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【株式会社ネクストジェン様】内定者フォローで自分発信のエネルギーと向き合い、同期同士の結びつきを強めるためにオンラインでアートを使ったチームビルディングを実施


~本事例のサマリ~

プログラム実施の目的
内定者同士がお互いに内面を出し、4月からの新人研修で良いスタートダッシュを切るためのウォーミングアップとして導入。「個」が光る職場でエンジニアとして仕事をスタートするにあたり、自分自身のことを知るだけでなく他者との共通点や違いを感じながらも、お互いを認め合って会社としてパワーを発揮できるようにする。

プログラム体験から得たもの
①内定者同士が互いの内面を知ることができたので、よそよそしい感じがなくなり距離が縮まった
②会社が大事にしている、自分発信のエネルギーをアウトプットする練習になった
③人事目線で内定者の性格や特徴を把握できたので、今後のマネジメントの参考になった


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株式会社ネクストジェンの内定者様に向けて、チームビルディングプログラムを開催しました。2020年のコロナ禍からプログラムをご導入いただいている株式会社ネクストジェンの野澤様にインタビューさせていただきました🙌

株式会社ネクストジェン
総務人事部 野澤様


🔻株式会社ネクストジェン


当社は「時空を超えてヒトやモノをつなぎ、豊かな社会を創造する」を理念とし、社員一人一人がプロフェッショナルとして、日々お客様に最適な【通信コミュニケーションの基盤】を提供してまいります。







内定者同士がお互いを知って
結びつきを深める機会に


※写真はイメージです※


ーー毎年ご依頼いただいている理由を教えてください。

弊社は数年前から内定式を実施していません。秋口まで採用をしている事情もあり、その時点で内定している学生達に向けて、内定式の代わりとして10月~12月の間に一度来社してもらい社内の雰囲気を感じとってもらったり、先輩社員と食事をしながら座談をしたりする機会を作っています。その際に、ある程度は内定者同士でのコミュニケーションも見受けられますが、まだまだよそよそしい状態です。

入社後は内定者全員が一斉に新入社員研修を1ヶ月受け、その後バラける形で現場での仮配属になります。内定者が全員揃って動くのは4月の1ヶ月間だけなので、その期間がより充実したものになればという想いで、毎年おとなの図工クラブさんにプログラム実施を依頼しています。また、4月からの新入社員研修については、新入社員同士はもちろん新入社員と先輩社員の関係構築がメインとなります。そのため、まずは同期同士の結びつきを強める意味でも、内定者同士が互いに内面を出せるようにし、4月からの研修で良いスタートダッシュが切れるようにするためのウォーミングアップとしてお願いしています。
また、弊社の場合は全国から採用していることもあり、プログラムを受ける時点ではまだ引っ越していない内定者もいるため、毎年リモートで実施していただけるのがありがたいです。



ーー実施にあたり、毎回こんな時間になったら良いなというイメージはありますか?また、野澤様自身が大事にしたいと思っていることがあれば教えてください。


大事にしていることが2つあります。

1つ目は、内定者同士の結びつきを強めてあげたいと思っています。
社会人になってからの初めての繋がりはすごく大切だと感じています。初めての同期は、仮に弊社から旅立ったとしても、繋がりが長く続くことが考えられるので、そういった意味でもすごく大切な時期を預かっていると考えています。
会社で新しいインプットを得る中で、厳しさや苦しさを感じる場面もあると思いますが、それを乗り越えるためにも仲間の絆は大切なので、仕事と向き合う際の力にして欲しいと考えています。

2つ目は、自分発信の「will」を大事にして欲しいと思っています。
仕事におけるコミュニケーションやディスカッションの中では、どうしても「べき論」に寄った話になりがちです。「こう言ったほうが良いんじゃないか」「会社が言って欲しそうなのはこんな言葉かな」など、綺麗な言葉でお利口さんっぽいコメントになってしまうのは勿体ないです。今回のように自分で描いた絵を使ってコミュニケーションをとると、「私は」「僕は」など、自分自身が主語となって言葉に出てくるのですごく大事な体験だと思います。

弊社は専門職が多く「個」が光る職場でもあるので、自分がどう考えるのかが最終的にすごく大切な要素になります。自分の考えと他者の考えを融合して高めていくプロセスがかなり多いので、新人のうちから「あなたはどう考えているの?」と聞かれることも多いです。会社から見て、模範的な答えはベクトルとの合致という観点で大事ですが、それだけでなく、自分がどうしていきたいかという自分発信のエネルギーもすごく大切だと考えています。その練習の意味合いも込めてプログラムを受けてもらったと、毎年入社後の社員に伝えています。


やりたいことや、自分がどう思っているのかといった感情を大切にして欲しいので、その点で絵を描くことはすごく効果があると感じています。描いて内省することはもちろん、みんなに話してアウトプットするプロセスも大切だと思っています。そういった時間を通してお互いの内面を知れたからこそ、実施後はよそよそしい感じがなくなり、内定者同士の距離が縮まっていると感じています。

※写真はイメージです※




パーソナルゾーンを保ちながら
安心して描けるリモートでの受講は
内定者がリラックスして自分を出せる


※写真はイメージです※


ーー改めて、リモートでプログラムを受ける良さはどんな部分で感じていただけていますか?

