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M1 MacでGPUレンダリングできるようになっちゃった...。RedshiftがM1チップに対応!!!

こんにちは、Kumaです!
先日、M1 iMacが発表されました、それに関係ある話で、今回はM1 MacでGPUレンダリングできるようになった話をします!


[Redshiftとは]

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RedshiftはCinema4DのMAXONが持っているGPUレンダラーです。2019年にMAXONがREDSHIFTを買収しました。Cinema4D標準搭載のレンダラーではないですが買収したことによりCinema4Dとの相性が上がると思われ、将来性があります。

[特徴]
・Cinema4D標準のマテリアルをそのまま適応できることが多い
・レンダリングが他に比べて速い
・Cinema4Dで安定して動作する
・写実的に表現できる
・他に比べて上級者向け(多くの場所を調整しないと綺麗に見えない)


[RedshiftがM1チップに対応!!!]

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ついに4月13日、RedshiftがM1チップに対応しました!もともとパブリックベータ版がリリースされていたのですがmacOS 11.3のリリースに合わせて正式版が提供されるようです。

MAXON公式ページより↓

Maxonは本日、M1搭載のMacやAppleのMetal Graphics APIのサポートを含むRedshift for macOSの提供を開始したことを発表しました。数々の賞を受賞したプロダクション向けレンダラーであるRedshiftは、レイ・スイッチ、柔軟なシェーディングネットワーク、モーションブラー、AOV、ディープ・アウトプット、レイヤードEXRなど、豊富な機能を備えています。他のGPUレンダラーとは異なり、Redshiftはバイアスレンダラーであり、アーティストは制作に最適なパフォーマンスと品質のバランスを得るために、個々の技術の品質を調整できます。ユニバーサルソリューションであるRedshiftは、M1とIntelを搭載したMacの両方でハイエンドのパフォーマンスを発揮できるように最適化されています。

[特徴]
・M1チップ、Intelチップ両方をサポート
・AppleのMetalに対応
・Nvidia GPUを使用した時とほとんど同じ結果が得られる
・macOS 11.3リリースに合わせて提供

[レンダリングスピード]
CGでのレンダリングはどれだけ時間がかかるのか、が重要となってきますがこれについては問題ないようで、MAXON公式サイトの記事によると

RedshiftをmacOSで使用した初期のテスターからは、いくつかの重要なパフォーマンス結果が報告されています。イギリスに拠点を置くLunar Animation のディレクター、James Rodgers氏は、「Mac Pro上のRedshiftでレンダリングすると、信じられないような結果が得られました。Outfit7が開発したアクション満載の戦略モバイルゲーム『Mythic Legends』向けに制作した、非常にエフェクトの多い典型的なゲームシネマティックのフレームは、以前は1フレームあたりのレンダリングに26分かかりましたが、それが今では、わずか58秒でレンダリングできるようになりました」と語っています。

と書かれています。以前どんな機器を使ってレンダリングしていたのかはわかりませんが1フレーム26分かかっていたものが58秒になるのはとてもすごいですよね...。



[今後]

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このように主要GPUレンダラーの一つであるRedshiftがMacに対応しました。 また、Cinema4Dユーザーがよく使うOctane Renderは既にMetalに対応済みです。この流れを見ると、Mチップへの移行が終わるであろう2023年にはほとんどすべての主要CGソフト、GPUレンダラーがM1 Mac、Metalに対応するのではないでしょうか。M1チップがどこまで力を発揮するのかは実際にレンダリングしてみないとわかりませんが今後のMacでのCG作成が楽しみですね。

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