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東北生活保護利用支援ネットワークが秋田市の生活保護費過支給の問題について声明を出しました
東北生活保護利用支援ネットワークは2024年4月10日付けで「秋田市による生活保護費返還請求に関する声明」を出しました。
秋田市による生活保護費返還請求に関する声明
1 はじめに
秋田市が、精神障害者保健福祉手帳の2級以上を有する世帯に対して支給していた障害者加算について、福祉事務所の過誤によって過払いが生じたとして、過去5年分に遡って返還請求を行うことを示唆している。この過誤払い自体は199
就職氷河期世代だった
ある事件の被害者が「40代、50代を対象にしたディスコイベント」に参加していたというニュースを見て妻が「ディスコ、私たちの世代じゃないよね。あの頃はどんどん採用が減って就職するのも大変な時期で」と言っていた。
そう、僕らの世代はディスコに行ってないし、なにより就職氷河期世代だった。
思い出すと、僕は就職氷河期世代真っ只中。司法試験も受けようかな、なんて勉強も進んでいないのに考えていたけど、父親が
裁判官の忌避について考えたこと、調べたこと(その2)
次に、忌避申立ての手続について、調べたことを書いていきたいと思います。
1 忌避の申立ての手続とその後の流れ
まず民事訴訟法24条2項は「当事者は、裁判官の面前において弁論をし、又は弁論準備手続において申述をしたときは、その裁判官を忌避することができない。ただし、忌避の原因があることを知らなかったとき、又は忌避の原因がその後に生じたときは、この限りでない」としています。
本件では、第1回期日の
裁判官の忌避について考えたこと、調べたこと(その1)
平成25年から3年間にわたって行われた生活保護基準の引下げが、生活保護法に違反するとして全国29か所で争われています。私はそのうちの宮城県での訴訟の弁護団の1人です。
仙台地裁に提訴した訴訟は令和4年7月27日に請求棄却の判決が出ています。これに対しては控訴して、仙台高裁に舞台が移りました。
こちら(控訴人)からは控訴理由書を出し、国(被控訴人)から答弁書が出て令和5年4月24日に第1回を迎えると
映画「生きる 大川小学校裁判を闘った人たち」
この間、事務所の弁護士3人で小学生と中学生から「インタビュー」を受けた。その中で「尊敬する弁護士」を尋ねる質問があったが、新里先生も鈴木裕美先生も吉岡和弘先生を挙げていた。
映画「生きる 大川小学校裁判を闘った人たち」の最初の登場人物は、その吉岡先生だ。
https://ikiru-okawafilm.com/
映画の冒頭。震災関連の映像であれば必ず使われる、津波そのものの映像は出てこな
「シェアハウスなどで1つの部屋に複数人が生活している場合の生活保護費の算定」について(2023年1月8日追記あり)
「シェアハウスなどで1つの部屋に複数人が生活している場合の生活保護費の算定」について、以下のように検討をしました(特定の事案について何らかの結論を書いたのではなく、一般論として書いています)。
1 世帯の同一性について
生活保護費は数人が1つの世帯になると、スケールメリットを考えて額が調整されています。そのため単身世帯3軒の生活保護費と、3人世帯の生活保護費を比べると(その3人が同一の条件だと