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「あの夏、祭り」 〜彼と小説 短〜
「 祭?...行きたいの?」
結局付き合ってくれた人
パッタ パッタ パッタ
振り返らなくても分かる、あの足音
「お待たせ」
彼を
見る
息が止まる
見慣れない、夏の、涼しげな姿
急に胸の辺りが脈打って
視線が泳ぐ
(その格好で来るなんて、聞いてない)
『…似合う、ね』
「行くぞ」
こちらの言葉を遮るようにそう言うと
さっさと歩き出すひと
隠しようの無い照れをお互いに見ながら
祭囃子に近づ
「キレイナヨフケ」〜彼と小説 短編〜
まだ起きてる
明日早いのに
もう寝なよ
ホント、夢中になると
いつまでもそうやって
心配になるよ
でも
それに夢中な君は
いつもズルいくらいキレイで
声は
結局かけられないんだ
そして
そんな君に夢中な私もまた
ズルくてキレイな君を見ていたくて
今夜も
結局眠れないんだ
いつまで重ねようか
こんな
キレイナヨフケを
「 幸せとは」〜彼と小説 短編〜
今日の
すこし残念だったこと
すこし嬉しかったこと
電車遅れたこと
でも仕事余裕で間に合ったこと
卵高かったこと
割ったら黄身が2個出たこと
宅配便遅れて来たこと
配達の人の態度が誠実だったこと
1日の終り
そんな話を笑って聞きながら眠りに落ちる人が
隣にいること
見えてた時見えない時
ね、なにしてる?
あ、あれしてる
え、あれしてる?
や、これしてる
そんなふうになんとなく
君の時が浮かんだ日々
差のない同じ時の日々
その日々の甘さを
忘れられずにいるけれど
その日々の苦さも
今は蓋しているけれど
この
時が見えない日々が
君との日常
ね、なに、してる?
会いたいよ
ぶっつけで愛を語ってみようか
今年の6/13は防弾少年団10周年の記念すべき日。
だけど、
現在進行形でミン・ユンギ狂騒曲の渦中にいる私は、
どうにもFestaに乗り切れないまま、
とうとうこの日を迎えてしまった。
迎えたからには、
今日ここで思うことを
当日ぶっつけで書いてみようと思う。
深夜の2時から。おい。
少年団と共に過ごした時間は短い。
全然短い。
まだまだ知らないことも多いし、
本当のところ
君たちのことを何も