内定者なので、まだお互いをあまり知らず初対面に近い状態のため、リアルよりもリモートのほうが安心してプログラムに取り組めている部分があると感じています。描いている過程を他の人に見られることがない安心感や、反対に他の人がどんな絵を描いているかは見せ合うまではわからないので、他人の絵に影響されづらいです。
自分と向き合って集中して描けることや、パーソナルゾーンが保たれた状態で相互理解できるのはリモートならではの良さだと思います。




内定者の内面を知れることは、
人事目線で今後の新入社員フォローの参考に


※写真はイメージです※


ーー野澤様が特に印象に残っている絵や内定者様の発見はありますか?

色と形を使って自分自身の感情・状態を抽象的に表現するイメージドローイングのテーマが「イライラ」だったのですが、内定者それぞれのマイナスな感情との向き合い方はとても参考になります。

私だったら「イライラ」をギザギザやグシャグシャで表現するのですが、一人はポタポタと感情が垂れて下に溜まる様子を描いていました。怒りの感情やマイナスな感情との向き合い方は人それぞれ異なり、内側に向く人もいれば外側に発散する人もいて、見ていて面白い発見でした。「彼は内側に溜め込むタイプかもしれないから、発散できるように手伝ってあげたほうが良いかも」と考えたり、同期に「話を聞いてあげて」と伝えるのが良いかなという参考にもなります。


ーー描いた絵をお互いにシェアする時間で、内定者様の言葉に発見や気付きなどはありましたか?


自分自身と仲間の価値観を知る対話ドローイングでは「5年後の私」をテーマに描きました。目指す姿を話してもらった時に、自分の成長を期待している様子を描いたりや、自分だけでなく周りの人の幸せそうな様子を描くものもいたり、モチベーションの源泉に違いを感じました。仕事において成長意欲を持てることが大事なのか、チームに貢献できることを重要視しているのかなど、それぞれで違いがみられました。

現場に入った後は、大事にしたいと思っていてた要素がなくなっていないか、毎年気にかけるようにしています。仕事が始まってしまうと、社員同士の会話は「仕事のこの部分が上手くいかない」「仕事のあれが難しい」という事象における悩みや課題の話が中心となり、ロジックで物事を考えることが多くなります。何にモヤモヤして、何を嫌と感じるのかなど、自分の気持ちにフォーカスする機会は減ってしまいがちです。まだ仕事を始めていない段階で自分と向き合って、どんな人間なのか知っておくだけでも、心の余裕に繋がるかなと考えています。

ーープログラムについて、毎年、内定者様からはどんな反応がありますか?また、野澤様から見てどんなことを感じられますか?

内定者の反応としては、絵を描くのが苦手と自覚している場合は「気恥ずかしかったけど、やって良かった」というコメントをよく貰います。また、「自分の気持ちをこんな風に表すことはこれまでなかったです」という感想を言って貰えることが多いです。空気を読むのが上手い若者が世の中で全体的に増えたなという印象があるので、自分の意見をオープンに表現する体験自体、少ないのかなと感じています。
「人の絵をじっくり見て、それに対してコメントすること自体をやったことがないので面白かった」という意見も毎年あります。何かのテーマや作品に対して感想を言う経験はあっても、このプログラムは自分の中からテーマとなる材料を持ってくる必要があるので、そういった意味での新鮮な体験なのだと思います。

私が感じることの一つに、絵を描くことを得意としている人は勿論表現として上手ですが、それ以上に、絵が得意でない人のほうが表現力が伴わない分、自分の気持ちをそのままストレートに描けたり、絵で足りない部分は言葉で補う姿勢が見られるので、自分の気持ちとより正直に向き合えているような感覚があります。

ーーこんな内定者様のこんな部分が意外だった!といった発見はありましたか?


普段は少し寡黙で、でも好きなモノになると熱く話してくれるようなタイプの内定者がいました。好きなモノを伸ばしていくような、自分自身のスキルアップなどを絵にするのかな?とイメージしていたら、絵を見た時に、家族や友達を描いていて「大切な人と日々を一緒に過ごしていきたいんだ!」と、想像していなかった新たな一面を知ることが出来ました。「身近にいる大事な人と向き合いながら日々を過ごすことが、本人にとっては大切なんだな」と言葉として外に出てきたものだけでは分からない意外な発見でした。

※写真はイメージです※


ーー野澤様も内定者様と一緒に毎年プログラムを体験いただいていますが、自身の変化や気付きなどはありますか?

