Orchid

私をインターネットに残しています。

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はじめに?

「インターネットに個人情報を載せるなんて」と頑固に思い続けてきました。けれども今の時代、自分自身のこんせきをインターネット上に残しておくのも悪い事では無いのかもしれない、と考えが変わってきました。 そこで、このノートに私自身を記していこうと思います。私が居なくなったとしても、こんせきは全世界に公開された状態で残ってくれるわけです。(あるいは犯罪で逮捕されたらこれが特定されて報道されるのでしょうね‥‥) 主に若い頃の思い出を書きます。なんとなく、きらきらした輝きを纏っている

    • 俺の食べ物回想記vol.4~朝食編~

      ①ある民宿のパンケーキ 我々家族は、夏の北海道旅行が大好きである。各地旅行をしたが、結局北海道が一番イイネ!という結論に達している。 その理由の一端を担っているのが、富良野のとある民宿でだ。我々はここの大・ファーンである。ここ数年行っていないが、何度も宿泊しており、また行きたいなと思っている。設備はガタガタな部分もあるが、素晴らしいサービス、温かなおもてなしがあり、こぢんまりとして大変居心地が良い。身体が溶け出していくような自然に囲まれ、空気も澄んでいるように思われる。

      • 俺の食べ物回想記vol.3~アイスとジュース編~

        今日は甘いものシリーズ書いちゃおうかな! ①ホームランバー 幼少期に面倒を見てくれていた祖父母が、決まって買ってくれたのがこれだった。あるいはソーダのアイス。今調べたけど多分角10棒だと思う。 下校してまずはおやつタイムで、それらを1つ食べることにしていた。ばあちゃんたちは何個でも食べて良いよという。でも学校で再三「お菓子は良くない」と教えられていたので、私は自分なりに自制していたのである。ぶっちゃけ毎日アイス食べるなんて、子供にしては多すぎると思うけどね。それでも生来

        • 雨の音

          雨の音を聞いていると、過去にあったはずの大切なことを思い出しそうになります。 また今年も私の大好きな5月がやってきました。5月はちょっとわがままな女の子みたいなところがあります。昼夜の寒暖差が大きかったり、日差しが眩しすぎたりするのね。こないだまで冬だった気がするのに、実は日がとても長いし。まだ5時だっていうのに空が明るくなっているのを見ると、朝だよ!と大声で叫ばれている気分になります。降ったり止んだりな雨が多いというのも、理由の一つな気がする。あなた、昨日まであんなに近づい

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        はじめに?

          吹奏楽パート別カレー選手権

          結構はっきりしたカレーの思い出がある。弱小吹奏楽部の記憶~番外編~ということで。 中学1年生の夏休み。部員の親睦を深める意味合いで、みんなで料理を作る会が催された。記念すべき第1回のお題は「カレー」だった。 パートごとに、「楽しく作ろうね」ということで始まったのだったが、いつの間に「どこのパートが一番旨いカレーを作れるか」と趣旨が変わってきていた。パート別カレー選手権の開幕である。 このカレーというのが、かなりパートの雰囲気に寄っているというか、漠然とある「この楽器やって

          吹奏楽パート別カレー選手権

          雪融けの甘さに思うのは

          どうにかテスト週間を乗り越えて、晴れ晴れした気持ちで下校していた(あんときはまだ勉強ついて行けてたのにね)。 入稿締め切りもまだまだだったので、直帰した。地元の駅に降り立つと、空は冬にしては珍しい抜けるような青空だった。雲1つ無く、まるでそれが当然かのように、澄ました顔で広々と居やがるのだった。 数日前に降った雪がまだそこいら一面に残っており、踏むたびに粒子の粗い「ざくざく」という音がした。電車から降りた瞬間はやはり空気が冷たいと感じたが、こうして歩いているとそこまで寒くは

          雪融けの甘さに思うのは

          夏に沈む春の濁り

          私は春が好きだ。春のことを年中考えている。頰を撫ぜる間の抜けた風や、陽光にほっくりした土の匂いや、店頭に澄ました顔の桃色の菓子たちや、散歩するうちにコートを脱いでしまう瞬間のことを、私はずうっと考えている。ああまた季節は巡ってきたと、気だるい希望が満ちた僅かなひとときを、いつだって渇望しているのだ。 私は、私の中に思い浮かぶ光景を(あるいは私による感覚そのものを)、寸分の狂いもなく記憶し思い出すことができると信じている。春には五感や六感全てが、充分に機能していると感じる。 だ

          夏に沈む春の濁り

          コンクールの近くなったある日に

          「元弱小吹奏楽部員の記憶(5)」です。ここ最近災害並みの酷暑が続き、私が小学生の頃、ほんの10年前はこんなんだっただろうか、と首を捻っているところです。 夏至を越えた、ちょうど今の時期が予選大会のラストスパートだったはずです。私達は3階の音楽室から楽器を全て運び出し、体育館で練習していました。(ミニバスやママさんバレーで使うときは会議室へ移動)しょっちゅうあるホール練習の度に3階から運搬しなければならない手間を省くため、また残響を聞くという練習をするためでした。 体育館で

