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大林宣彦の映画はファンタジーではない
私が大人になったから、そう思うのか。近頃、大林宣彦の映画を何回も見て、思うのは、ファンタジーではないということだ。
昔、私は小学生だった頃、「水の旅人」を見に行った。というかチケットをもらったから行かざるを得なかった。その時、父は、「大林宣彦はファンタジーが日常に入り込んでいるから嫌いだ」と言った。その頃から、私は父の前で大林宣彦作品にハマりにハマっていることを言えずにいる、未だに。
しかし、
「海辺の映画館 キネマの玉手箱」を見た
私は尋常じゃないほど緊張して家を出ました。
これが大林監督の最後の作品であること。
それに、尾道をスクリーンで見るのが初めてだということ。
さらに、3時間座っていられるかと言う不安。
私は戦争モノが嫌いで、怖くて、心が張り裂けそうで、そういった感覚になるのではないかという不安などなど、
数え上げればキリがないほどのあらゆるコトが頭を駆け巡りパニックになりそうでした。
これは、主人公3人
転校生さよならあなた
を見た。
石田ひかりが登場すると、パッと画面が華やかになる。
お顔と声と姿勢の良さがそうさせるのだ。ただ、屋上で倒れるシーンは怖かったです…。
ピアノの話をするシーンで、「ノベレッテン、シューマンの」というセリフにグッと来た。「ふたり」のオマージュがある映画は、これが初めてではないだろうか。私が見てないだけなら、楽しみが残っているだろう。
入れ替わった一夫と一美の親が、それぞれに、自分の子
「ふたり」と「青春デンデケデケデケ」の初ブルーレイ化
大林監督作の「青春デンデケデケデケ」と「ふたり」が初Blu-ray化。8月7日と9月9日にそれぞれ発売されるらしい。
「ふたり」のDVDは、デラックス版とプレミアム版を既に所持しているが、特典映像とブックレットがどんな内容になるか発表されていないし、ブルーレイの画質で堪能したいから、たぶん買うかもしれない。
「青春デンデケデケデケ」待ってました!むかーし、BSプレミアムで放送したものを録画した
大林監督が亡くなった
覚悟はしていたけど、悲しい。
一度もお会いすることが出来なかった。
私は、原作にはない「ふたり」のラストシーンを創った大林監督が永遠の憧れです。
聞いてみたいこともあった。
時々、暴走しまくってついていけない感があったのも、また良い笑。
感謝しきれない、
本当に本当にありがとうございました。
はるか、ノスタルジィのサントラが素晴らしい
風邪をひいて、今日はすべての予定をキャンセルした、
久石譲の「はるか、ノスタルジィ」のサントラを聴いている。
映画の内容を知っているからなのか、
この郷愁を感じる、かつ憂いめいていない不思議な明るさもある、けれどミステリアスな曲が、大好きだ。
「ふたり」よりも、大人っぽく、
かつ、妙にあっけらかんと、乾いたスッコーンと突き抜けた爽快感がある。
はるか、のキャラクターも彷彿とさせるせいも