将棋とAIの「ケタ違い」な話──コミュニケーション考 (ⅰ)
「1000桁」をめぐる応酬将棋ネット中継での視聴者コメントでよく使われるネタ表現に「1000桁」というものがある。
(ABEMAでは%表示が使われているので、ニコ生特有のネタかもしれない)
コンピュータの将棋ソフト(最近はAIと呼ばれることが増えたが)は、独自の形勢判断を数値化し、「評価値」などと呼ばれている。この数値が200〜300のうちは〈互角〉とみなされ、500ぐらいを超えてくるとすこし「指しやすい」などと解釈されるのがふつうだ。
この評価値が「1000」を超えると、