【ANA成田エアポートサービス株式会社様】正解も間違いもないアートワークでリフレッシュしながら、年次と部署を超えてチームビルディング
~本事例のサマリ~
プログラム実施の目的
毎月開催している全社員が自由に参加できる「未来☆ラボ」で自己理解/他者理解プログラムを開催し、期初の目標設定に向けて社員の自己内省の場を設けること。また、自由参加だからこそできる部署を超えたコミュニケーションのきっかけづくりをすること。
プログラム体験から得たもの
①年次関係なく社員同士が打ち解け合い、楽しくコミュニケーションをとることができた
②日頃の業務や資格取得の勉強で行き詰まっていた社員にとってリフレッシュの機会になった
③言語化できない心の内面をアートを使って引き出し可視化できたことで、自分の気持ちの確認や整理ができた
④絵を題材にチームで対話をする中で、個々人の多様な価値観や考え方を知ることができた
ANA成田エアポートサービス株式会社様に向けて、チームビルディングプログラムを開催し、25名の社員様にご参加いただきました。
今回は実際にプログラムを体験、ご導入いただいたANA成田エアポートサービスの木村様、小栁様、金橋様、髙橋様にインタビューさせていただきました🙌
🔻ANA成田エアポートサービス様
ANA成田エアポートサービスは、成田国際空港での包括的な空港運営事業を展開しています。旅客サービス、グランドハンドリング、オペレーションマネジメント、エンジニアリングまで、ANAグループ便や外航便の安全かつ高品質なハンドリングを保証し、国内外の空港におけるハンドリング品質の普及に貢献しています。また、多様な機種のハンドリングや特殊な貨物の取り扱いなど、高度な技術と経験を要する業務にも対応しています。
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社員同士の繋がりのきっかけや、
自己理解を深める機会にして欲しい
ーー今回、ご依頼をいただいた理由を教えてください。
金橋様:講師の江崎さんと、元々繋がりがありました。5月に実施を依頼した背景としては、今ちょうどMBO設定の期間でもあるので、アートを通じて内面と向き合うことで自分を噛み砕いて理解することに繋がるといいなと思いました。
また、コロナ禍を引きずって社内の対人コミュニケーションが希薄化しているところもあるので、きっかけ作りになるような機会になればと思い、お願いしました。
ーープログラムを実施させていただいた「未来☆ラボ」の詳細について教えてください。
金橋様:社員の知見や関心領域を広げることを目的に、全社員を対象に月に一度実施しているものになります。”未来に向けて”という思いを込めて、「未来☆ラボ」と呼んでいます。
テーマは、知識、繋がり、健康の3つです。今回は繋がりをメインのテーマに、サブテーマとして、近年話題となっているアート思考について触れる機会になればという意味も込めて、依頼しました。これまで3つのテーマを元に、講師を呼んだり、社員に登壇してもらったりしながら開催してきました。
ーー「こんな会になったらいいな」と期待していたことがあれば教えてください。
金橋様:社員同士の繋がりのきっかけや、自己理解が深まることを期待していました。
1on1の面談は会社として取り組んでいるものの、「どこまで本音なんだろう」といった課題感がありました。また、部署を超えた繋がりも中々ないので、ANA成田エアポートサービスで働くメリットが見い出せればいいなと考えていました。
正解も間違いもないアートワーク
だからこそ年次関係なく楽しめる
ーー普段の「未来☆ラボ」との違いは感じたりされましたか?
金橋様:「アート思考を学んでみたい」「みんなで和気あいあいとワークに取り組んでみたい」といった理由で、今まで一度も参加したことがない方からの関心も高く、初めて来てくださった方が多かったです。
ーー参加されている皆さんの様子はいかがでしたか?
