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あなたはなぜ、「マーケティング」をしたいのか

皆さんこんにちは!
とあるベンチャー企業で内定者インターンをしている砂川浩之(@sngwhryk0319)と申します。

今回はマーケティングについてのお話です。

就活を進める中で、「マーケティングという職業に興味がある」という方は少なくないと思います。
僕も就活当時は、「マーケティングのスキルをつけたい」という軸を持っていました。

でも、以下のような質問をされたとき、ひとことでクリアな回答ができるでしょうか。

「○○さんは、なぜマーケティングに興味があるんですか?」
「マーケティングのどういった部分に面白さを感じているんですか?」
「具体的にマーケティングのどのあたりをやっていきたいですか?」


・・・結構難しくないですか?

「営業」とか「人事」といった職業に比べて、「マーケティング」という職業って、学生から見えない部分が多いですよね。

その結果、広告を作ったり、CMを作ったり、キャッチコピーを作ったり、商品の企画をしたり…なんとなくでマーケティングというものを捉えている人が少なくないのかなと思います。

でもこれって危険で、
なぜならミスマッチにつながるからです。

自分の思っているマーケティングと、その会社でできるマーケティングが本当に合っているのか。合っているならどの部分が合っていて、懸念があるとしたら何なのか

この辺りがもっとはっきり理解出来た上で、マーケティングを志望する人が増えたらステキやん!と思っています。

そして、特に面接の場面で上のような質問をされたときに、なんとなくのイメージではなくて、みなさんが自信を持って言えることを増やせたらめちゃステキやん!と思っています。

ということで、さっそくマーケティングの全体像から細かな分類までをお話していきたいと思います!


1.マーケティングの立ち位値


そもそも企業とは「経営理念」を中心に存在しています。
例えばコカ・コーラの経営理念は以下のとおりです。

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出典:コカ・コーラ公式ブランドサイト

【Our Mission(経営理念)】
・世界中の人々のからだと心、そして精神をリフレッシュします
・私たちのブランドやさまざまな活動を通して、人々が楽しく前向きになれるひとときを提供します
・私たちが関わるすべての場所・分野において、価値を創造し、変化をもたらします

「コーラを売る」なんてどこにも書いていませんよね。笑
でも、この理念が先にあって、それを実現する手段としてコーラを売るというのなら納得です。やはり企業の中心には、「経営理念」があるんです。


このような理念を実現し続けるためには、収益をあげながら企業自体が存続していく必要があります。

そして収益を確保するために、
みんなはどんな商品が欲しいのか分析して
企業の経営理念と照らし合わせながら進むべき方向性を決定して
どの程度お金や人手に余裕があるか考慮しつつ
具体的な戦略(作戦)を立てるのです。

この一連の流れが、マーケティングと言われる活動です。

つまり、まず「経営理念」があって
それを実現する手段としてマーケティングがあるという立ち位置だと思ってください。

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2.マーケティングの役割

マーケティングを用いて収益を確保し続ける、となった時に、そもそもその収益はどこからくるのでしょうか。

答えは、顧客です。

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どんな製品もサービスも、購入してくれる顧客がいて初めて存続します。
つまり、マーケティングの役割を整理すると、経営理念と顧客を繋ぐことであると言えます。

ここで、一歩引いたところから見ると、企業と顧客の接点ってたくさんあるということをお話ししておきたいです。

例えばメーカーであれば生産部門。どんな原料や機械を使うかによって、商品を売る時の価格が変わってきます。なので生産部門も広い視野で見ると顧客と繋がります。
また、人事部門もそうです。商品やサービスを企画して、顧客に届けるのは紛れもなくその会社で働く“人”ですよね。なのでどんな人を採用するかを考える人事も、広い視野で見ると顧客と繋がってきます。

就活をする中で、「弊社はこういう組織戦略をとっていまして~」などという説明を受けた経験ってありませんか?

