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謎解き 超常現象


謎解き 超常現象

 UFOや超能力、心霊現象といった、不思議な現象の正体に迫った本です。
 オカルトマニアは、ぜひ、読むべきですね(^^)
 そうでない人も、読んで面白くないことはありません。初心者にもわかるように、丁寧に説明されているからです。

 本書を貫くのは、懐疑的なスタンスです。
 「懐疑的」とは、不思議な現象を、頭から信じるのではなく、また、頭から否定するのでもありません。
 「超能力やら、宇宙人やらを持ちださなくても、普通に説明できることは、普通に説明する」ことです。
 勘違いや、記憶違い、故意のトリック、「あまり知られてないだけで、科学的に説明できること」などの可能性を、すべて考慮して、なお、説明できないことが残るなら、本物の不思議現象として認めよう、ということです。

 これこそが、科学的な態度ですね。
 科学技術に支えられた、現代人らしい考え方です(^^)

 本書では、多くの「超能力」や「UFO現象」や「心霊現象」などが、じつは、不思議でも何でもなく、普通に説明できる、と暴かれています。

 でも、中には、まだ説明がつかない現象もあります。そういう現象は、きちんと、「まだ説明できない」と、表明されています。
 この点が、やみくもに超常現象を否定する「否定派」と違うところです(^^)

 例えば、よくテレビに出てきて、すごい力を発揮する超能力者。
 「あの人のあの力って、本物なのかな?」と思いますよね。
 しかし、テレビでは、その真相が明らかにされることは、決してありません。そこを曖昧にしておいたほうが、いつまでも視聴者を引っ張れるからです(^^;

 本書は、そんな不思議現象の真相に、切り込んでくれます(^^)

 以下に、本書の目次を書いておきますね。

はじめに――「調査者」としてのスタンス

第1章 人智を超えた奇跡の力「超能力」の真相
 1)御船千鶴子【みふね ちづこ】の千里眼
 2)不食の聖者、長南年恵【ちょうなん としえ】
 3)ゲイル・セントジョーン
 4)ジョー・マクモニーグル
 5)ナターシャ・デムキナ
 6)誰でもできる「磁石人間」
 7)アポロ14号の超能力実験

第2章 太古に栄えた幻の国家「超古代文明」の真相
 8)クリスタル・スカルの謎
 9)バールベックの巨石
 10)伝説の大陸「アトランティス」
 11)ムー大陸の真相を追う
 12)与那国島の海底遺跡
 13)ヴォイニッチ手稿の謎

第3章 「超自然現象、怪奇現象、UMA、陰謀論」の真相
 14)チェーンメール「神の手雲」
 15)ウェブで話題の心霊動画
 16)心霊写真の謎を解く
 17)オオカミ少女、アマラとカマラ
 18)モントーク・モンスターの正体
 19)謎の生物、スカイフィッシュ
 20)本当にいたUMA
 21)聖痕【せいこん】現象の真実を追う
 22)地震雲は信用できるか
 23)ファフロツキーズは本物か
 24)フィラデルフィア実験
 25)911陰謀論の真相

第4章 空飛ぶ円盤の襲来「UFO事件」の真相
 26)ロズウェル事件の真相を追う
 27)MJ-12文書の真実
 28)オバマ大統領就任式に現れたUFO
 29)メキシコシティの巨大UFO
 30)WTCに現れたUFO
 31)メキシコ上空に現れたUFO群

第5章 異星からの来訪者「エイリアン事件」の真相
 32)宇宙人解剖フィルムの正体
 33)エイリアン・アブダクション
 34)メン・イン・ブラックの正体
 35)ウンモ事件
 36)衝撃映像、隕石から宇宙人が!
 37)月の裏側にいたサンタクロース

第6章 人類の未来に警告する「大予言」の真相
 38)ジュセリーノの予言のウソ
 39)人類滅亡を予告するマヤ暦
 40)フォトン・ベルトとは何なのか?
 41)ニュートン・コード
 42)アインシュタインの予言

おわりに



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