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目次② ー信用創造ー

さて、信用創造については全て書き切った、ということではありません。
今後も書き足して行くつもりですが、記事数も多くなったので、とりあえず現時点での「目次」をまとめさせていただきます。

入口では「信用創造」とは「借金(負債)を申し込むと出現する貨幣のこと」、ということを書きました。

これは「貨幣の信用」のような独自理論ではありません。単に事実を書いたものです。
独自理論は次からになります。

この「1.民間の信用創造」と「2.政府の信用創造」の2つに信用創造を分けて考える、というのは(多分)独自理論です。

そして、

こちらで

「2.政府の信用創造」は負債を積み上げ、赤字であろうと問題がない、破綻しない

ことを示しました。

ぶっちゃけこの理論だけで「財政破綻論」は完全に論破できています。

信用創造の⑤、⑥では「政府の信用創造」と「民間の信用創造」を色々な図解で示しました。

こういう感じのやつですね

この図解は今後も使ってゆきます。

⑦ではなぜ政府の信用創造は国債を直接日銀に買い取らせず、民間銀行を経由しているのか?ということについて

それは「貨幣の信用」を確立するためである

ということを示す内容となっています。
この

「貨幣の信用」

こそが、私の経済理論の特徴だといってよいでしょう。
今後も何度も登場する、切っても切り離せない用語になります。

この信用創造⑧で、私は「貨幣の信用」とは別種の信用である

「与信」

という信用について示しました。
「与信」とは大切な要素ではあるのですが、「貨幣の信用」よりは弱い、「貨幣の信用(弱タイプ)」のような信用になります。

しかし、一般的にはこの「与信」も「貨幣の信用」だ、と思い込んでしまう人が多いため、それとは違うのだ、ということを記載した内容になります。

そして、先ほど示した図解4の中で「貨幣の信用」を保つために必要な「日銀当座預金」とは何なのかの説明をこちら⑨、⑩で行いました。

さて、ここでおとなしく終わればいいのですが、
ここで話をまた一転させてしまうのが、私の悪い癖、というか真骨頂なところでもあります。

今まで長々と語ってきた内容は、「貨幣の信用」の確立のために「政府の信用創造」がいかに大切か、ということを示した壮大な物語なわけですが、

その物語が(大切ではあるのですが)虚構の物語でもある、

ということをこちらで示してしまいます。

なぜこのような、大仰などんでん返しを行わなければならなかったのか…。
それは何度も繰り返しますが、「貨幣の信用」のためなのです。

A.貨幣の信用のための物語と、
B.民間の信用創造を優先して実践すること。

このA.B.両輪があってはじめて、「信用創造」という「現代化貨幣の貨幣発行システム」は成立しているわけなのです。
A.B.については下のリンクを是非ご覧ください。

以上が、現時点での「信用創造」についての「目次」となります。

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