これらは全て、
経営理念を軸に、マーケティング的な分析を行い、商品(サービス)と顧客を結んでみたところ、「こういう作戦で進めていったら良さそう!」という結論になりました、
というものなんです。

裏を返せば、経営理念の実現に向けて、企業活動の全てをより良いものにするために用いられるのが「マーケティング」だとも思えてしまうほどです。

(図に表すとこんな感じ⬇️)

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どうでしょう、マーケティングの役割についての理解が深まってきたでしょうか?

ここでお気付きの方も多いかと思いますが、広告を作ったりPR施策を打ち出すと言うのは、マーケティングによって描かれた戦略の一部にしか過ぎないんです。

実際のマーケティングという言葉に含まれるものは、とっても幅広い。

だから面接などの場で「マーケティングがしたい」と言うと、「マーケティングの中でも何がしたいの?」となっちゃうんです。

ということで次の章では、皆さんが「マーケティングの中でもどこに興味があるか」を見つけられるように、大きな大きな「マーケティング」の中身を分解していきます!


3.「マーケティングの中身」

さて、マーケティングはありとあらゆる企業活動に絡んでくると言いましたが、ここでは分かりやすいように特定のサービス・商品に絞ってお話しします。

何かを販売するとなった時に、何も手を打たなくても勝手に売れ続けてくれるなら、それに越したことはありません。

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しかし、現実はそんなに甘くないです。特にここまで確認してきたように、経営理念を達成するために収益を確保し続けることを考えると、しっかりとしたマーケティング戦略が必要になります。

では具体的にどんな流れで何をして、マーケティング戦略を立てるのでしょうか?

ここで、収益の源泉は顧客にあるということに立ち返りましょう。
顧客に何らかの価値を提供してお金をいただくためには、以下のような取り組みが必要です。大きく4つあります。

①環境分析
・外部環境=競合他社のことや、世の中の流行を整理する(インスタ映えが流行ってるとか)
・内部環境=自社が今できることとできないことを整理する(お金どのくらい使えるかとか)
・上記2つから、どの市場で戦うと良さそうか、という見込みをつける。

②戦略策定
・市場を細分化してターゲットを決める。(30代の女性をターゲットにしようとか)
・ターゲットに対して自社の商品をどのように認識してもらうかを考える。(高級品はいっぱいあるから、自分たちは安さをウリにしていこうとか)

③施策立案
・商品の機能や価格を決める(商品企画
・販売促進方法を決める(認知度向上のための広告づくり、何度も買ってもらうためのステップメールなど)
・販売チャネルを決める(オンラインorオフラインなど)

④実行・評価
・③で決めたことを実行する
・実行してみてどんな効果が出たのかを分析して評価する(売上はどのくらい上がったのかとか)
・次の戦略策定に活用する。
➡︎①からの流れを繰り返す


みなさんはどの部分が面白そうだと思いますか?

色々な情報をリサーチして比較するのが好きな人は、「①環境分析」や「④実行・評価の中の効果検証」に面白さを感じるかも知れません。

既に出揃った情報を元にアイデアを組み合わせるのが好きな人は、「③施策立案の中の商品企画や広告づくり」の部分を面白いと思うかも知れません。

いずれにせよ、皆さんの過去の経験の中で「面白い」と感じたものが、マーケティング活動の中のどこに当てはまるのかを、いま一度整理してみてください!

4. 終わりに

今回の記事では、マーケティングの全体像を、男子大学生なりの解釈でまとめてきました。

皆さんの中でマーケティングという業務が、
「何となくこんな感じ!」から、
「具体的にこういうことをしていて、この部分が面白そう!」という風に変わっていたら幸いです。

また、今回は全体像を整理することがメインでしたが、次回からはより切り込んで、「環境分析の具体的な手法」や「広告づくりの裏側」も紹介していきます!
お楽しみに^^!


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このノートを書いた人⬇️

砂川浩之(@sngwhryk0319
web広告代理店20卒内定者。新卒採用の面接官と、Web広告の製作をさせていただいています。趣味は欧州サッカー観戦とうどんを食べることと、猫を愛でること。うどん県出身ピチピチの22歳。家事代行の個人事業もしています。普段は神戸市外国語大学で英語を専攻している大学生。




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