金橋様:事務局である我々も今回一緒に参加させていただいたのですが、私達がワイワイガヤガヤしながらやっている中、ふと周りを見ると、参加達が没頭して取り組んでいる姿に驚きました。
一方グループでの対話時間では、普段は見れないような表情をされながらコミュニケーションをとっている姿が見れて、非常に良かったなと感じています。かしこまらない形で、かつ年次関係なく一緒に取り組めるワークなので、社員同士が打ち解け合うのも早かったように思います。
ーー事務局の皆さんが体験して印象に残っていることを教えてください。
木村様:テーマと向き合ったことで、自分でも気付けなかった自分がいることに気付きました。自分はそんなに落ち込まいタイプだと思っていたのですが、絵で暗い色を使っていて、「実は溜め込んでいた部分もあったんだな」「もっと人に自分のことを出してもいいのかな」と思えました。
また、一緒に取り組んだチームのみんなのことを知っているつもりだったのですが、実は全然知れていない部分があったと気づくこともできました。反対に、絵の説明の仕方からその人らしさを感じることもあり、人材育成の面でも非常にためになりました。
自己開示についても何の抵抗もなくできたので、広い世代を対象に、全社的にできたらいいなと思いました。
小栁様:絵の具を触ることが子供の時以来だったので、すごく楽しかったです。
そして、絵だからこそできる自己開示もあるんだなと思いました。参加者の中に、今の自分を暗い色で表している方がいました。会社で、1on1や上司との対話の機会を設けているのですが、もし自分がその気持を言葉で伝えるとしたら表現の仕方に悩んでしまうと思います。ですが絵であれば言葉と違って柔らかく伝えられる側面があるように感じました。
また、講師の江崎さんの質問力が素晴らしく、質問の仕方や質によってその人から引き出せるものが変わるのだと思いました。
髙橋様:色や形で自分の状態や価値観を表すことができるので、言葉にしにくい部分がダイレクトに生きて反映されると感じました。個人的な感想としては、考えすぎてしまって描く前に手が止まっていた自分がいたので、「無心になってやってみよう!」という前向きな姿勢を大事にしたいという発見もありました。
金橋様:私はこれまで、オンラインの体験会に参加したことがあったのですが、リアルでの受講は初めてでした。前回色鉛筆のみで描いた時よりも、絵の具を使ったことで表現の幅が広がりました。絵の具を指で触ることも新鮮でしたし、色が混ざりやすいので自分の気持ちを表現しやすかったです。
価値観や感情を絵で表現することで
「その人らしさ」が可視化される
ーー他の人の絵を見て印象に残っていることがあれば教えてください。
小栁様:絵にも人柄が表れるんだなと思って見ていました。普段同じチームで動いている髙橋さんの絵とその説明から、「らしさ」がすごく伝わってきたので、人となりを知ることができて面白いなと思いました。相手から絵について質問されることによって自分の考えを深めることができましたし、話しやすさに繋がりました。
木村様:私、実は前回金橋さんがオンラインで受講しているのを横で見ていたのですが、今回使っていた色は、非常に明るい色でした。その変化に気づけたのが、私としては大きかったです。
金橋:前回受講した時は黒っぽい色を使って描いたのですが、今回は気持ち的にも暗い色を使いたい気分ではなかったので、黄色を多めに使いました。部下としては、上司の木村さんが変化に気づいてくれたのは嬉しいですね。
ーーアートというツールを介してコミュニケーションをとることの良さはどんな部分で感じていただけましたか?