          コンクールの近くなったある日に

          学校の石油ストーブ

          先日は例のように投票に行きました。こっちに来てから初めての選挙だったので、近所の小学校に入ったのも初めてでした。(やっぱり人が多いんですね、校舎内も土足で上がれるようにしてあって、順路もあって、人も各所に配置して非常にスムーズに投票できるようにしている。それともコロナだからなのか?地元の集会所みたいに悠長に靴なんか脱がないんだわ。投票の時に他の住民に会ったことって、ほとんどなかったし) それで、想起することがいろいろとあったのです。その一つが石油ストーブ(でっかいヒーター)

          学校の石油ストーブ

          台風の去った空白の時間

          本日は高3の時の記憶です。 高3の10月に、過去最大級の台風が直撃して、ここら一帯はかなり甚大な被害を受けた。全く思いもよらなかったところが浸水し、崖が崩れ、家が壊れた。幸いにも、私の家がある辺りは河川からも遠く、山もない平地に位置するために、そういった直接的被害はほとんどなかった。けれども、通学に使う電車・バスは水に浸かって、まるっきりダメになってしまった。 それでも2日ほど休校になったくらいにして、高校は再開するというので、私は母親に送ってもらって学校に行くことになっ

          台風の去った空白の時間

          アンコンの記憶

          今日は「元弱小吹奏楽部員の記憶(4)」です。これは私が5年生の時の記憶で、吹奏楽に関する思い出の中で、一番幸せなものの一つです。この思い出を、一番文字にして残しておきたかった。削るべきところも全部書いてるから、激長になっちゃった。 また当時の仲間に会えたら、私は感謝の気持ちを伝えたい。こんなにも楽しい思い出をありがとう。どうしようもないクズの私だけど、あの時こんなにも温かく接してくれてありがとう。彼女たちにとっては取るに足らない出来事かもしれないし、あるいは全然幸せな思い出

          アンコンの記憶

          夏休みに関する記憶(殴り書き)

          いい加減限界だ。他の人が散々思っていることだろうが、時が止まっている気がする。受験が終わったら、ディズニーシーに行ってファンタズミックの最終公演を見届けて、友達と遊んで、家族で温泉も行って、大慌てで引っ越しして、入学式に出て、新歓に参加してサークルに入って。そうして2020年が始まるはずだった。誰も悪くないし、全ての事実を飲み込んで新たな道を切り開くことが求められているとは理解できる。生きるしかないことも分かる。自分がだだをこねるほど幼いとは思わない。それでも以前の世界ででき

          夏休みに関する記憶(殴り書き)

          俺の食べ物回想記vol.2~給食編~

          給食はまじで思い出が多すぎる。給食、また食べたい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ①八宝菜八宝菜って家で作らんし、外食でもなかなか食うものではないので、給食で食べられるのを私は本当に楽しみにしていた。給食の中であんなにアツアツで提供される汁物ってなかなかないし、やっぱり”ウズラの卵”がね…ウズラの卵の宝物感ってすごい。八宝の序列はウズラの卵が頂点である。次がイカかな。アミアミに切れ目が入ったヤツ。それから八宝菜って、一緒に出てくる副菜が美味いんですよ!八宝菜+もや

          俺の食べ物回想記vol.2~給食編~

          俺の食べ物回想記

          ①富良野で食べたアイスメロンパン 2016年の夏の家族旅行。めちゃくちゃ暑かったのもあるかもしれないが、とても美味しかった。冷たくて甘くて良い匂いがして、フカフカしている天国の極みみたいなパンは我々の体に染みわたった。ああ、こんなにも贅沢な食べ物を口にしても良いのだろうか。サイコロ状のメロンがごろごろ挟んであって、その圧倒的な姿を写真に収めるべく、父は一眼、母はスマホ、私はデジカメを構えてパンを取り囲み、パシャパシャシャッターを切った。アイスを溶かすという失態などせぬよう(扇

          俺の食べ物回想記

          初めての一人旅

          今日は私の初めての一人旅の経験を書いておこうと思います。これは今までの話に比べれば随分最近(?)の話で、大学1年の頃になります。 講義が休講になる、という連絡がたった今入ってきた。 バイトでお金がある程度貯まったら、とりあえず、近場に旅行に行こうと思っていた。けれども講義もバイトもあるしで、2連休はどこにも作れそうになかった。冬休みに入っちゃうと料金が高くなるし。今年中はもう無理か〜、と思いつつ、ホームページや予約サイトを眺めていたところだった。 「来週の講義はお休みで

          初めての一人旅

          ふゆのアイスと幼少期の洗脳

          今日は冬あるある、暖かい部屋でアイス食べたい、に関する記憶です。 小学校4年生の冬、ものすごくアイスにはまって、2、3日おきには必ず食べていたことがあった。現在からすれば「すごくはまってるのに、2、3日おき!?」と思うのだが、当時からすれば、これは凄まじい頻度と言って良い。 「お菓子の食べ過ぎはいけません」とさんざっぱら指導されている中で、砂糖の塊を食らう罪悪感。スーパーやコンビニに行って、一個だけ買おうとする私に、母親は「いっぱい買っちゃいなよ~」と言う(誘惑する)。食

          ふゆのアイスと幼少期の洗脳