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るか
2022年3月17日 15:53
『詩のこころを読む』という本は、詩人の茨木のり子が、日本の現代詩を若い人たちに向けて紹介したものです。茨木のり子は、1926年に生まれ、太平洋戦争の最中で青春を過ごしました。有名な『感受性くらい』という詩に象徴されているように、己を厳しく見つめながら読み手をも励ますような詩を、世に多く発表してきました。 そんな茨木のり子は、この本の中で、多くの魅力的な詩を紹介しています。ただ他人の詩を並べ、
2020年10月3日 02:36
今回は、詩人・最果タヒの詩集『夜空はいつまでも最高密度の青色だ』(最果タヒ著/リトルモア社)について書きたい。 最果タヒは1986年生まれ、2004年よりインターネット上で詩作を開始、後に詩誌『現代詩手帖』に投稿を始め、現代詩手帖賞受賞。初刊行の詩集『グッドモーニング』で中原中也賞受賞。詩人、ともに小説家として活動している。 詩集の全体を解釈するためにまだ言語化できていないので、僕がこの