金橋様:色と形で自身を表現することは、言葉で伝えるよりもハードルが下がると思いました。アートをツールとすることで、感じ方や価値観を伝えやすくなる効果を感じたので、より相手の本音も知ることが出来そうです。
アンケートでも想像以上のポジティブな感想があり、事務局としても純粋に嬉しかったですし、依頼して良かったなと思いました。
木村様:実際の声として、「多様な社員が増える中、ハンディキャップを持っている人でも楽しめるワークだと思いました。料理やスポーツだと参加が難しい場合でも、アートであればみんな公平で参加しやすそうです」といった意見もありました。
社員様のアンケート
年次:15年以上
自分の「無意識」を探るような経験。なぜその色︖なぜその形︖などなど、それを発掘する作業や、同じチームの人たちにもそういう無意識があって、それをみんなで深掘りしていくのが印象的で楽しかったです。
年次:11年~15年
今回は自分の部下を誘って参加しました。同じテーブルにアサインしていただいたこともあり、1on1ではわざわざ言わない・聞けないような内面的な部分を、アートを通じてお互いに共有して知り合えたことはとても有益な機会となりました。
年次:1~3年
初参加でしたがとても内容の濃い時間で、アートによって自己表現や自己理解もできて、他部署の方々ともアートを通じてコミュニケーションをとれるいい機会になり参加してよかったです︕講師の方々も明るく、楽しかったです︕
年次:11~15年
日頃から「正しい答えを出さないといけない、間違えてはいけない」というストレスを抱えるなかで、「正解がない、間違いもない」という前提で取り組んだ時間は、少し気持ちが楽になった気がしました。ワークが終わって部屋を出るなり突然現実に引き戻されたような重さを感じたので、リラックスできていたことに気づきました。
ーー今後、こんなシーンでもプログラムを活用できるかも!といったご意見があれば教えてください。
金橋様:1on1で利用することも有効だと思いますが、描いた絵に注目されることを気にする社員もいるかなと思いました。班会といった小さなチームや組織でワークとして実施したほうが視点が分散されて、更に自己表現のハードルが下がる気がしました。周りの目を気にすることなく自分を出してもらうことで、今後に活かしてもらえるような体験になると感じました。
実は参加者の中に、「資格取得の勉強で行き詰まっているからリフレッシュしたい」という理由で来てくださったベテランの方がいました。今回の「未来☆ラボ」の趣旨を理解し、こういった場を求めて参加してくださったので、他にも同じことを求めている社員がいるのではないかと思っています。
木村様:チームビルディングの要素が非常に強いと思うので、離職抑制の観点で若年層にターゲットを絞って、同じ世代で一緒に取り組む良さもあると思いました。同期同士の絆が生まれて組織貢献に繋がるといった効果もあるプログラムだと思います。
小栁様:何かのプロジェクトを開始するタイミングや、年度初めにチーム体制が変わった後のタイミングで体験するのも最適だと思いました。
髙橋様:仕事が忙しい時こそリフレッシュのためにやってみるといいのかなと思いました。丸一日潰してキャンプに行くよりも、3時間くらいで今回のプログラムを受講したほうが充実感を味わえてストレス発散になりそうですし、心の中が整理される気がします。
ーー木村様、小栁様、金橋様、髙橋様、今回はお話しいただきありがとうございました!
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チームビルディングプログラムについて
組織課題をヒアリング後、オーダーメイドでプログラムを作成しアートを通じて参加者同士の距離をぐっと縮めるチームビルディングプログラムをご提供しています。
描くと言っても、絵心は一切不要なのでご安心ください。
おとなの図工クラブプログラムの最大の特徴は、描いて終わるのではなく、その後に対話をするところにあります。
描いて対話するプロセスを通じて、今まで知らなかった相手の新たな一面を知ることが出来たり、自分でも気づかなかった自分自身に気づくことができ、自然と相互理解を深めることができます。
研修・交流会・全社イベントまで幅広い要望に対応!
参加者(内定者・新入社員・リーダー層・マネジメント層)に合わせてプログラム・進行をプランニングいたします。少人数~100名様規模まで、オンライン・オフラインともに対応しております。
ご相談いただいた後、最短で2週間後の開催が可能で、参加人数、実施内容に応じてお見積を出させていただきます。
オンライン・オフラインともに対応しておりますので気兼ねなくお問い合わせください。
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会社概要
会社名 合同会社anohi
代表者 鎌田 奈那美
所在地 東京都目黒区中目黒1-1-17-708
HP https://anohiinc.com/
Mail info@otonanozukoclub.com
設立 2018年7月6日
事業内容
各種イベント、研修及びセミナーの企画、制作、運営、管理
人材育成及び職業能力開発のための教育事業
カルチャー教室等の企画及び運営に関する事業
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