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無意識の「普段」

はじめに

 子育てをしていると、さまざま気になることが出てくる。寝かしつけの仕方はこれでいいのかな?歯磨きはこれで十分かな?考えればきりがないし、実は諸説あったりして、明確に正解があることばっかりじゃないんだよね。だけどわからないと「怖い」という感情に陥ることがある。この心の動きって結構大事で。「わからない=怖い」と感じられる感性を持っていると成長できる気がするんだよ。「わからない」ことが気にならなくなったら、なんだか終わりな気がする。オレはこれからも「わからない」ことと向き合っていきたいと思う。

今日のつぶやき

 今日はちょっと触れづらい内容から入ってみました。政治的な色がある内容は、公務員である教師は触りづらい。さまざまな思想の人がいるし、当然特定の政党なんかに利するようなことは言えない。だけど、この国葬をめぐる世論は正直ちょっと気持ち悪い。本文にもあるように、国葬の是非を論じる気は全くない。オレが気になるのは「亡くなった方を思う気持ち」が感じられないところ。とにかく懸命に生き抜き、無念の中で凶弾に倒れた政治家。その人に対して、政治利用するような考え方はあまりに悲しい。オレは一人の人が亡くなったという事実との向き合い方として、間違っていると思う。だから子どもたちには、「人が亡くなる悲しさ」を感じ取れる人であってほしいと思うんだよね。そして、オレもそうありたいと思う。ちょっとタブーみたいな話題だけど、避けられませんでした
 後半は国語の授業でやる「即興面接」というスピーチについて。実際の面接を想定し、その場で質問に答えてもらうというスピーチなんだけど。これで面接官役をすると、オレの好感度が下がる。なんかよくわからないけど、怖いらしい。それはさておき、こういう即興性の高いものには「平生」が見え隠れする。言葉の端々に普段使っている言葉が出てくるし、返事の内容に、普段考えている内容が出てくる。これが簡単にはコントロールできない。つまり、「普段を変える」しかないということなんだよね。見えてしまってもいい「普段」にすればいいということ。これはやってみて初めて気づくことだったりする。今回の授業でそれを感じてもらって、今後の面接に生かしてほしいなぁ。人間が過ごす時間のほとんどは「平生」であるということを忘れないようにしないとね。

今日の名言

プレッシャーは
選ばれた者にしか、与えられない。

By 井村 雅代(シンクロコーチ)

 今日は大事な定期テストを迎えるクラスの生徒への激励を込めて、この名言にしました。シンクロナイズドスイミングのコーチとして、日本や中国をオリンピックへと導いた井村さん。さまざまなプレッシャーと戦ってきた人が、プレッシャーについての言葉を残してくれています。おそらく、テスト前にプレッシャーを感じる生徒は「頑張ってきた生徒」なんだよね。だからこそ、結果を出したいと力が入ってしまう。この場面でプレッシャーと向き合えるのは「努力した人間」だけなんだよ。つまり、そのステージに立てていることを喜ぶべきだよね。プレッシャーを感じられるレベルまで努力できてる?自分を振り返る指標にしているといいね。

今日のTikTok


おわりに

 今日は試験前日なので、提出物を出すような場面がありました。明日が締め切りなんだけど、毎回締め切りよりに提出物のチャンスを作っているんだけど…3年生のこの時期になっても前日に出さない人がいるんだよね。正直前日にそれに取り組んでいる時点で、話にならない。もっと言えば、「自分はミスなく当日に出せる」と考えている「慢心」がもはや滑稽ですらある。自分はミスをする可能性があるという前提に立ち、できうる限りの行動をする。それをしようとしない人間は、オレは信用しないし、応援したくもない。辛辣だけど、素直な気持ちを綴っておきました。

それでは、今日も一緒にいい日にしよう


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