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「好き」にまっすぐに生きる。島は好奇心が広がる場所

島根県の離島、隠岐島前地域で活動したみなさんが、お互いにインタビューして執筆する「島でnote書いてみた。」
今回執筆してくれたのは、2023年5−7月の島体験生。
近い関係性だからこそ語れる、率直な思いをお届けします。

今回は、2023年5-7月期の島体験生として来島したまなさんについてご紹介します。

まなさんは東京都生まれで、現在大学3年生を休学中です。彼女は、高校生の頃からカメラを持ち歩いていました。文化祭では教室の一角で写真展をしたこともあるそうです!

インタビュー中の様子


好奇心旺盛で「好き」に真っ直ぐな彼女は
どうして、島に来ることになったのでしょうか?


自分の力でどこかに行きたい

去年の春、大学2年生になったけれど希望したゼミに入ることができなかった。だから、学校に通っていても「つまらない」と感じていました。

やりたいことがコロコロ変わるような性格もあって、写真学部に入学した後はだんだんと写真に対する熱がなくなっていました。

写真が好きだったのに、嫌いになっていく。ああしろ、こうしろと言われて撮るのもつまらないし、周りと比べて自分が劣っていると思いしんどかったです。自分の力ではどうしようも無いこの環境を変えたい、という気持ちがありました。

偶然Instagramで見つけたのが、島体験募集の記事です。島なら被写体がたくさんあるし、自然が好きだったので島体験に来たいと思うようになりました。特に、田舎の公園でゆっくり過ごすことが好きです。来島した時から、広報用の写真と自分で楽しむ用の写真を撮っています。

写真にのめり込むようになったのは、ポカリスエットの高校生カメラマンとして活動したことがきっかけです。自分の写真が渋谷の駅に、大きくドーン!と貼られたことが嬉しかった。写真家への憧れができました。

それに、一緒に仕事していたカメラマンの方には「メンタルが強いね」と言って貰えてすごく自信になりました。

いい写真を取るためなら、グイグイ積極的に向かって行けた。そんな自分、めっちゃ良いな!って。

"広報"の仕事


普段は魅力化財団の広報担当として、大人の島留学のInstagram運用をしています。まず島留学生の研修や、働く現場の様子を撮影。その後、写真の編集と文章を推敲してから、Instagramに投稿しています。

広報の仕事をしていると、「この場所を知っていて、みんなに伝えられるのは自分しかいない」と思います。それがやりがいに繋がっていますね。

はじめは、毎日投稿に追われていて苦しかった。でも次第に順序よく、使える投稿イメージを組み立ててから写真を撮るようになりました。

最近はInstagramの内容を企画しています。反響があったか分析して、チームで相談するのが楽しくなってきました。

カメラマン、まなさん

島に来てからの変化


写真に対する向き合い方は変わらないです。でも、メンタルが強くなりました。自分の根っこの部分は弱くないけれど、やったるぜ!!という気持ちがあるなと気づきました。

あとは、来島してから自分で生活していく力がつきました。
これまで、自炊や洗濯など家事をしなくてよかったけれど、シェアハウスで暮らし始めてから自分でするようになりました。やりたいことが出来るようになったなと感じています。

趣味も多くなりました。
暮らしていると、好奇心が色んな方向に芽生えるんです。これまで見えなかった景色を見たり、聞いていた音楽も幅広くなったり。地域を盛り上げるために動いているIUターンしている人や、島民の方ともの関わりもあります。

海辺で創作活動中のまなさん


今後のこと


広報の仕事が軌道に乗ってきたので、成果を知りたいです。自分の中で考えている企画やアイデアもあるので、形にしたいと思います。

島で写真展をすることも目標だし、音楽の創作活動もやってみたい。

カメラマン、まなさん②


あとがき


まなっちへ
3ヶ月間、ありがとう。落ち込んで悔しい思いをしても、決して折れずに向かっていく姿に、私は何度も驚いて勇気をもらいました。

まなっちが撮る写真たちは自然体で、人間味溢れる素敵な作品だなと思います。たくさんの人に愛されるBIGな写真家になってね!!応援してるよ

作成: 島体験 同期O

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