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食べていい動物と、食べちゃいけない動物の違いってなんだろう?~絵本『どう解く?答えのない道徳の問題』に答えてみる1~

この間、教師をしている知人から面白い絵本を紹介してもらいました。

『 どう解く?答えのない道徳の問題』というタイトルの絵本です。

知人は高校の倫理の授業の資料として使っているそうです。

読んでみると、「これ本当に子ども向けの本なの?」と思うくらい考えてしまいます。

でも、答えのない質問を延々と考えるのが好きな私には大好物!

考えるだけではもったいないので、noteに書き出してみようと思います。

ぜひ、みなさんも考えてみてください。


食べていい動物と、食べちゃいけない動物の違いってなんだろう?

私は文化によってその違いは変わってくるんじゃないかなと思いました。

例えば、私たちは普通に牛や豚を食べますが、ヒンドゥー教を信じている人は「牛は神聖な生き物」だから食べてはいけないし、イスラーム教を信じている人は「豚は不浄な動物」だから食べてはいけない。

中国や東南アジアでは犬を、その他猫を食べる地域もあるようです。

私からすれば、ペットとして飼われ家族のような存在である犬や猫が食べられるなんて想像しただけで「かわいそう」と思ってしまいます。

ですが、それは私が犬や猫を食べない文化で育ってきたからであって、もし私の生まれ育った文化がそれを良しとしていれば、私もおそらく食べていたでしょう。

テレビを見ていると動物愛護のCMが流れているのをたまに目にします。

その時、ふと思いました。

なぜ豚や牛、鳥などは殺して食べても「かわいそう」と言う人があんまりいないんだろう。彼らはなぜ「愛護」の対象にならないんだろう?

それを決めているのは全て人間の都合。人間以外の動物からしたらそんなの知ったこっちゃない。

「動物愛護」と言いながらも生きるためには彼らを食べなければならない。

人間は常に矛盾した生き物なのかも。

「いただきます」「ごちそうさまでした」の言葉がちょっと重くなるような質問でした。

普段は何気ない日常を考え直してみると新たな発見があって面白い。

だから哲学好きなんですよね。

これからも少しずつ『答えのない道徳の問題 どう解く?』の質問に答えてみたいと思います。

ぜひみなさんの意見も聞かせてください!


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