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会いに来た話

食べられない夢を追う生活を
結構長く送ってた。
海外旅行なんて余裕無かった。

東京に住んでた時、
ぎゅうぎゅうの地下鉄で、急に
パニック発作起こしかけた。
すぐに降りられない乗り物が怖くなって、
暫く各停にしか乗れなかった。
徐々に慣らしていったけど、いまだに
新幹線に乗る前は少し緊張する。
だからこの歳まで、
飛行機、に乗ったことが、ない。
インドアな人間だし、 乗る必要も無いとおもってた。
当然、彼の海外のツアーに参加する考えは、ゼロだった。

でも。
何度も“会えない”を突きつけられた。
本当に色々な感情があった。
つらかった。
どうしても会いたかった。
今の彼の魂に触れたかった。
みんな、同じだよね。

イルコンの最初の申し込み日、
3/16から始めたことがある。
毎日近所の神様のもとに通い続けた。
こーーわっ。 でもやった。
結局、一昨日まで続けた。
飽きないように撮り続けた写真。

いや、並べるとやっぱ、怖いなw。

「今日も同じお願いに来ました。
 どうか 彼のツアーが成功しますように。
 私を彼に会わせて下さい」

でも、神様は気まぐれだ。
いやマジ超絶気まぐれだわ。
願っても願っても叶わなかった。
何回目かの全落ちで、この
どうにも出来無い自分の気持ちの、
“落としどころ”を考えはじめた。
この状況の中で何をしたら
僅かにでも納得が出来るのか。

会えても会えなくても、
このツアーの終わりをソウルで共に迎えること。

これしか思い浮かばなかった。
初めてエアを取って、海外のホテルを取った。
飛行機に乗れるかもわからないのに。
正直怖かった。

そのあと結局、最後の一打だけが、実った。

一人でこんなとこまで来たよ、ユンギヤ。
君に会うために、自分の何かを超えたよ。

でも、
空港に15時に着いたのに ホテル着いたの22時だったよ 契約してたeSimが何故か使えなくて パパゴも地図もLineも使えない状態で 君の国をさまよい歩いたよ あんなに見事な“途方に暮れる” 今までの人生でもそうそう無かったよカタコト英語理解して ホテル検索してくれた若者たち 本当にありがとう(一気)

今、ここに居られることに 心から感謝してる。
でも神様にでは無いな。
周りの人間や、
私が彼に会えるように応援したり心配したりしてくれた、
ここの友たちに、だ。

あと、ついでに言うと、
ユンギヤのツアーが成功したのも
勿論神様のおかげじゃない。
彼の努力だ。
このツアーに関わったみんなの努力だ。

ここの神様、色んな国の神様
気まぐれな神様
彼を護ってくれたことも、 あったと思う。
ありがとう。
でも 、あなた達の気まぐれも
よーく思い知ったよ。
後半もうキレてたよ。
でもきっと、
これからも 願わずにいられない話を
あなた達に言いに行くと思うわ。
多分あなた達の役目は“叶える”じゃなくて、
“聴く”なんだろうな。

話戻そ。

彼に会えることを皆に言うかどうか、
正直迷った。
あの時の、つらい気持ちは忘れてない。
でも、感謝してる人達に 黙っていることも、
何か違う気がして。

聞いてくれてありがとう。
これ以降はいつかnoteに書くから、
ツイはしないね。
持ち込まない系なのに、
ある意味持ち込みまくりで、すみません。

ちょっと、会ってくる。

(おしまい)

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