過去の出来事を思い出してモヤモヤしてしまう自分との付き合い方
昔のことにいつまでも囚われてるなんて、もったいない とか
とっとと手放して今・これからに目を向けるべき なんて言われて
あなたは心底、その話が腹に落ちますか?
あるいは、聞いた直後だけなら多少その気にはなれるかもしれない。いや、一度聞いてすんなり意識を上書きできる人なら、それはそれで問題ない。
でも、それできる人、実際のとこどれくらいいるんだろうか。
少なくとも私は無理なんですよね・・・。自分なりでもいいから、明確に納得するだけの理屈もないまま事を有耶無耶になんかできない性格だから。
私にも「あの出来事を、なかったことのように忘れられたらどんなにいいだろう」と思ってきた過去の経験が、いくつかあります。
そして幾度となくそれらを自分の意識から消し去ろうと模索しました。
でもどんなに心理の学びを深め、穏やかで中庸なメンタルを手に入れようとも、それは叶えられぬまま。
正直なところ、そういった出来事は現在の私の日常にとって、もはや何の影響力も持ち合わせない遠ざかった世界の『いつかの話』であるにも関わらず、です。
ならば、私はこんな心理や自分自身とどう付き合えばいいのだろう?
世の中では”時間薬”とか”10年一昔”なんて昔からよく言うけれど、
事によってはそれ以上の月日を数えても、どうやらこの件が一掃されることはないらしい・・・と薄々気づき始め、私は考えました。
そしてたどり着いたのは、一つの仮説的結論。
ここから先は
2,272字
¥ 330
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?