど、おへそのあたりに白いボタンあるやんか。押したら黄色に変わるやつ。え?怖くて押したことないって?おとついちゃんもない。でもやってる人の動画見たことある。実際普段は押しても何も起きないらしいけど押さないのが吉だと思うぜ。 でさ、この前某ショッピングセンター行ったときにね、館内アナウンスが流れたのよ。 「キンコンカンコーン(緊急連絡です。現在館

          幸せな人生

          先人の知恵の恩恵を受けて、ここまで上手くやってこられました。何かが足りないような気がすることもありますが、きっと足りなくても人生には差し支えのないものなのでしょう。 道を間違えそうになる前に教えてくれる人がいます。 暗くなる数時間前から街頭をつけてくれる人がいます。 どの道を行こうか考える間もなく近道を教えてくれる人がいます。 しかも私の人生には正確なマップがあって、経路も赤線で書いてあります。さらにGPSの現在位置表示付きです。 急に車が出てきたり、猫がいたり、思ったより

          方位磁石(僕のための)

          おとついちゃんは目がまわってしまったので、文章に頼ることにした!! 世界は回る。回る回る。回る回る回る。 真実が揺れる。振り落とされる。 叫び声が聞こえる。かき消される。 銃声は怖い。静寂はもっと怖い。 明日は変わる。今日から変わる。明後日はもっと変わる。正しさやモラルを巻き添えにして。 正しいか正しくないか。それは危うい。 どう感じるか。それも危うい。 人間の中で変動するもの、それは常に危うい。 感情は力強い。とりわけ怒りは強い。 強い割にそこらじゅうに転がっている。

          方位磁石(僕のための)

          旅立ちのリアリティ

          東京へと出発する君との待ち合わせ 君は小さいキャリーバッグ一つと小さいリュックひとつでいつもの場所に来た 一瞬気づかなかったよ、思ってたのと違ったから どデカいリュック持っていくもんだと思ってたからさ 「引越しの荷物は全部送ってあるからね、持ってくのはこれだけ」 パンパンの旅行カバンなんて想像していた僕はフィクションの見過ぎか 何もない駅前に最近カフェができた 毎週ビデオ通信しようねとか夏休み帰ってくるみたいな話をした 僕らの変わった姿とか想像してたからさ 「今までみたいに

          旅立ちのリアリティ

          まどろみの文

          今日はなーんか目ぇがボーっとトロ〜ンとしちゃうから、まどろみの中書いたよ☆ おとついちゃんねー 暗闇の中暗視スコープ使って歩いてんの。 ゾクゾクするよ。へんなものいっぱい。 イカみたいのとか スカートみたいなんとか 動く魚の骨とか たまにエレクトリカルパレードみたいなの通るけどびっくりしちゃうよね まあこんな話はどうでもよくて最近気がついたことなんだけどさぁぁ おとついちゃん身体がないのね。 ひゆとかじゃなく。 まじまじ。 自分の身体って暗闇ではあんまり意識しないのね もの