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コロナでの心境の変化

絶対東京に出たい。大学を卒業したら東京で働きたい。と就職活動を始めた時、活動中は思っていた。受ける会社も全て東京に勤務地のある企業だった。

そんな私だったが、今はこの何もない地元にいるのも、悪くないな、なんて思っている。

私の考え方に大きな変化をもたらしたのは、コロナによる自粛期間だった。

大学生になってみてから、地元に対してこんな風に思い始めた。

遊ぶ場所も少ない、夜もすぐに終わってしまう。刺激的な人に会う機会も少ない。
なんて退屈な場所なんだここは。はやく東京で暮らして働いて、新しいことを教えてくれる人や場所に囲まれて生活したい。

バリバリ就職活動燃えていた時期から一転、
自粛で家で過ごす日々が続いた。


家族と毎日一緒の時間にご飯を食べて、特に何もなかったけど会話して。

気づけば家族のことをすごく大切に考えていて、そしたらなんだか、自分も物凄く愛されているなと急に感じられた。
今までこんなこと思った事がないのに。


そんな風に考えるようになってから、気持ちが柔らかくなった気がした。

そして、あんなに東京にこだわっていた私だったが、どんな場所にいても、出来ることはだいたい一緒だろうな、と思うようになった。

東京に行かないと分からないことももちろんある。だけど、私が持っていたイメージも、東京の人からすると、そうでもないよって感じかもしれない、と気づいた。

実際私が思うのは、
田舎の方が暮らしやすいとか、いいイメージを持たれるけれど、別にそんなこともないと思う。人との距離は近いし、なんだろう、ある意味、自由度は東京よりない気がする。あとは自然だって、東京からちょっと移動すればすぐ感じられるし、それで十分だと思う。

田舎も東京もどっちも良さは同じだ。
経験は足りないけど、どっちの良さにも気づけて、その上で判断できるきっかけを与えてくれたこの期間には感謝かもしれない。そして家族にも感謝。

ゆっくり家族や地元を見つめ直してみて、感じた事。今が呑気になっているモードなのかもしれないけれど、この時間は多分ずっと思い出して、家族への恩返しへ形を変えると思う。

最近は母の代わりに、夕食づくりをしている。