#わたしの旅行記
重慶大厦の最上階激安宿は三畳弱のサンクチュアリ【世界の寝床から】
第3回は、香港・重慶大厦の安宿「デルタホテル」だ。
*重慶大厦についてはこちら↓
香港滞在の第一夜、わたしは夜の街を歩いていた。
映画で見たように、ネオンが眩しくどこもかしこも騒がしい街だ。不夜城という単語はまさにこの街を表現する言葉なのだろう。
毎晩20時(21時?)には香港島でのイルミネーションが開催され、九龍半島の南端には観光客が集まる。
無事、イルミネーションも鑑賞できたので、さあ
トイカメラと歩く大阪・梅田〜中之島【papershoot日記】
papershoot(ペーパーシュート)を入手して以来、トキメキが止まらない。
これまでも我がトイカメラことpapershootクンについて、わたくしは意気揚々と惚気を綴ってきた。
▶papershootクンとの出会い
▶八ヶ岳へ行った記録
所用があり、週末弾丸で大阪へ。
もちろん、フル充電をしたpapershootクンをポケットに入れてね。
どきどき空の旅空の旅は何歳になってもドキドキす
島の名も知らぬ人の家【世界の寝床から】
睡眠は人間のキホンである。
もちろん異論は認める。だが、私にとって睡眠は人生における至高の瞬間であり、何人たりとも立ち入れないプライベートな聖域なのだ。
これは自称・どこでも寝られる特異体質の筆者が、これまで寝てきた多種多様なシチュエーションを振り返る記事シリーズである。
第2回は、とある島の名も知らぬ人の家だ。
嵐の中、野営するのはこりごりだった大学時代の春休みに、私はひとり南西諸島の島々
自転車と川の字で寝る【世界の寝床から】
睡眠は人間のキホンである。
もちろん異論は認める。だが、私にとって睡眠は人生における至高の瞬間であり、何人たりとも立ち入れないプライベートな聖域なのだ。
これは自称・どこでも寝られる特異体質の筆者が、これまで寝てきた多種多様なシチュエーションを振り返る記事シリーズである。
記念すべき第1回は、自転車と一緒に寝たシチュエーションだ。
自転車をポール代わりにすれば軽量化できるよね登山やバイクパッ
ゴジラみたいな山だね。瑞牆山に登った記録
山容を見た瞬間に思った。
「人間があんなところに登るんかい」と。
織りなす奇岩の噂は聞いていたけれど、こんなに異様な山なんて。木々と岩が混じり合うその姿は換羽期の鳥類のよう。柔らかい羽毛とチクチクした羽軸が混在する様子を思い出した。
これは2022年11月、はじめて瑞牆山に登った記録だ。
日本百名山・瑞牆山とは瑞牆山は山梨県・北杜市の北東に位置する標高2230mの山だ。お隣の金峰山と双璧をな
夏の終わりに八ヶ岳を訪ねる、トイカメラ片手にね【papershoot日記】
夏の終わりに訪れた八ヶ岳は、からりと空気が軽かった。心地良い風に吹かれながら旅の最終日を迎え、一路小淵沢駅へ向かう。
その道中で出会ったあれこれをトイカメラ・papershoot(ペーパーシュート)で切り取った記録だ。
▶前回の記事
▶papershootについて(もしくは入手し小躍りしている記事)
八ヶ岳高原音楽堂この旅の目的地は八ヶ岳音楽堂だった。1988年に完成した音楽専用のホールで、
野辺山にトイカメラを連れ行く
念願のトイカメラ・papershootを入手したわたくしは、さっそく中央線に飛び乗り小旅行へ出かけたのであった。
▶︎手に入れたの巻
18きっぷ旅で通過したことは何度もあったけれど、しっかり留まるのは小学校の林間学校以来だった。
なんだか懐かしいなと思いながらシャッターを切り、上がってきた写真もどこかレトロ。今と昔が交差したような、なんだか不思議な気分だわね。
自転車キャンプで雷雨に巻き込まれた手記
これは学生時代に書いた手記の一部です。思い出してみると、どうやら我々一行は種子島でのロケット打ち上げを見るべく、自転車にキャンプ道具を積んで旅立ったものの、海岸のキャンプ場で嵐に巻き込まれたのでした。
轟く雷鳴、海は地獄のように荒れ狂い、テントは水没──
これは昨今流行っている趣味的なキャンプではなく、金がなく時間だけを持て余した学生が無謀に衣食住をチャリに積んだ姿なのでした。
誰にも薦められ
秋の尾瀬を歩いた記録【2022年秋】
「夏が来たら思い出す場所」→「遙かな尾瀬」
というのは、日本人の遺伝子に刻み込まれている自動再生機能である。
かくいう私も、幼女時代より「はるかなおじぇ〜」と阿呆面で大合唱をしていたのだが、いかんせん尾瀬を知らん人生だ。情緒もへったくれもない。
尾瀬という場所が群馬県・新潟県・福島県の県境に位置する湿地帯であり、至仏山と燧ヶ岳という名峰の双璧に挟まれている場所だということも、何一つ知らないで歌っ