毎年描く絵が変わっている自覚があります。一昨年や去年と比べると、今年は学びの時間を作りながら日々仕事をしているので、人脈の広がりを顕著に感じています。
これまで、プログラム内で未来の自分をテーマに描く時は、社内をイメージした絵が多かったのですが、今年はグッと外の世界に広がっている様子を描いたことから、「今は外に目がいっているんだな」という感覚を確認することができました。



ロジックをベースとする仕事において、
自分の気持ちと向き合うことや
互いの個性を認め合うことも大切だと伝えたい


※写真はイメージです※


ーー入社前のタイミングで内定者様同士が自己理解や相互理解できたことは、今後仕事をするにあたってどんな意味がありそうですか?

内定者はエンジニア職として仕事をスタートするので、ロジックがとても重要になります。ですが、目に見えない部分のエネルギーとして「自分がどうしていきたいか」という指標は大切になります。これは目に見える形で表層化して現れる部分ではないですが、活躍ができる人は「自分はこうしたい」という活力がある状態で、それをロジックで整理しながら周りを巻き込んで仕事を大きくする力を持っています。会社としては個人が持つベースのエネルギー部分を土壌にしてもらうためにも、自分の気持ちと向き合うことが大切というメッセージがプログラムを介して伝わっていると良いなと考えています。

ーーチームビルディングにアートを活用することの良さはどんな部分で感じていただけましたか?

描いた絵を通してお互いの個性や特徴を認め合うというのは、実は、弊社の採用軸と重なる部分があります。弊社には同じタイプの人間が集まっているというよりも、様々な方向性で専門性が高い社員が集まっていて、そんな社員が会社の中で総合力を発揮できるような環境を整えています。

採用の際も個人がベースで持っている力は見つつも、そこから先の個性が飛び抜けられそうかといった視点で面接をしています。そんな背景もあり、ある一つのことを社内で共有しても、受け取られ方は社員によって様々です。そのため、入社前の段階でプログラムを通して「みんな受け取り方はそれぞれ違う」と、認識してもらう良い機会だと感じています。同じ会社にいる社員であっても、似た要素を持っているようで弊社を選んだプロセスは全く異なり、それぞれのバックボーンで会社の様々な側面を見た上で入社してくれます。そういった意味でも、みんなそれぞれ違って良いということも伝わりやすいプログラムだと思っています。

プログラムの中で、他者との違いがあってもいいし、違うと思ってても実は掘り下げると一緒だったという気付きや共感など、その両方の側面が見つかる機会になれば良いなと感じています。

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ーー毎年、内定者フォローでご導入いただいていますが、こんなシーンでもプログラムを活用できるかも!といったご意見があれば教えてください。


内省して自分と向き合うことや、ものごとのプロセスを周りに共有することができるので、キャリアステップに悩むことが多い入社3年目くらいの社員に実施するのも良いかもしれません。自分なりに仕事を頑張ってきたけど1、2年目の頃と比べて成長が停滞していると感じた時に、何か気付きを得られるかもしれません。

またシニア世代にとっても貴重な体験になると思います。プライベートの事情や会社の事情で変化を強いられ、人生の中での仕事への向き合い方を見直す時期にキャリアの岐路に立つ機会になりそうですよね。

また、部署を新設した初期のチームビルディングにおいて、互いのことを知るために体験することも非常に有意義だと思います。


ーー野澤様、今回はお話しいただきありがとうございました!



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チームビルディングプログラムについて


組織課題をヒアリング後、オーダーメイドでプログラムを作成しアートを通じて参加者同士の距離をぐっと縮めるチームビルディングプログラムをご提供しています。

描くと言っても、絵心は一切不要なのでご安心ください。
おとなの図工クラブプログラムの最大の特徴は、描いて終わるのではなく、その後に対話をするところにあります。
描いて対話するプロセスを通じて、今まで知らなかった相手の新たな一面を知ることが出来たり、自分でも気づかなかった自分自身に気づくことができ、自然と相互理解を深めることができます。


研修・交流会・全社イベントまで幅広い要望に対応が可能!
参加者(内定者・新入社員・リーダー層・マネジメント層)に合わせてプログラム・進行をプランニングいたします。少人数~100名様規模まで、オンライン・オフラインともに対応しております。
ご相談いただいた後、最短で2週間後の開催が可能で、参加人数、実施内容に応じてお見積を出させていただきます。
オンライン・オフラインともに対応しておりますので気兼ねなくお問い合わせください。


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会社概要

会社名 合同会社anohi
代表者 鎌田 奈那美
所在地 東京都目黒区中目黒1-1-17-708
HP   https://anohiinc.com/
Mail   info@otonanozukoclub.com
設立  2018年7月6日
事業内容 
各種イベント、研修及びセミナーの企画、制作、運営、管理
人材育成及び職業能力開発のための教育事業
カルチャー教室等の企画及び運営に関する事業

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